天理市・なら歴史芸術文化村で、文化財修理の完成記念展を開催中!

開村5年目の修理完成記念展

今年で開村5年目を迎える天理市の「なら歴史芸術文化村」。

同施設では、過去最多となる6件の文化財が修理を終えてお披露目の時期を迎えたことから、2期に分けて修理完成記念展を開催。

現在開催中の第Ⅰ期「仁王さんと當麻曼荼羅」は、6月7日(日)まで。続く第Ⅱ期「ほとけさまとしゅうり」は、7月4日(土)~8月16日(日)の期間で開催される。

よみがえった當麻寺の仁王さん

葛城市指定文化財 金剛力士立像のうち吽形像 當麻寺所蔵

開催中の第Ⅰ期の見どころのひとつは葛城市の古刹・當麻寺(たいまでら)の仁王門に安置される金剛力士像。

金剛力士像は阿形像・吽形像の2体があり、ともに3メートルを超える。

このうち阿形像は、頭部にニホンミツバチが巣を作り、汚損や劣化が進んでいたことから、令和4年度から2年がかりで同施設で修理が行われた。阿形像と入れ替わる形で令和6年度からは吽形像の修理が開始され、このたび晴れて修理が完了。修理内容のほか、解体で得られた作者等に関する新知見も紹介している。

必見!極楽浄土のパノラマ

左:奈良県指定文化財 當麻曼荼羅 當麻寺奥院所蔵の約2分の1サイズのバナー  中:當麻曼荼羅 當麻寺奥院所蔵  右:當麻曼荼羅 永福寺所蔵

5ヶ年にわたる修理が完了した、當麻寺奥院に伝わる4m四方の當麻曼荼羅(奥院本當麻曼荼羅)についても必見。修理の内容や修理中に発見されたことを詳しく紹介するとともに、當麻曼荼羅信仰の広がりと仁王門の歴史について、関連資料とともにひも解いている。

奥院本當麻曼荼羅は前期のみの展示で、現在は約2分の1サイズのバナーが展示されているが、パネルや映像を通してその迫力ある修理の様子に触れてほしい。

夏休み企画の第Ⅱ期にも注目

左:奈良県指定文化財 釈迦十六善神像 岡寺所蔵  右:奈良県指定文化財 四天王立像のうち広目天像 光堂寺所蔵

7月4日(土)から開催される第Ⅱ期の展示「ほとけさまとしゅうり」は夏休み企画として開催。こどもたちをはじめとする幅広い人びとが、仏教や仏像・仏画の修理に親しんでもらえる内容となる予定だ。

文化村で行われた仏像と仏画の修理を通して、ほとけさまの世界をのぞいてみよう!

第Ⅰ期、第Ⅱ期ともに観覧は無料。

よみがえった文化財とその過程を間近で見られるこの貴重な機会にぜひ足を運んでみて。

イベント概要

開催期間:
・特集展示「修理完成記念 仁王さんと當麻曼荼羅」|開催中~2026年6月7日(日)
・特集展示「修理完成記念 ほとけさまとしゅうり」|2026年7月4日(土)~8月16日(日)
会場:なら歴史芸術文化村 文化財修復・展示棟 地下1階展示室

なら歴史芸術文化村

文化財修復・展示棟 写真:衣笠 名津美

住所:奈良県天理市杣之内町437-3
電話:0743-86-4420
開館時間:9:00~17:00(入室は16:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)
駐車場:駐車台数80台
アクセス:JR・近鉄天理駅より直行シャトル運行中(事前予約要)

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