奈良県
2022/05/01 07:01
ぱーぷる

【NEWS】Twitterで人気の奈良県民「卑屈な奈良県民bot」さんにインタビューしてみた

みなさんは「卑屈な奈良県民bot」さんをご存じだろうか?
2013年からTwitterに登場し、愛ある奈良県への卑屈なツイートを投稿。

2021年にはどこかで聞いたことがあるようなフリーゲーム「ファイ奈良ファンタジー」をニコニコ動画で発信。
毒がありながらも、楽しく奈良県を学ぶことができると話題に。

現在はTwitterフォロワ―4.3万人(2022年3月現在)と、奈良県を代表するインフルエンサーに。

【NEWS】Twitterで人気の奈良県民「卑屈な奈良県民bot」さんにインタビューしてみた
今回は、この「卑屈な奈良県民bot」の中の人である「あをにまる」さんと「ばっきーぬ」さんにお話を伺いました!

卑屈な奈良県民botさんのTwitterはこちら!



あをにまるさんのTwitterはこちら!



ばっきーぬさんのTwitterはこちら!





ーおふたりとも奈良県生まれ、奈良育ち、奈良在住なんでしょうか?

あをにまるさん
「2人とも家が近所で、同い年なんです。某市出身で、僕は奈良県内在住なんですが…」

ばっきーぬさん
「私は最近大阪に引っ越しました…。
現在はエセ奈良県民です。」

あをにまるさん
「身内から裏切り者が出たという。」

ばっきーぬさん
「頻繁に奈良県に帰っているので!」

ーどういったきっかけで、この「卑屈な奈良県民bot」を始められたのでしょうか?

ばっきーぬさん
「バイト中にこういうアカウントを作ったら楽しいんじゃないかな、と完全に思い付きでスタートしました。
当初は私1人だったのですが、このアカウントを見たあをにまるから、すぐに『オレの方がうまくやれる!アカウントの運営権をよこせ!』と連絡が来て、2人で運営することになりました。」

あをにまるさん
「あのアカウントの中の人が1人だけだったのは、ほんと5時間くらいでしたね。」

ーどうしてこの名前にしたんですか?

ばっきーぬさん
「名前はフィーリングです。
奈良県民の後ろ向きなところをネタにしようと思ったのでこの名前にしました。」

あをにまるさん
「当初はbotとして、同じツイートを繰り返していたのですが、気づけばbotとしてだけではないツイートが増え、なんなら卑屈なこと以外も呟く今のかたちになっていました。
botでもなければ、奈良県民でもないという嘘ばっかりのアカウントになりました。」

ーいつからbot機能を消したのですか?

あをにまるさん
「1年前半くらい前に僕の個人アカウントへ自分自身のbotツイートがTLに流れてくるのが鬱陶しくなってしまい、bot機能をオフにしたんです。」

ーそういう理由だったんですね!
では、今は完全におふたりでツイートしていると。


あをにまるさん
「文字でのツイートはあをにまるで、絵や写真のときはばっきーぬです。」

【NEWS】Twitterで人気の奈良県民「卑屈な奈良県民bot」さんにインタビューしてみた

ファイ奈良ファンタジー タイトル画像

魔王マツナガを倒し、ナラランドに海を取り戻すRPG。奈良県ゆかりの地名や人物、名所などが随所に出てくる。解説もあるので、奈良県内外多くの人々が楽しめる。

ー「ファイ奈良ファンタジー」は、お2人で製作されたのでしょうか?

あをにまるさん
「プログラムやシナリオなどは僕、タイトルイラストはばっきーぬです。
あれはテストプレイ版製作に2か月くらい、正規版のためにプラス6か月くらいで作りました。
完全に素人だったのですが、製作ソフトのおかげで作れました。」

ー反響はいかがなものだったのでしょうか?

