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2022/01/28 09:28
ぱ〜ぷるmama

【玉井式教育学IV】– Vol.28 – 奈良育英小学校特集④ KIWAMI AAA+図形の極®

【玉井式教育学IV】– Vol.28 – 奈良育英小学校特集④ KIWAMI AAA+図形の極


これからの子どもたちは、これまでよりも世界に目を向けなければいけない時代を生きることになります。今のままの教育で良いのか、変わっていかなければいけない点は何なのか。グローバル時代を生きる子どもたちの成長のために、どのような価値観が必要なのでしょうか。
何のために教育するのかという、教育の価値観をしっかり持って、「親が笑顔でいること」「子どもへ何よりも愛していると伝えること」そして、「花(成果)を咲かせることだけでなく、丈夫な根っこ(土台)を育ててあげること」を大事にする。そう言うのは、「世界に負けない子に育てる」教育を提唱し、独自の能力育成教材を開発し続けてきた玉井満代先生。


玉井先生の考える子育てと教育について、48回にわたり、さまざまな視点でお届けします。


- 編集部 −
奈良育英小学校特集の4回目は、図形問題に特化した教材「KIWAMI AAA+図形の極®」。
映像やアニメーションを用いることで図形を直感的に理解し、「イメージング力」を伸ばすことを目的としています。子ども一人ひとりが自分の理解度を確認しながら学習を進めていく進級式となっています。
この教材を使って学習する子どもたちの様子や得られる効果、また今後の展望について教えていただきました。


<KIWAMI AAA+図形の極®>の特長


『図形』領域の学習は、それまでの学習や日頃の経験の違いなどから、子どもの理解度に大きな差が生まれやすい分野です。だからこそ、一人ひとりの理解度に応じた丁寧な学習が必要になってきます。また、『数』の分野とは別立てにて、『図形』に特化した形にて継続的に学ぶことが理想となります。
そのため「KIWAMI AAA+図形の極®」は、図形問題だけを集約した教材・システムとなっており、さらに「学年」という枠組みをとっぱらい、子ども一人ひとりの理解度や習熟度に合わせて、戻り学習や先取り学習を進めていくことも可能な、10級から1級までの進級式・無学年制を採用した、進級式の教材となっています。

「KIWAMI AAA+図形の極®」の「AAA」は、AI(人工知能)、Animation、AR(拡張現実)、の「3つのA」と、これらにテキスト(冊子)を加えて学習することを「+」で表しています。専用アプリもしくは専用サイトを活用し、先生の授業とアニメーションが一体となった面白くてわかりやすい映像教材で図形を学び、さらにテキスト教材で演習を重ねていくことで、効率的に図形分野の理解を進めていくことができるようになります。また、問題の解説映像・ヒント動画を見たり、AR機能を活用したりと、より良い学習を進めていけるような工夫が盛り込まれています。


(株)タマイ インベストメント エデュケーションズ 玉井満代先生


奈良育英小学校では、予てより高学年で行っていた図形の極を、今年度から全学年を通して行っています。特に、1年生~3年生で、図形の極の学習をすることは初めての取り組みです。
子どもの得意・不得意を尊重しながら向き合うことで、意欲的に学習に取り組む姿勢を育て、そして、図形をイメージする学習を積み重ねることにより、ありとあらゆるものをイメージできる「イメージング力」を児童の中に育てていきます。


実際の授業での児童の様子


低学年


小学1年生から小学3年生は、まずは10級からのスタートでした。小学校低学年で、図形の学習にここまで多くの時間をかけることは一般的にはありません。初めての取り組みのため、教師も児童も戸惑いながら、学習をしてきました。しかし、児童は戸惑いながらも図形の学習の中に楽しみを見つけ、どんどん先に進んでいこうとします。そんな子どもたちの姿に教師も引っ張られる形で低学年の図形の極はこの4月から進んできました。子どもたちはどのような学習の中からでも、『自分に必要だと思う学び』を見つけて、それを『楽しみ』に変えてしまう力があるのだと感じています。そして何より、この低学年からこうして取り組むからこそ、「図形脳」が養われ、『イメージング力』が増していくことと思います。


(株)タマイ インベストメント エデュケーションズ 玉井満代先生


高学年


小学4年生から小学6年生の高学年になると、自分のペースで、どんどん学習を進めていくことができるようになっています。導入映像やヒント動画を見たり、テキストの解説を確認したりすることで、どんどん先に先に進めることができるのです。中には図形領域に苦手意識を持っている児童もいますが、それでもまずは自分でチャレンジし、悩みながらも解決しようと、分からない問題は教師に質問してくれています。学習を始めたばかりの4月には、分からない問題にあたると直ぐに、教師に頼ろうとする児童もいましたが、この教材システムをフル活用して、自分で学習に向かうように促すことを続けているうちに、自ら学ぶ児童が増えてきました。またこのような学習を積み重ねるうちに、「考えたらできた!」という成功体験ができ、自己肯定感が格段に上がっているように感じました。


