【新大宮】隠れ家的な居酒屋発見！「酒処竜の家」で美味しい魚料理と地酒に舌鼓

和食海鮮料理奈良市

2025/02/14 21:00

ぱーぷる編集部（松石）

近鉄新大宮駅から歩いて２～３分ほど。

老舗から新店まで、多くの飲食店が居並ぶ駅前の通りに、半年前にオープンした居酒屋『酒処竜の家』。

表の看板に張り付けられたメニュー表には、魚料理を中心とした居酒屋メニューが並ぶ。

呑兵衛の心をくすぐるラインナップに、吸い寄せられるように店内へ。

まずは一杯、とメニューを開くと、あまり一般のお店ではお目にかかれないような地酒の名前がずらり。

少々ディープ(？)なラインナップに驚きながらも店主に話をうかがうと、それもそのはず、こちらの日本酒の仕入れ先は天理市の酒店『登酒店』。

品数の多さとマニアックな品ぞろえで人気を博している同店で、一つ一つ試飲をしながら店に置く酒を決めたという。

しかしながら、この値段でこれらの地酒が飲めるのは嬉しい。

日本酒は奈良の地酒が13種、県外の地酒が9種、と品揃え豊富。フレッシュな生酒がメインに取り揃えられている。※品数は変動する場合有り

魚は全て境港から直送されたもの。

店主の父親の知り合いが境港の市場関係者で、その縁で新鮮で質の良い魚を仕入れることができるのだとか。

貝や白身の魚は歯ごたえしっかり。

脂の載った赤身は臭みがなく、程よい甘み・旨味が楽しめる。

もちろん魚はお造りだけでなく、一品料理もバリエーションが豊富だ。

ミシュランで星を獲得した和食店での勤務経験もあるという店主が作る一品は、派手さはないがどれも丁寧に下ごしらえがされている印象。

お刺身盛り合わせ 5種 1,450円　※お刺身の内容は魚の入荷状況で変化あり

鯛あら炊き 950円 ※炊きものの内容は季節や入荷状況によって変化あり

店主の魚谷さんは、京都の和食店などで約８年間の下積みを経て開業。

フード、ドリンク含め、かなりのメニュー数だが、テキパキと対応してくれる姿は見ていて心地よい。

また、店主が若いからなのか、客層は意外と若い方が多く、カウンター向こうの店主・魚谷さんと楽しくコミュニケーションをとりながら酒と肴を楽しんでいる。

こういった店が増えていけば、若者のお酒離れなんて杞憂なのではないかしらんなどと思いつつ、気が付けば杯を重ね、新大宮の夜は更けていく。