2023/11/17 07:00
ぱーぷる編集部(田村)
【奈良の紅葉2023】深まる秋を堪能しよう!奈良の紅葉スポットまとめ Part1
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すっかり秋も深まり、美しく色づく紅葉が見られる今日このごろ。
世界遺産の吉野山に足をのばしたり、開放感あふれる公園や雄大な自然の中の紅葉に癒されたり、奈良らしい紅葉スポットにおでかけして冬に向けてパワーを充電しよう!
ご紹介する紅葉スポットはこちら!
■ 吉野山周辺
・吉野山|吉野郡吉野町
・金峯山寺|吉野郡吉野町
・吉水神社|吉野郡吉野町
・吉野神宮|吉野郡吉野町
■ 公園・庭園の紅葉
・依水園|奈良市
・奈良公園|奈良市
・高取城跡|高市郡高取町
・竜田公園|生駒郡斑鳩町
・馬見丘陵公園|北葛城郡広陵町・河合町
■ イチョウの名所
・天理市役所周辺|天理市
■ 吉野山周辺
【吉野山(よしのやま)|奈良県吉野郡吉野町】山全体が世界遺産!スケールの大きい絶景紅葉スポット
![【奈良の紅葉2023】深まる秋を堪能しよう!奈良の紅葉スポットまとめ Part1](https://sumahononakani.com/tjn/upload/img_reports/detail/9a8165ad7cab8353450758fb09bfdef0154b2e0cd92029320367ddbc638ff1366551c7465c159.jpg)
吉野山は山全体が世界遺産として登録されており、その雄大な景観を楽しもうと、見頃の時期には県内外から多くの人が訪れる関西きっての紅葉スポット。
大きく4つのエリアにわかれており、麓から順に、「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」と続く。それぞれ周辺には歴史ある神社仏閣やお土産店など多くの見どころがたくさんあり、紅葉の見ごろも少しずつ違うので、計画をたてて見て回ろう。
11月30日までは夜間ライトアップもあり、昼間とは違う幻想的な景色を楽しむことができる。
◆見頃◆
麓から順に 10月下旬~11月下旬
◆ここもポイント◆
吉野山の玄関口、千本口駅から山上の吉野山駅までを走るロープウェイは、昭和初期に誕生した日本最古のロープウェイ。
そのレトロな社内から見る紅葉に染まる吉野山の景色は格別!
2023年の紅葉期は10月27日(金)~11月30日(木)まで毎日運行しているので、ぜひ紅葉の中の空中散歩を体験してみよう。
【金峯山寺(きんぷせんじ)|奈良県吉野郡吉野町】紅葉の吉野に行くなら外せない!修験道の総本山
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飛鳥時代に修験道の開祖、役小角(えんのおづぬ)によって開かれたとされる同寺。
吉野山のシンボルともいえる国宝「蔵王堂」は、木造建築としては東大寺大仏殿に次ぐ大きさを誇り、正面から蔵王堂を望むと、荘厳な佇まいに圧倒される。
春には美しく花を咲かせた蔵王堂の正面に植えられた四本桜(よもとのさくら)が、秋には朱に染まり、よりいっそう厳かさを演出する。
◆見頃◆
11月上旬~11月下旬
◆ここもポイント◆
2023年10月27日(金)~11月30日(木)の期間、蔵王堂内に安置されている日本最大の秘仏、ご本尊金剛蔵王大権現3体(重要文化財)が特別にご開帳される。
3体の像はそれぞれ過去、現在、未来を現すそう。その迫力ある姿を間近で拝める貴重な機会をお見逃しなく。
【吉水神社(よしみずじんじゃ)|奈良県吉野郡吉野町】数々の歴史の舞台となった神社から望む一目千本の絶景
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吉野山の数ある絶景ポイントの中でも、「一目千本(ひとめせんぼん)」と呼ばれる吉水神社(吉の字は口の上に土かんむり)の境内からの眺めは有名。
その名の通り吉水神社の境内からは中千本と上千本の山桜を一望することができる。秋にはその桜が紅葉し、春とはまた違う味わい深い絶景を楽しむことができる。
また、参道や境内を彩る鮮やかなモミジの紅葉も見事。
◆見頃◆
11月上旬~11月下旬
◆ここもポイント◆
