祝・「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産登録!

1300年以上の時を超え、古代日本の都が世界の宝に

出典:世界遺産「飛鳥・藤原」協議会HP

奈良県の明日香村・橿原市・桜井市に広がる、古代日本の情景と巨大な都の跡――。その古代国家の形成を物語る世界に類を見ない価値が世界に認められ、2026年7月、晴れて「飛鳥・藤原の宮都」が世界遺産に登録された。今回の登録を受け、地元自治体や関係者からは喜びの声が上がっており、世界遺産登録を機に、「飛鳥・藤原の宮都」への関心がさらに高まり、国内外から多くの人々が訪れることが期待されている。

世界遺産とは、過去から現在へと受け継がれ、未来の世代にも残していくべき「人類共通の宝物」のこと。ユネスコの世界遺産条約に基づき、世界的に見て「顕著な普遍的価値」があると認められた文化遺産、自然遺産、複合遺産が登録される制度である。

参照元:公益社団法人日本ユネスコ協会連盟

つまり、「飛鳥・藤原の宮都」が世界遺産になったということは、奈良の、そして日本の古代史が、世界中の人々が守り伝えていく価値のあるものとして認められたということなのだ。

藤原京ってそんなにスゴイの?

出典:世界遺産「飛鳥・藤原」協議会HP

藤原京は、694年に完成した、日本で初めて条坊制を取り入れた都市計画のもと造られた都である。碁盤の目のように道路が整備された都市には、天皇が政治を行う宮殿や役所が置かれ、中央集権国家として完成した日本の姿があった。
その後16年間、藤原京は古代日本の政治・文化の中心として機能したのである。710年に遷都した平城京の設計に引き継がれたのは言うまでもない。

つまり藤原京は、単に「昔の都」ではない。

飛鳥と藤原、それぞれの魅力とは?

国営飛鳥歴史公園内にある高松塚古墳
出典:世界遺産「飛鳥・藤原」協議会HP

飛鳥エリア: 緑豊かな里山に、石舞台古墳や飛鳥寺、高松塚古墳などが点在。大陸の影響を強く受けた文化や、古代日本の歩みを体感できるロマンあふれるエリア。

藤原エリア: 日本初の都・藤原京の中心であった藤原宮跡では、季節の花々(菜の花やハナハス、コスモス)と、大和三山を見渡す絶景も魅力。

世界遺産には、文化遺産、自然遺産、複合遺産という3つの種類がある

世界遺産と一言で言っても、2026年7月時点で1273件が登録されており、その内容はさまざま。おおまかには、記念工作物、建造物群、遺跡などが登録される「文化遺産」、地形や地質、生態系、絶滅危惧種の生息地などが登録される「自然遺産」、「文化遺産」と「自然遺産」の要素を両方あわせ持つ「複合遺産」という3つの種類に分類されている。

「飛鳥・藤原の宮都」は「世界文化遺産」として登録されており、東アジア(中国・朝鮮半島)との交流を通じて、天皇を頂点とする中央集権国家としての「日本」が誕生し、成立した過程を証明する遺跡群としての重要性が評価された。

世界遺産って、ほかにはどんな場所があるの?

では、世界遺産には他にどんな場所が登録されているのだろう。日本国内でいえば、兵庫県の姫路城、広島県の厳島神社、鹿児島県の屋久島。奈良でいえば「法隆寺地域の仏教建造物」、そして東大寺や春日大社、唐招提寺など8つの資産を含む「古都奈良の文化財」がある。

世界に目を向ければ、インドのタージ・マハル、フランスのヴェルサイユ宮殿、ペルーのマチュ・ピチュ、オーストラリアのグレート・バリア・リーフなど、誰もが一度は名前を聞いたことがあるような場所が並ぶ。

「飛鳥・藤原の宮都」をめぐりたい方は

出典:世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会HP

世界の名だたる遺産と肩を並べた「飛鳥・藤原の宮都」。およそ1300年前の日本国が築かれたこの地域が、いま、世界遺産に登録されたことは大変喜ばしいこと。

「行ってみたい!」「どんな場所か巡ってみたい!」と思っている方も多いはず。

そこで、「飛鳥・藤原の宮都」の見どころを効率よく楽しむためのぱーぷるおすすめモデルコースをご用意。
ぜひそちらの記事もお楽しみに!

【世界遺産「飛鳥・藤原」協議会】公式ホームページ

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松石

長年フードイベントの出店ディレクションを担当。日々“奈良のうまいもん”探しに奔走中。尊敬する人は、中島らも。

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