2024/04/10 12:00
バンビシャス奈良
【バンビシャス奈良】ムボジが離脱も神戸との関西対決を奈良が制す
2024年4月6日、7日、バンビシャス奈良はロートアリーナ奈良で神戸ストークスと対戦。
6日は75-94で敗れたが、7日は79-72で勝利した。
バンビシャス奈良 75-94 神戸ストークス(2024年4月6日)
©Bリーグ
1Q、神戸に3Pシュートで先制を許したが、シェイク・ムボジ選手がセカンドチャンスから得点し神戸に追走する。終盤にキャメロン・ジャクソン選手の3Pシュートの成功を皮切りに、シャキール・ハインズ選手、そしてジャクソン選手が今度はフリースローを2本決めて7点のランとし、20-14で奈良がリードして最初のクォーターを終える。
2Q、ハインズ選手が2本の3Pシュートを含む11得点の活躍を披露。競った展開が続いたが、終盤に神戸に2本の3Pシュートを許してしまい、39-45でハーフタイムへ。
3Q、立ち上がりからディフェンスの強度を高めてきた神戸に対し、奈良はショットミスやターンオーバーが続く。その間に点差を2桁にされてしまうも、ハインズ選手の得点が決まると、奈良が点差を縮める。最後はジャクソン選手の3Pシュートが決まり、61-68と7点のビハインドで最終クォーターを迎える。
4Q、逆転を目指す奈良は、柳川幹也選手の3Pシュートがヒットし点差を6点に。しかし、そこから奈良の得点が止まり、神戸に9点のランを許してしまう。最後は藤髙宗一郎選手が得点をあげたが、75-94で敗戦。
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小野秀二HCコメント
「出だしはチーム神戸にテンポをもっていかれましたが、1クォーターに関しては、うまく順応していい形で終われたと思います。やはり今日は、我々のイージーなミスが相手を勢いづけてしまいました。ファストブレイクポイントでの失点が26点。一番確率の高いシュートです。これでは我々に勝ち目はありません。明日は、彼らに5対5のバスケをさせることを意識したいと思います。もう一つはリバウンド。チーム神戸は高さがあるので、我々はリバウンドに対する欲求をもっともっと持たないといけない。明日は、この2点にしっかりと取り組みたいと思います。」
シャキール・ハインズ選手コメント
「前半は競り合うことができて、どちらが勝つかわからないゲームができました。ですが、後半の出だしから、相手がオフェンスもディフェンスもインテンシティを高めてきたところで、自分たちがケアレスミス、イージーなターンオーバーをしてしまうと、それが相手に簡単なファストブレイクポイントを与えることになって、勢いづかせてしまいました。その相手の流れのまま、追い上げることができませんでした。」
バンビシャス奈良 79-72 神戸ストークス(2024年4月7日)
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1Q、笠井康平選手がペイントアタックから先制点をあげると、ディフェンスでは神戸に簡単には得点を許さず。途中、ムボジ選手のアクシデントによる離脱や、終盤に神戸に4点プレーで一時逆転されるも、そこから奈良の連続得点で、26-21でリードして終える。
2Q、前のクォーターの勢いのままに、奈良が立ち上がりから本多選手と柳川選手の得点で6点のランに成功。その後も、奈良はジャクソン選手を中心に得点を重ねたが、残り3分を過ぎてからは神戸に7点のランで点差を縮められ、42-41でハーフタイムを迎える。
3Q、立ち上がりから神戸に連続4得点で逆転を許すも、古牧昌也選手の3Pシュートで同点に追いつくと、ハインズ選手、そして再び古牧選手の3Pシュートが決まり、奈良がリードする。しかし、終盤の神戸の連続得点で、56-57と1点のビハインドで最終クォーターへ。
4Q、序盤に本多選手のコーナーからの3Pシュートで同点に追いつくと、中盤にはハインズ選手が2本連続で3Pシュートを決め、6点差とする。最後は本多選手がフリースローを2本決め、リードを守り抜いた奈良が79-72で勝利。
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小野秀二HCコメント
「昨日のふたつの反省点(イージーミスを減らす、神戸にオフェンスリバウンドを取らせない)を、選手たちがクリアしてくれたと思います。セカンドチャンスポイントは20点やられていますが、これはオン1の時間が長かったこともあるので、しょうがない部分。そのリバウンドについては、ガード陣も飛び込んでくれていましたし、ディフェンスリバウンドが取れなくてもいったんは外に弾き出すというような、アグレッシブさが出ていたと思います。また、ターンオーバーしても、簡単には得点させないと体を張って守っていました。これを40分間継続してできたことが大きかったと思います。継続してできた理由は、ベンチプレーヤーが、とくには三森が大変だったと思いますが、前半は幹也だったり、後半は翼だったり、出てきた人間が、しっかり自分の仕事をやってくれたからだと思います。本当にチーム一丸の勝利だったと思います。」
本多純平選手コメント
「1Qでムボジにアクシデントがあって、残り35分くらいを、すごく高さのある相手に大変な状況になりましたが、しっかりチーム一丸となって、三森もがんばってくれましたし、キャメロンもファウルトラブルにはなりましたけど、ファウルアウトにはならずにコートに残ってくれて、本当に全員で勝ち取った勝利だと思います。数字を見ると、リバウンドは負けてますし、ターンオーバーも16本でうちの方が多い……、シュートの成功率の部分で勝ったのかなと思いますけど、こうやってチームで勝てたことは、残り4試合ですけど、この4試合につながる、チームにとって大きな1勝になったと思います。」