あをにまるさん
「Yahoo!ニュースさんや各WEBメディアから取り上げていただきました。
ゲーム制作が楽しくなってきたので、今後もいろいろ作っていきたいと思います。
後半の方が毒がきつくなっていくので、ぜひ最後までプレイしてみてください!」

ー次回作も期待していいのでしょうか?

あをにまるさん
「次は近畿地方を舞台にしたゲームを製作予定です。
標準語を取り戻すRPGで。」

ばっきーぬさん
「今度は、名前を少し変えてね…。」

ファイ奈良ファンタジーはこちらからプレイ!



【NEWS】Twitterで人気の奈良県民「卑屈な奈良県民bot」さんにインタビューしてみた

現在開発中の奈良を舞台にした歴史ギャグ乙女ゲーム「なら☆こい」の一部画像

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あなたもときめき奈良メモリーを!

ーユーモアたっぷりのツイートばかりですが、どんなときに思いつくのでしょうか?

ばっきーぬさん
「街を歩いてて、面白いものがあったら写真を撮っていじったり。
特にTwitterのネタ考えよう!と思っているのではなく、ほんと思いつきですね。」

あをにまるさん
「思いついたらTwitterの下書きを作っているので、今は500ツイートくらいストックがあります。
後日見直したら全然おもんないなんてことも。」

ばっきーぬさん
「私はそんなストック作ってないわ。」

ーここからは、おふたりの奈良への思いについて、いろいろお伺いしていきたいと思います。
おふたりはお気に入りの奈良スポットはどちらでしょうか?


あをにまるさん
「橿原イオンです(即答)。」

ばっきーぬさん
「私は高の原イオンですね。」

ー高の原イオンは京都府なのでは…。

ばっきーぬさん
「あれは奈良のものです。」

あをにまるさん
「映画館は完全に奈良の土地なのに、登記上は京都府なところが本当に疑問ですね!」

ー一旦イオンから離れましょうか。
他にも好きなスポットはございますか?


ばっきーぬさん
「JR五条駅の歩道橋からの眺めは好きです。
金剛山が見えて、ちらほら家が見えて。マイナーですけど、好きなスポットですね。」

あをにまるさん
「僕は王寺町の明神山から見る日没が綺麗で好きですね。
あとは、近鉄奈良線の生駒から大阪に向かうとき、トンネルを抜けたあの風景は本当に綺麗ですね。」

ばっきーぬさん
「あれは大阪やん!」

あをにまるさん
「あれはギリ生駒山やから!」

ー奈良県民ならではの思い出はありますか?

ばっきーぬさん
「卒業遠足はだいたいユニバで、遠足は海遊館。」

あをにまるさん
「全部大阪やな。」

ばっきーぬさん
「私たちは南寄りの生まれなので、奈良市よりも橿原市の方が印象が強いですね。」

あをにまるさん
「メガロポリス橿原やな。」

ばっきーぬさん
「橿原イオンができたときは本当に感動でしたね。
今でも橿原イオンはアルルと呼んでしまうのは、奈良県民あるあるだと思います。
あんまりおもろいこと言えんな…。」

ー充分おもしろいですが…。

あをにまるさん
「奈良の歴史を感じるといえば、長屋王との縁の話が。
母親は元々SOGO(現在のミ・ナーラ付近・長屋王の旧邸があったとされる)で働く予定だったのですが、発掘作業が遅れてしまい八木近鉄で働くことになったんです。
そこで父親と出会い、オレが生まれたと。
これは奈良ならではだと思います。」

ーそれは本当に奈良県ならではのエピソードですね!
次に、奈良県のいいところはどんなところだと思いますか?


ばっきーぬさん
「大阪が近いところですね。」

あをにまるさん
「本当にこれですね。」

ー本当に卑屈なことばかりですね!

