蔵を改装した焙煎所にある図書館【珈琲の富田屋｜橿原市】

2015年に奈良県橿原市今井町にオープンした『珈琲の富田屋』。
「古民家に住みたい」という夢を抱き、大阪府守口市から移転。

岡山や滋賀、徳島に兵庫…といろんな町を回ったけれど、なかなかいい出会いがなかったそう。
そこでたどり着いた今井町に一目惚れし、2015年にオープン。

環境に負荷をかけずに作られたコーヒー豆を取り扱っており、注文後に焙煎する新鮮な味わいが魅力だ。
『笑夢空em.sky（えむすかい）』や、『cafeたまゆら』など今井町のカフェでも提供。
通販も行っていて、全国にファンをもつ。

それでは自慢のコーヒーをご紹介！ではなく、今回は2階にあるスペースが主役。

人が繋がるコミュニティの場所

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2022年春に重要文化財にも指定されている名家の蔵を改装し、1階は焙煎所として、2階はコミュニティの場として活用。
地域に住む年配者や、お子さんなどに使ってもらおうと考えた。

「ひとり暮らしの年配の方が誰かと話したいとき。
保護者の帰りが遅い子どもが、ひとり家で過ごすのが不安なとき。
友人同士で少しだけ座って、お話したいとき。

いろんなシーンでこの場所を使って欲しいです。
IHや水道もあるので、料理を作ってみんなで食べる、なんてことも。
地域の人々はもちろん、観光に立ち寄った方にも利用していただけます。」と話す店主の洲脇さん。

図書館として、有志で集まった500冊以上もの本や雑誌が並ぶ。
絵本や小説はもちろん、少し変わった農業雑誌まで！
本によっては持ち帰りも可能。
食べものや飲み物の持ち込みもできるから、1日中過ごせちゃいそう。

推し本をみんなに布教！

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1ヶ月の使用料を払うと、自分の好きなようにその本棚をカスタマイズできる「一箱本棚オーナー制度」。

誰かに知って欲しい、好きになって欲しい本や漫画を置いて"布教"ができる、オタク心をくすぐる企画。
ハンドメイドの作品や写真を置くことで、自己アピールの場にも。

使用料金は、なんと100円！
出入口にあるこちらの貯金箱に入れてね。
コーヒーの販売はないので注意！

ふらっと立ち寄られる『珈琲の富田屋』の2階へ、お出かけしてみては？

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