吉水神社には後醍醐天皇や源義経、豊臣秀吉など名だたる歴史上の人物のエピソードが数多く残っている。世界遺産にも登録されている書院には、歴史上の人物ゆかりのたくさんの貴重な文化財が展示されており、なんと撮影自由。紅葉と歴史のロマンに浸るには絶好のスポット。
【吉野神宮(よしのじんぐう)|奈良県吉野郡吉野町】吉野山の麓であざやかな紅葉に包まれる明治創建の神社
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吉野山の麓にあり、春には桜、秋には紅葉の美しいことでも知られている吉野神宮は後醍醐天皇を祀るため、明治22年に明治天皇により創建された神社。
紅葉は境内の様々な場所で見ることができ、特に大鳥居前の大きな紅葉と表参道の紅葉のトンネルの美しさは格別。
紅葉と折り鶴のコラボが見られる手水舎もフォトジェニックなスポットとして人気。
◆見頃◆
11月中旬〜12月上旬
◆ここもポイント◆
秋の境内をイメージして職員の方がデザインしたという秋の刺繍と切り絵の御朱印。切絵は繊細で美しく、刺繍は思わず頬の緩むかわいさなのでぜひ手に取ってみてほしい。
■ 公園・庭園の紅葉
【依水園(いすいえん)|奈良県奈良市】静寂に包まれた二種の日本庭園に色づく紅葉の美
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奈良市の中心部にある美しい日本庭園。国の文化財として名勝に指定されている。
奈良を代表する池泉回遊式庭園で、江戸前期の「前園」、明治期の「後園」、二つの時代の様式で造られたどちらの庭園も紅葉の時期の美しさは格別。
若草山、春日奥山、隣接する東大寺南大門を借景とし、池に映る花木や、はるかに広がる空までも取り込んだ開放的な「後園」の美しく色づいたドウダンツツジやイロハモミジが池に映り込む光景は見ものだ。
◆見頃◆
10月下旬~12月初旬
◆ここもポイント◆
園内に併設されている「寧楽(ねいらく)美術館」では、2023年12月24日(日)までの期間、企画展『「やきもの用語実見展」 虫喰い、口紅ってなんだろう?』を開催中。やきものの製作技法や見どころに関する用語を、実際の事例とともに紹介する面白い企画展。紅葉とあわせて楽しもう。
【奈良公園(ならこうえん)|奈良県奈良市】野生のシカと鮮やかな紅葉や黄葉に心がなごむ奈良の顔
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言わずと知れた古都・奈良の「顔」。国の天然記念物にも指定されている野生のシカと紅葉のコラボレーションはなんとも奈良らしい心なごむ風景。
広い園内では春日野園地や若草山周辺の芝生で紅葉を眺めながらのんびりと過ごしたり、浮見堂周辺の絵巻物の世界のような紅葉にうっとりしながら散策したり、思い思いに紅葉を楽しめる。
日が暮れて浮見堂がライトアップされるとぐっと幽玄な趣となるので、夜の紅葉も楽しみたい。
◆見頃◆
10月下旬~12月初旬
◆ここもポイント◆
奈良公園の広い敷地内にある春日大社、興福寺、東大寺、国立博物館、正倉院など歴史的文化遺産も見ごたえがある。豊かな自然、野生のシカ、そして貴重な歴史的文化遺産と、奈良の魅力が詰まった奈良公園で秋の1日を満喫しよう。
【高取城跡(たかとりじょうあと)|奈良県高市郡高取町】紅葉に染まる山城。古を感じつつ秋の訪れを楽しむ
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奈良県内に数ある紅葉スポットの中でも、独特の雰囲気を味わえるのが高取城跡。
高取城は、高取山(584m)山頂に築かれた典型的山城で、岐阜県の美濃岩村城、岡山県の備中松山城と並び、日本三大山城のひとつに数えられる。現在は石垣が残るのみだが、そのスケールの大きさは健在。
南に吉野山、北に奈良盆地という奈良県の中央部に位置し、遥か遠くまで大和平野を見渡せる眺望も大きな魅力だ。
◆見頃◆
11月中旬~12月上旬
◆ここもポイント◆
2023年11月23日(祝・木)には「たかとり城まつり」が開催され、火縄銃・殺陣の実演や鎧甲冑をまとった時代行列、フリーマーケットで賑わう。今年はコロナ禍を経て、時代行列は4年ぶり。高取城下の秋の風物詩の復活!
