【酒蔵紹介編】もうすぐ開催!酒フェスティバル『KIGEN』に向けて奈良のお酒を予習しよう<編集部試飲レポート>
魅力的な奈良のお酒をご紹介!
先日こちらの記事「5月29日(金)~31日(日)開催。全国57蔵が集う、酒フェスティバル『KIGEN』in奈良」でも紹介した、奈良県最大の酒イベント『KIGEN』。今回はそんな『KIGEN』をもっと楽しんでいただくために、当日出店する県内酒蔵を紹介する。
しかし、ただ紹介するだけでは面白くない。
ということで、今回は特別に『KIGEN』の会場であるコンベンションセンターからほど近くの居酒屋『竜の家』で実際に県内酒蔵が丹精込めて作った日本酒を飲み比べてみた。
さすがに15蔵分すべてを飲むことができない(飲めないことも無いが酔っぱらってしまう、、)ので、4蔵分の日本酒を抜粋したことをご容赦願いたい。
今西酒造 みむろ杉

酒屋によっては「おひとり様~本まで」といった張り紙が出るほど人気の酒蔵、今西酒造の『みむろ杉 特別純米 辛口』。
口当たりは爽やかだが、旨味がしっかりとあり、ほのかな酸味が感じられる。
これはどんなお料理にも合いそうだが、お肉、揚げ物などしっかりめの味付けの料理に合うかもしれない。
油長酒造 風の森

こちらは県外からの人気も高い油長酒造の『風の森 ALPHA1』。
微発泡で爽やかな甘みと華やかな香りを楽しめるお酒だ。
食前酒にチョイスするのも良いが、白身魚の刺身や洋食の前菜に合わせるのも良さそう。
倉本酒造 倉本

レストランなどでもよく目にする倉本酒造の『倉本 クランジ』。
口当たりはすっきりとフルーティーさを感じさせながらも、料理の邪魔にならないお淑やかだが奥深いうまみのあるお酒。
海鮮はもちろん、煮炊きものや天婦羅など日本料理全般に相性が良さそう。
北岡本店 YATAGARASU

パッケージが印象的な『YATAGARASU CORE RED』。
どっしりとした旨味とさわやかなフルーツ香を併せ持ったお酒。
燻製や肉料理など重めの料理にも合わせることが出来そうだ。
『KIGEN』に参加する奈良県酒蔵15蔵
県内外の蔵元、クラフトサケ、ブルワリー、ワイナリーなど計57団体・約250銘柄が登場する『KIGEN』。
そんな『KIGEN』に参加する奈良県の酒蔵は以下の15蔵だ。
※順不同
日本酒の“今”を体感
日本酒の歴史は長い。
古くをさかのぼれば、およそ2000年前の紀元前後に神にささげる供物として“口噛み酒”が奉納されていたところから始まり、中国から麹を使った発酵文化が伝来したのが奈良時代。
大和朝廷でいわゆる“どぶろく”が作られ出したのを起点に、寺院を中心として(神仏への供物、および貴重な収入源として)酒造りが広まり、室町時代には正暦寺(奈良市)が、透き通ったいわゆる清酒の製造法を確立していたとみられる。
そんな長い歴史のある日本酒なのだが、あくまで個人的な感想として、この10年~20年ほどで日本酒のトレンドは大きく変化してきたように感じる。

一昔前のうまい日本酒の形容詞といえば“キレ”や“辛口”といった表現が主流だったのに対して、最近の居酒屋や酒屋では“フルーツ香”や“ジューシーさ(酸味)”といった表現がよく見られるようになった。
実際に味わってみると確かに芳醇な香りと酸味を持つものが多く、一昔前と比べると非常に華やかな味わいの日本酒が増えた印象だ。
食文化の変化や蔵元の代替わり、若い世代やライトユーザーに対しての取り込み戦略など要因はたくさん考えられるが、1000年にも及ぼうかという清酒の歴史の中で一つの転換点が訪れていると考えるのは大げさだろうか。
何はともあれこれだけの蔵元や酒にまつわる事業者たちが一所に集うのは非常にまれな機会だ。
是非この清酒発祥の地・奈良で日本酒の今をたらふく味わっていただきたい。

イベント概要
イベント名:KIGEN Japanese Sake Fest
開催日:2026年5月29日(金)~31日(日)
開催時間:11:00~17:00
会場:奈良コンベンションセンター
アクセス:近鉄新大宮駅より徒歩約10分
住所:奈良県奈良市三条大路一丁目691-1
駐車場あり(※入庫後60分以内無料・最大料金24時間/1,000円)
公式サイト:https://kigen-jsf.jp/
Instagram:@kigen_japanesesakefest


