2023/03/17 07:05
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)
【オープン】「銀行の面影も」奈良県奈良市にシェアリングコミュニティースペース誕生|bird bird(バードバード)
2023年3月21日(火・祝)に奈良県奈良市に新しくオープンするシェアリングコミュニティースペース「bird bird(バードバード)」。
人と人の繋がりをデザインする事で新たな日常を生み出す事を目指す場所となっている。
bird bird(バードバード)とは
約40年、奈良で伝統的な町家や民家などの保存・再生を手掛けてきた藤岡建築研究室(主宰 藤岡龍介)を母体として「紀寺町を中心としたまちづくり」をビジョンに2007年に生まれた株式会社スペースドットラボ(所在地:奈良県奈良市紀寺町 代表取締役 藤岡俊平)が 2023 年3月21日よりシェアリングコミュニティースペース「bird bird」をオープンする。
代表の藤岡俊平氏はこれまで、京終駅周辺のまちづくり(NPO 京終 専務理事)、春日表参道 SUN DAYS PARK(三条通り商店街オープンテラス事業アドバイザー)、まちの食卓 /PARK LIFE MEETING/PARK LIFE LABO(奈良市公園緑地課アドバイザー)などのプロジェクトに立ち上げから関わり多くのコミュニティーを作ってきた。
そのコミュニティーを生かし、「bird bird」では人と人の繋がりをデザインする事で新たな日常を生み出す事を目指す。
共に働き、共に遊び、共に挑戦する場「bird bird」の誕生
旧南都銀行紀寺支店は 1972 年(昭和 47)に、吉野駅や畝傍高校、奈良県知事公舎などに関わった奈良を代表する建築家、岩崎平太郎によって設計された建物。
当銀行は約50年間、地域の人々に親しまれてきた。
そして2020年に南都銀行紀寺支店は移転統合により閉店。
2023 年に、藤岡建築研究室とやぐゆぐ道具店(奈良)の共同設計によりリノベーションを行い、ロゴマーク・サイン計画は「 INtoOUT&Co.(奈良)」よってデザインされた。
1階にシェアダイニング、2階にコワーキングスペースやシェアオフィス、屋上にシェアサウナを備えたシェアリング コミュニティースペースになっている。
建物の特徴
まず注目は1階にあるシェアダイニング。
ここではシェフを招いて不定期でランチやディナーが楽しめる(来店者は一般の方でも可能)。
客とシェフがコミュニケーションを取りやすいようにフラットなカウンターとなっている。
カウンターにはタイルを使用。
「奈良っぽい材料は何か?」
を問い詰めた結果、奈良は瓦の建物が多いことから、瓦職人にタイル制作を依頼。
古代の瓦は、土や石を混ぜすぎない製法で作られており、その製法でカウンターを制作したそう。
その理由は「奈良っぽい」だけでなく、
「土と土が混ざり合っていく様子が、人と人が混ざり合う感じに似ている」
こともあり、取り入れられたそうだ。
次に銀行らしさが残っている点。
シェアダイニング横にある「ミーティングルーム」は南都銀行の頃には金庫室だったところ。
その面影をあえて残している空間になっている。
他にも銀行の面影があるので、探してみて。
利用料金
コワーキングメンバー:11,000 円/月(6 月までに入会の場合8,800 円/月)
bird bird(バードバード)
- 住所/奈良県 奈良市紀寺町 32-4
- 電話/-
- 営業時間/10:00~20:00
- 定休日/無
- 駐車場/なし