【竜田公園(たつたこうえん)|奈良県生駒郡斑鳩町】平安の歌人も称えた古くからの紅葉の名所
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奈良県斑鳩町の南西部に位置し、竜田川沿い総延長約2km、総面積14ヘクタールの奈良県立竜田公園。
約700本のモミジが色づくと、堂山橋東側は息をのむ美しさ。南北約2kmにわたる竜田川河畔が遊歩道として整備されており、秋には紅葉を楽しむ人の姿が多く見られる。
竜田川の両岸を埋め尽くすモミジも見ごたえがあり、川面に映る紅葉や川面にゆれる落ち葉も風情があっていい。
◆見頃◆
11月下旬~12月上旬
◆ここもポイント◆
竜田川は平安歌人・在原業平は「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」と詠い、能因法師は「嵐ふく 三室の山の もみじ葉は たつ田の川の 錦なりけり」と詠った古くからの紅葉の名所。平安の時代に思いを馳せながらゆっくりと散策したい。
【馬見丘陵公園(うまみきゅうりょうこうえん)|奈良県北葛城郡広陵町・河合町】紅、オレンジ、黄色、いろんな秋色が楽しめる広大な公園
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広陵町と河合町にまたがる馬見丘陵に作られた広大な公園。四季を通じて色とりどりの花々が迎えてくれるが、秋が深まると紅葉も見頃を迎える。
広い園内では紅葉の種類も進み具合も様々で、それらが入り混じって自然豊かな表情を見せてくれる。
紅葉の中心となるイロハモミジは、例年11月下旬~12月上旬が見頃。ほかにも、黄色やオレンジ色に染まるケヤキ(11月頃)、真っ赤に染まるラクウショウやモミジバフウ(11月下旬~12月上旬)、オタフクナンテン(12月頃)などの紅葉が楽しめる。
◆見頃◆
11月下旬~12月上旬
◆ここもポイント◆
馬見丘陵公園といえば花。草丈が4~5mもの高さになる「皇帝ダリア」は11月下旬から咲き始め、霜が降りる12月中旬まで楽しめる。サルビア・レウカンサやサザンカなどもこれからまだまだ見頃。花と紅葉、どちらも楽しめるのは馬見丘陵公園ならでは。
■ イチョウの名所
【天理市役所周辺|奈良県天理市】奈良でイチョウを見るならここ!黄金の並木道
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紅葉ならぬ黄葉もご紹介。天理市のシンボルとして市木にもなっているイチョウ。
天理市内のいろんなところで見られるが、中でも天理市役所北側を東西に走る「親里大路」は、奈良きってのイチョウの黄葉の名所。
秋晴れの日には、青空を背景に輝くような黄金の葉が映えるさわやかな光景を目にすることができる。
◆見頃◆
11月上旬~11月下旬
◆ここもポイント◆
11月中旬を過ぎると落葉も進み、上を見上げると黄一色の並木、足元は落ち葉の絨毯と、圧巻のイチョウの世界が拡がる。