(株)タマイ インベストメント エデュケーションズ 玉井満代先生


児童の声


奈良育英小学校の児童は宿題で、毎日日記を書くのですが、その中で、図形の極の授業のことを書いてくれる児童がいました。その一部を紹介いたします


2年生の児童
「今日、5・6時間目に図形のきわみがありました。ぼくは、Cのぶんやべつテストをときました。一回目はうまくいかなかったけど、二回目は合かくしました。うれしかったです。つぎはタブレットのテストをしました。不合かくでした。かなしかったけど、つぎはじこベストこうしんしたいです。家でも、タブレットでテストのれんしゅうをがんばります。」


2年生の児童
「図形のきわみのじゅぎょうがありました。特に楽しかったことは、サイコロづくりです。ちいさいのと大きなのをつくりました。どちらもきにいっています。なぜかとゆうと、きれいにつくれたからです。ぐにゃぐにゃしてないからです。お家に持ってかえって、サイコロをふりました。いろいろな図形のきわみをやれてうれしかったです。3学きもがんばってやりたいです。」


4年生の児童
「今日は、三時間目に図形の極がありました。わたしはいま7級の総復習へいっています。5級のBまでいっている人もいるので、「なんでそんなに早くできんの?」と思いました。わたしは体積やてんかい図をよくまちがえるので、家で練習しておきたいです。わたしは、2学期の終わりまでに進級テストに合格して6級に入りたいです。でも、自分のペースでがんばっていきたいと思います。」


「KIWAMI AAA+図形の極®」の学びでは、「分野別テスト」「進級テスト」があるのですが、どの学年の児童もこのテストには気合が入ります。その合否によって、次の分野・次の級に進めるかどうかが決まるのですが、どの児童も不合格になる不安を抱くよりも、合格したい!と前向きにとらえ挑んでくれています


「KIWAMI AAA+図形の極®」に取り組むことで感じる効果や今後の展望


最たる効果は、やはり「図形脳」を養えることです。前述の通り、『数』の分野とは別立てにて、『図形』に特化した形にて継続的に学ぶことが理想なわけですが、なかなか一般的ではありません。「KIWAMI AAA+図形の極®」を活用することによって、この理想的な学びを、日常的に行えることは貴重だと感じています。


(株)タマイ インベストメント エデュケーションズ 玉井満代先生


この図形の極は、「平面図形」・「立体図形」・「展開図」・「角度」・「垂直と平行」・「比」・「動く図形」の7つの分野で構成され、級の進行に合わせて問題内容を高度化しながら学習していきます。豊富なアニメーションが、図形問題だからこそさらに活きていて、図形を直観的に理解できるようにもなり、子どもたちの頭の中で図形のイメージが再生できるよう様子も見受けられます

また、一人一台のiPadがあることも良い影響があり、一人で集中して取り組む力が身についたようにも感じます。一方、進級式で進める中で自分も早く先に進みたいという気持ちからか、仲間と切磋琢磨しながら、学習を進めることができる効果も感じています。

これらの学びを通して、目に見えないものを創造する力(想像し、創造する力)を養っていきます。


次回の「Vol.29」は2月4日(金)にお届けします。お楽しみに!



(株)タマイ インベストメント エデュケーションズ 玉井満代先生

《教えてくれたのは》
(株)タマイ インベストメント エデュケーションズ
代表取締役 玉井満代さん

京都市生まれ、ICT教材クリエイター・脚本・演出家。20年にわたる全国数百の学習塾での指導経験を生かして、学校、またインド、ベトナム、シンガポール等で続々と導入されている「玉井式 国語的算数教室®」「玉井式 図形の極®」など、パソコン・タブレットを使用して学習する教材を全国展開。2021年現在、日本全国で24,000人が学習しており、有名私立小学校・大手学習塾・幼稚園・保育園及び学童などで広く活用されている。また、インド著書には「世界に出ても負けない子に育てる」(青春出版社)他。国内外での年間講演回数は120回(2018年度)を超える。洛南高等学校附属小学校で「玉井式 図形の極®」が授業カリキュラムとして取り組まれている。また、2021年度より、奈良育英小学校の副校長に就任。

>> TAMAISHIKIオフィシャルサイト
>> 奈良育英小学校




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