中川政七商店『鹿猿狐ビルヂング』5周年。第1弾イベント「鹿づくし、春の祭典」が開催中
奈良の象徴“鹿”を主役に、ここで「シカ」できない7つの体験
中川政七商店の複合商業施設『鹿猿狐ビルヂング』が、2026年で開業5周年を迎えました。これを記念して、4月から12月まで、季節ごとのアニバーサリーイベントが順次開催されます。
第1弾となる「鹿づくし、春の祭典」は、5月31日(日)まで開催中。鹿寄せやガイドツアー、奈良県産の木でつくる鹿マグネット、鹿モチーフの限定スイーツまで、奈良の象徴ともいえる“鹿”を主役にした7つの体験が楽しめます。
今回は編集部が体験してきた内容を中心に、この春だけの特別な催しをご紹介します。
『茶論』の中庭で味わう、新緑の野点抹茶体験

中川政七商店による茶道ブランド『茶論(さろん)』では、期間中の日曜日限定で、屋外での野点(のだて)抹茶体験を開催。普段は店内の座敷で行われる自点て体験を、春の新緑に包まれた中庭で楽しめる特別な機会です。

スタッフの方のレクチャーを受けながら、茶碗にお湯を注いで茶筅をしゃっしゃっと振っていくと、少しずつクリーミーな泡が立ち上がり、鮮やかな緑のお抹茶に。口に含むと、ほのかな苦みとともにすっと喉を通る軽やかな味わいです。

京都産の抹茶と、鹿の焼印がされた特製のお菓子「鹿小種(しかこだね)」。茶碗は奈良の赤膚焼き、茶筅は生駒で作られた高山茶筌です。
「鹿小種」はこのイベント期間限定のお菓子。サクサクの皮に、粒の存在感がしっかり残った小豆餡を挟んだもなかで、抹茶のほろ苦さとの相性も抜群です。
新緑の香りに囲まれながらいただくお茶は、春のやわらかさを感じられます。かしこまった茶道とはまた違う、開かれた抹茶の楽しみ方に出会ってみませんか。
すぐそばにはオープンしたばかりのカジュアル抹茶スタンドも→詳しくはこちら
奈良の銘酒が香る『㐂つね』の鹿もなかアイス

すき焼き割烹『㐂つね』では、期間限定の「鹿もなかアイス」がいただけます。ころんと丸い、愛らしい鹿型のもなかにアイスを挟んだ一品です。
アイスに使われているのは、奈良の銘酒「風の森」の酒粕。もなかを口に運ぶと、ふわっと立ちのぼる芳醇なお酒の香り。アイス自体の甘さは控えめなので、その香りがより一層際立ちます。アルコールは飛んでいるため、お子さまや運転される方も安心して召し上がれますよ。

イベント期間中は、テイクアウトで特別な鹿のもなかを味わえる貴重な機会。春の奈良散策のお供にいかがでしょうか。
自分で仕上げる楽しさ。『猿田彦珈琲』の鹿ティラミス

『猿田彦珈琲』で味わえるのは「鹿ティラミス」。別添えの3つのパーツ(プレッツェルの耳、ホワイトチョコの目、ビターチョコの鼻)を自分でトッピングする体験型スイーツです。
耳の角度、目と鼻のバランスひとつで、表情が変わるので、お子さま連れも楽しめるはず。

そして完成したのがこちら。見た目だけでなく味にもこだわりが詰まっています。
ココアパウダー、マスカルポーネ、エスプレッソ、ビスケットがそれぞれ主張しすぎることなく調和し、食感も最後まで飽きがきません。甘さは控えめながら、エスプレッソの香りがふわりと漂います。
ならまちの路地を眺められる落ち着いた空間で、ゆったりと味わいたいスイーツです。
絵筆で描く、世界にひとつの「鹿マグネット」

奈良本店の2Fでは、奈良県産の木でつくられた鹿型マグネットに絵付けができるワークショップが体験できます。
並んでいる鹿の中からお気に入りの一頭を選び、絵具で表情や模様を自由に描いていきます。ぼんやり優しげな顔、おすまし顔、模様にこだわった一頭。同じ形でも、絵筆を持つ人によってまったく違う「マイ鹿」が誕生します。

奈良公園で出会った鹿の表情を思い出しながら描くもよし、空想の鹿を生み出すもよし。完成したマグネットは、奈良で過ごした一日を思い出させてくれる、特別なお土産になるはずです。
鹿寄せ、ガイドツアー、オーディオガイドも

紹介してきた体験のほかにも、イベント限定の特別なプログラムが用意されています。
期間中の日曜日(5/17、24)には、春日大社境内の「飛火野」で、ナチュラルホルンの音色に誘われて約100頭の鹿が森から駆け寄ってくる「鹿寄せ」を開催。
終了後は、ボランティアガイド朱雀会による「鹿と歩む奈良ガイドツアー」も。飛火野から春日大社参道、ならまちを抜けて鹿猿狐ビルヂングまで、鹿と奈良にまつわる物語を聞きながら歩きます。

また、スマートフォンアプリ「ON THE TRIP」と連携した没入型オーディオガイドも提供。「7頭の鹿からはじまる物語」をテーマに、館内に隠れた7頭の鹿を探しながら、鹿猿狐ビルヂングの裏側に秘められたストーリーを音声で楽しめます。
体験のあとは『鹿猿狐ビルヂング』で、奈良と中川政七商店の歩みに触れてみては
鹿づくしの体験を楽しんだあとは、館内をゆっくりと巡ってみるのもおすすめ。この『鹿猿狐ビルヂング』には、享保元年(1716年)に創業した中川政七商店の310年にわたる歴史が随所に詰まっています。

「布蔵」では実際に使われていた蔵や織機が、「時蔵」では中川政七商店300年の歴史が展示されています。年号ごとに並べられた桐箱はまさに圧巻、一見の価値ありです。

中川政七商店 奈良本店の2階には、看板商品の「ふきん」がずらり。絵本作品とのコラボ柄、奈良本店限定の柄など、思わず目移りしてしまう色とりどりのラインナップが並びます。

また、スタッフさんおすすめの奈良スポットが描かれたカードも常設されています。

気になるものを集めて綴れば、自分だけの「奈良ガイドブック」のできあがりです。
『鹿猿狐ビルヂング』5周年のアニバーサリーイベントは、夏・秋・冬と季節ごとに展開予定。今回の「鹿づくし、春の祭典」を皮切りに、これからも特別な体験が続きます。
ぱーぷるでは、第2弾も掲載予定。流しそうめんなど夏らしい企画が催されるとか。
春の奈良散策とあわせて、ここで「シカ」出会えない物語を訪ねてみてはいかがでしょうか。
※表示価格はすべて税込です。(最新の情報は各店舗にてご確認ください)
イベント概要
イベント名:鹿猿狐ビルヂング5周年企画 第1弾「鹿づくし、春の祭典」
開催日:2026年4月10日(金)〜5月31日(日)
開催時間:各テナントの営業時間に準ずる
会場:鹿猿狐ビルヂング
住所:奈良県奈良市元林院町22番
料金:無料(会場内コンテンツは有料)
アクセス:近鉄奈良駅から徒歩約7分/JR関西本線 奈良駅から徒歩約15分
駐車場:なし(近隣のコインパーキングを利用)
公式サイトはこちら


