開店3年で奈良屈指の人気ラーメン店に。細部まで磨き上げる一杯とこれからの挑戦「麺々 結び」
<麺バカTAR-KUNの麺ダフルライフ><奈良ラーメン新時代>vol.69
超多加水麺と濃厚スープが生む「麺々 結び」の魅力
奈良市西木辻町で2023年に創業した【麺々 結び】。店主の内山恵太さんは鹿児島県出身。
ラーメンの食べ歩きが趣味で、富雄の人気ラーメン店【ラーメン家みつ葉】の味に魅了され、約5年間の修業を経て独立。2026年4月には開店3周年を迎えました。

「麺々 結び」は、この3年間で着実にファンを増やし、奈良のラーメンシーンを語る上で欠かせない存在となっています。
お店はJR奈良駅と京終駅のほぼ中間。和を感じさせる店内は、オープンキッチンを囲むカウンター席のみの構成。調理の様子を間近で楽しめるのも魅力です。
今回のおススメ麺①
◆鶏豚々(上)

鶏と豚骨から段階的に抽出するスープは、多くの工程を経て完成までに15〜16時間を要するそう。

スープは、開店当初と比べると出汁の厚みや奥行きが増し、より完成度を高めた印象。まろやかで濃密な鶏豚骨スープに醤油ダレを効かせ、力強さと繊細さを兼ね備えた一杯に仕上がっています。
自家製麺は超多加水を掲げる同店の大きな特徴で、提供直前に手揉みを加えることで、ズルズルとした心地よいすすり心地とモチッとした食感を両立しています。

もち小麦やうどん用の中力粉をブレンドしながら改良を重ね、「外側はソフトで中心はモチッとした食感」を目指しているそうです。

トッピングは低温調理のロース、吊るし焼きの肩ロース、余分な脂を落として香ばしく焼き上げた豚バラの3種類。
それぞれが一品料理として成立するほど完成度が高く、出汁を含んだメンマも存在感を放っています。
今回のおススメ麺②
◆泡塩(上)

修業先を思わせる泡系スタイルの一杯。ブレンダーで泡立てた鶏豚骨スープは見た目こそ似ていますが、実際には煮干しを効かせた魚介の旨みが際立つ仕上がり。

まろやかな口当たりの中に鮮明な魚介の風味が広がります。さらにラーメンごとに麺を打ち分けているのも同店のこだわり。

こちらには中太ストレート麺を合わせており、シルキーな喉越しと程よいハリが楽しめます。醤油らーめんとは異なる表情を見せてくれるのも魅力です。
今回のおススメ麺③
◆麻辣手揉みませそば

根強い人気を誇る一杯がこちら。たっぷりとかけられた花椒と自家製辣油が特徴で、手揉み麺の食感をダイレクトに楽しめます。

スパイシーな香りが食欲を刺激し、一口、また一口と箸が進む中毒性の高いまぜそばです。辛さは比較的控えめ。汁なしだからこそ、自慢の自家製麺のズルズルとしたすすり心地やモチッとした食感をより強く感じられます。

丼の底には細かく刻まれたチャーシューやメンマも入っているため、最後にご飯を加えて楽しむのもおすすめです。この3年間で数々の挑戦を重ねてきた【麺々 結び】。開店当初からさらに磨きがかかった一杯を味わうことができます。
また、土曜日には夜営業を開始したほか、数日に一度登場する限定の「中華そば」も人気を集めています。
今後の目標について尋ねると、
「さまざまな食材と出会い、自分が本当に良いと思ったものを使ってラーメンを作りたい。今は鹿児島と奈良の食材を中心にしたラーメン作りが目標です」
と語ってくださいました。
さらなる進化を続ける【麺々 結び】。これからの展開にも注目です。ぜひ味わってみてください。
麺々 結び
住所:奈良県奈良市西木辻町86-1
営業時間:月水木金曜 11:00~15:00、土曜 11:00~15:00、18:00~21:00、日曜 11:00〜16:00
定休日:火曜、他不定休あり ※詳細は公式Instagramをご確認ください
駐車場:近隣に有料Pあり