ばっきーぬさん
「王寺とかすぐに大阪出れますからね。」

あをにまるさん
「JR王寺と近鉄新王寺駅の乗り換えがある、謎の数十メートルは本当に謎ですけどね。」

ばっきーぬさん
「奈良は自然が多くて季節を感じることが日々ありました。
大阪ではそういったことがないので、自然や季節を感じることができるという意味では奈良は住みやすいと思いますね。
あと奈良県だと駅員さんと仲良くなったり。大阪ではこういうことがないので。」

ー奈良県に変わってほしいと考えているところはありますか?

あをにまるさん
「若い人に帰ってきて欲しいですね。」

ばっきーぬさん
「私も奈良に帰りたいのですが、働き口がないので…。」

あをにまるさん
「就職先がないのは痛いですね。
一度大阪や東京23区に住んだ人間が奈良に帰ってくるはずないやろ!」

ばっきーぬさん
「移住支援とかよりも、まずは企業誘致をして欲しいですね。」

あをにまるさん
「ベッドタウンで寝るだけでいいから、とにかく奈良に住んで!
奈良から油田わかないかな。」

ばっきーぬさん
「湧かんやろ」

ー奈良県民あるあるはありますか?

あをにまるさん
「Twitterのネタやな。
奈良公園の鹿との適切な距離感をとれるとか。
県外から来た観光客たちが鹿に絡まれているのを見てほくそ笑むと。」

ばっきーぬさん
「奈良公園の鹿はいいですが、そこから出たらおいしそうだなと。」

ー最近はジビエも注目されていますね。

ばっきーぬさん
「五條市の方だと、鹿肉を使ったカレーが給食で出るとか。」

ー某北海道漫画でジビエや狩猟に興味を持つ人が多いと思うんですが、いまいちブームに乗り切れていないところはありますね。

ばっきーぬさん
「オタクは多いのに、奈良県はそのあたり下手ですね。」

あをにまるさん
「奈良市のアニメイトの狭さに絶望しますよね。
奈良県はメイド喫茶が開業したことのない唯一の県だったそうですよ。
僕の夢は宝くじ当たったら、メイド喫茶を奈良に作ることです。
柿の葉寿司をメイドさんに握ってもらいましょう。」

ー奈良の行ったことがないけど、行きたい場所はありますか?

ばっきーぬさん
「近いからこそ行っていない場所は多いですね。
室生寺や大台ケ原とか行ってはみたいですね。
奈良は車ないと難しいけど、車があっても難しい場所が多いのが奈良。」

あをにまるさん
「国道ならぬ"酷道"が多いですよね。
野瀬川の雲海を見てみたいですが、生きて帰れる気がしないので。

僕は生駒山上遊園地に行ってみたいですね。
散々ネタにしているんですが。」
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広陵町にある「竹取公園」は、自然豊かで子どもから年配の方まで大人気!

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広陵町はしお元気村の巨大かぐや像

ーぱーぷるでの好きな記事は何ですか?

ばっきーぬさん
「難読地名はおもしろかったですね。
奈良の難読漢字なんて読めるわと思ったら、薑(はじかみ)が読めませんでしたね。」

ー逆にこんな記事が読みたいというものはありますか?

ばっきーぬさん
「奈良県となると、奈良市や橿原市の情報に集まってしまうので、もっとどローカルな市町村の情報が欲しいですね。」

ーが、がんばります…。

あをにまるさん
「竹取公園とかね。
はてなインターネット文学賞に輝いた『ファンキー竹取物語』をどうぞよろしくお願いいたします!」

ばっきーぬさん
「宣伝すな!」

ーありがとうございます!
では、最後に読者の皆さんにメッセージをお願いいたします!


あをにまるさん
「これからも奈良県を日本全国にPRするため、作品制作やツイートを頑張っていきたいと思います!今後とも当アカウントをどうぞ宜しくお願いいたします!」

ばっきーぬさん
「切実に奈良に帰りたいので、企業の皆様は奈良県進出のご検討をよろしくお願いします!!」

ー今回はありがとうございました!
これからも愛ある卑屈なツイートで奈良を盛り上げてください!

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