子育てコラム生活
2022/03/17 05:00
ぱーぷるmirai編集部

【子育てコラム】春はやっぱり人を思う季節だから作る


奈良県で小さな縫製の会社を運営している株式会社ヴァレイの谷です。



このコラムが始まって1年が経ち、最後の寄稿になります。
1年前どんな記事を書いたかな?と振り返ってみると「春は人を思う季節だから作る」という記事を書いていました。

現在の日本において「着るものがない」ということはほとんどありません。
しかし、人は何万円も何十万円ものお金を払ってミシンを購入し、生地を買い、型紙を買ったり引いたりして服や雑貨を作ります。それはやっぱり「誰かのため」を思って作るのだと思います。
コストパフォーマンスがいいとか悪いとか、そんなことではなく、誰かを思ったら、その想いがあふれて作り出してしまう。それがものづくりの最初なんだと思います。

僕たちが約1年前に始めたソーイング教室もこの春で全国10教室、130人くらいの子どもたちにミシンを教えるまでに成長してきました。
そしてその子ども達も、「お母さんのために」とか「お父さんのために」と言いながら今日もミシンに向かっています。
その姿を見ながら、僕も日々ものづくりの本質を学ばせてもらっています。
縫製工場を経営している中で、どうしても「売上」とか「マーケティング」とかそういう数字が先行した考え方が前に出てきます。しかし、ものづくりの本質はそうではないのです。

服作りには本当に多くの人が関わっています。デザイナー、パタンナー、縫製士、生産管理、販売員、現在だとECの担当とか関連する経理、経営者もそうかもしれません。そして、何よりも最後にその服に袖を通すお客様。どのピースがかけても「服づくり」になりません。
そんな人がみんな幸せになってほしいと願って、今では会社の組織となり、僕たちも服作りをしていますが、始まりは一緒なんです。

僕がこの会社を起こそうと思ったきっかけは「技術」という魔法を職人は持っていると思ったからです。幼少期に見た母や祖母、姉の魔法の手を絶やしちゃいけないなと決意したのです。
僕はミシンがあまり得意じゃありません。でも、この守りたいものを守っていくために、今日も子どもたちから学びながら会社経営を続けていきます。

さあ春です。
皆さんも誰かを思い、思われる季節です。
皆様のご発展と好きがますますあふれますことをお祈りし、筆を置きたいと思います。誰かを思う気持ちがあふれたら、ぜひミシンに挑戦してみてはいかがでしょうか?
1年間本当にありがとうございました。





【コラム執筆者】
谷 英希


合同会社ヴァレイ代表
MY HOME ATELIER、6歳からの縫製教室VALLEY SEWING JAMの運営など
ガイアの夜明け出演などメディア出演多数
>> 合同会社ヴァレイ
>> キッズソーイングスクール
谷 英希 twitter I_hideki22


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