3000個以上の風鈴の音色に誘われて。「飛鳥・藤原の宮都」めぐりと一緒に訪れたい『おふさ観音』風鈴まつり
9/30まで開催!今年初登場の風鈴も
世界文化遺産登録で注目の集まる「飛鳥・藤原の宮都」。その一角をなす橿原市に佇むのが、四季折々の美しさで心を惹きつける『おふさ観音』です。

境内へ足を踏み入れると目に飛び込んでくるのは、風に揺れるたくさんの風鈴たち。
おふさ観音では、毎年夏の3ヶ月間にわたり、「風鈴まつり」が行われます。
3,000個以上の風鈴が、涼しげな音色を奏でながら出迎えてくれます。
おふさ観音、夏の風物詩

「風鈴まつり」は今年で24回目を迎えます。
この地域では昔から、暑さで体調を崩しやすい夏に、厄払いのお参りをする風習がありました。
もともと身体の健康を授けるお寺であるおふさ観音にも、夏を無事に過ごせるよう多くの方が参拝されます。
そこで、訪れる方に夏を心地よく感じてもらいたいと始まったのが、夏の風物詩である風鈴を飾る取り組みです。
今年、初登場の注目スポット

今年は、メダカの学校エリアにて、バルーン風鈴のスポットが初登場。

陽の光をまとった丸いバルーンがオーロラに輝き、風に揺れるたび表情を変えていきます。
ふんわり浮かぶ丸いフォルムと、涼しげな風鈴の音も相まって、どこか幻想的な世界が広がります。
写真撮影に人気のスポット

撮影している方を多く見られるというのが、境内を奥に進んだところにある、こちらのアーチ。

幾重にも連なる風鈴と、藤の花のグリーンが織りなすアーチは、どこを切り取っても絵になる景色が広がります。
くぐり抜けて歩く時間そのものが、夏の思い出のひとコマになりそうです。

青空や木漏れ日を背景に撮影すれば、風鈴の涼やかな雰囲気と夏の景色が調和した、季節感溢れた一枚を撮ることができます。
また毎月1〜2回、夜間拝観ライトアップの日もあり、昼間と違った景色も楽しめるのも魅力。
夜間拝観ライトアップの日程は、公式Instagramにてお知らせとのこと。
時間帯で変わる、風鈴まつりの楽しみ方
暑い季節なので、朝や夕方に訪れる方が多いかと思いきや、昼過ぎに来られる方も多くみられました。

暑い時間帯に訪れて、「茶房おふさ」で、かき氷を食べて涼んでから、境内を歩いたり、写真を撮ったりするそうです。
風鈴まつり期間は、土日祝の午前11時と午後2時には、シャボン玉タイムも開催中。お子さま連れは要チェックです。
目線を上げても、下げても楽しめる

視界に広がる、色とりどりの風鈴たち。ご当地風鈴もあります。
また、お子さまの目線の位置には、可愛いヒヨコ型の風鈴が列を成していたり。

そして、おふさ観音といえば、バラなどが有名な、別称「花のまんだらのお寺」。
注目の夏の花は、こちら。

燃える太陽のような真っ赤なお花。
タイタンビカスといって、ハイビスカスの改良品種です。なんと人の顔ほどの大きさ!
頭上には、風鈴が連なる圧巻の景色が広がっていますが、視線を少し下げると、また新たな発見があります。
美しい景観に込められたおもてなし

風鈴の短冊は、通常、雨風や強い日差しによって、1週間ほどで傷んでしまうのですが、おふさ観音の短冊は、撥水・UV加工が施してある紙を使用しているので、きれいな状態を長く保つことができ、景観を損なうことがありません。
「沢山ある風鈴ですが、音が鳴るところと、鳴らないところがあります。耳をすませて、ぜひ風の通り道を探してみてください。」と住職から楽しみ方を教えていただきました。
実際に取材中、音が鳴り響く場所、静かに揺らめく場所と、同じ境内でも場所によって風の感じ方が違うことに気がつきました。

また、3,000個を超える風鈴が並ぶ光景を目にすると、設置作業もさぞ大変なのでは……と思ってしまいますが、実は風鈴よりも、バラのお世話の方が、かなり大変だという事実を知りました。
夏はまだ終わらない!何度も訪れたいお寺

暑い日の取材でしたが、風も心地よく、日陰の場所もいくつかあり、思いのほか快適に歩くことができました。
藤原宮跡から車で10分かからない場所に位置するので、飛鳥・藤原エリアの散策と一緒に、おふさ観音ならではの夏を満喫してはいかがでしょう。
四季折々のおふさ観音についてはこちら
▷「過去最多品種!橿原市・おふさ観音『バラまつり』。住職が育む美しき花の世界」
▷「バラだけじゃない!おふさ観音『紫陽花の花道』で出会う夏の風景」
おふさ観音 風鈴まつり

開催期間:2026年9月30日(水)まで
※まれに大型台風等により風鈴を一部撤去する場合あり
住所:奈良県橿原市小房町6-22
電話:0744-22-2212
開門時間:8:30〜17:00
入場料:無料(本堂内のみ拝観料500円)
駐車場:西駐車場 5台/ 南駐車場5台/第2駐車場12台(バス2台可)
駐車料:無料/イベントの混雑時期は有料(¥500)
※ナビには「おふさ観音第2駐車場」と入力
アクセス:近鉄大和八木駅から徒歩25分/JR畝傍駅から徒歩13分/バス停留所「小房」から徒歩5分




