2023/06/04 19:13
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)
【高校野球】「奈良県」の中学出身選手が大活躍 智辯学園が2007年以来の優勝【2023春季近畿地区高等学校野球大会決勝戦】
2023年6月4日、「春季近畿地区高等学校野球大会」の決勝が行われ(場所:大阪シティ信用金庫スタジアム)、奈良県代表の智辯学園が大阪代表の金光大阪に10-0で勝利し、2007年以来の優勝を果たした。
投打で圧倒
智辯学園は1回、松本大輝選手のツーベースなどで1アウト2、3塁のチャンスをつくると、4番山崎漣音選手の左中間へのタイムリーツーベースで2点を先制する。
智辯学園は攻撃の手を緩めない。
2回に1アウト3塁のチャンスをつくると、松本選手のライトへのヒットで1点を追加。
その後、山崎選手、高良鷹二郎主将、砥出隼介選手をタイムリーを放ち、この回で7-0とする。
智辯学園は4回、8回にもタイムリーを放ち、打っては17安打10得点。
投げては先発の中山優月投手が被安打4の完封。
10-0で勝利し、2007年以来、春季近畿地区高等学校野球大会優勝を果たした。
地元・奈良県出身の選手たちが大活躍
今日活躍した奈良県の中学出身の3選手に代表して試合後にお話を伺った。
高良鷹二郎主将(畝傍中学校)
「打ち勝つ野球ができてよかったです。春の大会で自信がつきました。自分たちの野球ができたので、夏への自信になりました。」
最後に奈良県の方々へのメッセージを聞くと
「夏の大会で、全員で力を合わせて智辯学園が奈良県代表となれるように頑張ります。」
山崎漣音選手(高田中学校)
「序盤にたくさん点が取れたのですが、中盤で得点が取れなくて、あと1点というのが出なかったので、流れが悪かったですが、8回裏に2点が取れてよかったです。」
自身が7回に悔しがっていたシーンについて聞くと
「0が続いていたので、監督さんから『あと1点を取りに行け!』と言われていました。せっかく前の中山が出てくれたのにゲッツーになってしまい、チームの流れ的にもよくないと思い悔しかったです。」
最後に奈良県の方々へのメッセージを聞くと
「この夏は絶対に智辯学園が甲子園に出て、活躍するんで応援よろしくお願いします。」
松本大輝選手(富雄南中学校)
「初回から智辯学園らしく先制ができましたし、失点0で抑えられたのでチームとしてはよかったと思います。」
今日の自分に点数を付けるとすると?という質問には
「70点ですね。序盤で3安打できましたが、後々の打席で自分のバッティングができていなくて、最後の方でもう1本ヒットが出せたらなと思いました。」
最後に奈良県の方々へのメッセージを聞くと
「奈良県出身で、奈良県の強豪校である智辯学園で野球をさせていただいているので、奈良県代表として絶対に甲子園に出たいと思います。」
と語ってくれた。
夏の大会もすぐにやってくる。
近畿王者の智辯学園が奈良県でどのような戦いを見せてくれるのか、楽しみに待ちたい。