2022/07/13 09:30
ぱーぷる
7月13日は日本標準時制定記念日【奈良県的今日は何の日】
1886年(明治19)年のこの日、兵庫県明石市を通る東経135度の子午線を日本標準時と定め、全国の時間統一が決定した。
そもそもなぜ明石なのか?なぜ東経135度が選ばれたのか?
その理由は「15」で割り切れるちょうどいい数字だったから。
経度15度ごとに1時間の時差があり、東経135度で世界標準時(経度0度)からちょうど9時間(135÷15)の時差になるからだそう。
ところで、「時間」っていつからあったのか。
今でも、学校や公園で見かけることのある「日時計」。
太陽の位置でだいたいの時間が分かるというもの。
これは、7000年前の紀元前5000年ころに、エジプトで時刻の計測に使われていたことが起源。
そして、時計の技術は時代とともに様々な機械が開発されて進んできた。
日本では、最も古い記録として「日本書紀」に「漏刻(水時計)」のことが記されており、
飛鳥時代の天智天皇は漏刻で測った時を鐘と太鼓で民に知らせていたという。
漏刻の時代の時刻制度は1昼夜を12等分したもの。
十二支をあてはめて呼び、子(ね)の刻は、現在の午後11時から午前1時の2時間をいい、午(うま)の刻は午前11時から午後1時を指していた。
現在の私たちは1日を24等分して1時間毎に区切った時刻を使っているが、これは「定時法」といい、1872年(明治5年)12月3日(太陽暦では明治6年1月1日)に国の暦が太陰太陽暦から太陽暦に変わったタイミングで定めらたそう。