【手打ちそばはやし／広陵町】素材、出汁ともにこだわりが光る

十割の蕎麦に対し、つなぎは1.5<br>季節の蕎麦を楽しんで食べてほしい

＜あんかけの牡蠣そば 1,470円＞

兵庫県の相生湾で、今年生まれた珠牡蠣に蕎麦粉をまぶして米油でソテー。雑みや苦みがなく磯の香りはそのままに。

サラリーマン時代、気分転換に習った蕎麦打ちにハマり、蕎麦のおもしろさに目覚めた。この地で店を始めて18年。

福井や栃木、茨城、群馬、富山など生産者のところに自ら足を運び、生育状況を確認して蕎麦を仕入れる。〝お客様に提供するものは、全て現地で確認して仕入れるスタンス〞を貫いている。

鹿児島から仕入れた本枯節は、毎日使い、その時に削って出汁を引く。「削った時から変色が始まる。削ってすぐ使うと飲んだ時においしく後に残らない」。

地元はもちろん、東京からも親爺の蕎麦を食べに来る人がいることに納得。

親爺林光男さん「珠牡蠣と呼ばれる、生まれて１年目の牡蠣を存分に味わえる一品。奈良県産の本葛を使い、アツアツの餡に生姜をたっぷりのせた、温かい蕎麦を味わって。」

吉野で調達した樹齢約500年の無垢材を使ったテーブルは存在感あり。

＜sudachi ほろ酔いセット 900円＞

自慢の出汁巻きとラガー中瓶またはジムビームハイボールが付いたセット。※夜席限定