2024/02/02 10:15
ぱーぷる編集部
奈良県で発掘された出土物が見られるチャンス!「アフター発掘された日本列島2023展」
発掘調査が行われた中で特に注目された出土品を紹介する「発掘された日本列島展」。
今回で29回目迎えた同展のダイジェスト展示、平城宮いざない館で行われている。
期間は2024年1月20日(土)~2月11日(日)
発掘調査が行われた中で特に注目された出土品を中心とした展示、大阪府八尾市の大石古墳出土の装飾付器台、愛知県名古屋市の高杯や軒丸瓦、埼玉県加須市の兜など縄文から中世の出土物を見ることができる。
河内地方の展示品
数多い中でもこちらの装飾付器台には鳥がポイントとなり、水を入れていたのではないかと言われている。
愛知県名古屋市の展示品
日本を代表する窯業地として知られる瀬戸。
現在まで生産を続ける代表的な窯場「六古窯」は日本遺産にも選ばれている。
愛知県の大窯業地「猿投山西南麓古窯跡群(猿投窯)」。
猿投窯(さなげよう)は古墳時代から鎌倉時代にかけて稼働していた古窯群のことである。古窯群では1,000基を超える窯がつくられており、その技術は「六古窯」や各地の窯業地に引き継がれ、その最初の窯は名古屋にあった。
高杯や軒丸瓦など様々な名古屋市の展示品をじっくり見ることができる。
群馬県高崎市 下里見天神前遺跡の展示品
同じ場所には似ている大きさのものが多く発掘されるとのことだが、異なる大きさのものが発掘されてるのは興味深いところ。
右の馬は発掘された際に土に埋まっていたので、塗りの違いまで分かるほど状態が良い。
埼玉県 行田市の北大竹遺跡
数々の勾玉が発掘され、実際の大きさを目で見てもらいたい。
お守りのように使われていた勾玉をたくさん見ることができ、昔の人々がどのような想いを込めて持っていたか考えると嬉しく感じる。
埼玉県 加須市の騎西城跡 、騎西城 武家屋敷跡のもの
珍しく兜や前立が発掘され、上杉のものと推測されているのが見どころである。
ぜひ、平城宮いざない館へ発掘された展示品をじっくり見てほしい!
平城宮いざない館 イベント情報
【アフター発掘された日本列島2023展】
2024年1月20日(土)~2月11日(日)
9:00~17:00(入館は16:30まで)
平城宮いざない館 企画展示室