奈良県三郷町ライフ生活
2022/01/29 07:30
ぱーぷる

ちゃんと知りたいペットのこと Vol.6 ペットとのお別れについて

ちゃんと知りたいペットのこと Vol.6 ペットとのお別れについて

奈良県生駒郡三郷町信貴山の麓にある『シンシア・ペットクリニック』。
橋本院長先生に動物にまつわるいろんな話を紹介してもらう連載第6回目。

最終回となる今回は、必ず訪れるペットとのお別れについて。
毎日動物と接する動物病院の先生の目から、いろいろなお話をいただきました。
ちゃんと知りたいペットのこと Vol.6 ペットとのお別れについて
ペットロス

ペットの最期はできるだけおうちで


「病院の方針として、基本的におうちで看取ってもらうようにしています。
最期の景色が、好きなおうちであって欲しいと思いますからね。

入院したら命を繋げられるかもしれない、でも覚悟はしておいて欲しいとなった場合は、飼い主さんに説明したうえで病院でお預かりするか、一緒におうちに帰るか選択していただきます。

少しでも可能性があるのであれば入院させて欲しいという方もいれば、自分の知らないうちに亡くなるのは嫌だという方も。
こういう場合は、どちらが後悔しないかその場で判断していただきます。
それでも入院中に亡くなって、飼い主さんに電話するのは本当に辛いですね。

突然死や事故などはしょうがないのですが、年をとってきてシビアな状況とぶつかったときに、いざというときどうするかを少しずつ考えておいていただければと思います。」

ちゃんと知りたいペットのこと Vol.6 ペットとのお別れについて

突然死はエキゾチックアニマルに多い


「ハムスターなどの草食動物は捕食される側なので、弱っていることを表に出すと、すぐに狙われてしまいます。
基本的に元気な子と区別がつかないようにふるまえる動物なので、飼い主さんが異変に気付きにくく、朝見たら亡くなっていたなんてことも。

猫は単独行動をとる動物なので、動けるようになるまでじっとしています。

犬は群れで動く動物なので、具合が悪いことを周りに気付かせて守ってもらいます。
こういう特性から、犬の飼い主さんは異変に気付きやすく、猫の飼い主さんは『よく分からないが動かない』といって病院に連れてこられる方が多いです。」

ペットロスになる人ほど、新しい家族をお迎えして欲しい


「僕自身精神科ではないので、ペットロスの対処の仕方はわかりませんが、可愛がっている方ほど、ペットの存在が自分にとってどれほど大きいものなのか失って気づきます

生きている間はペットがいるのが当然で、『この子がいて幸せだな』と感じることはあまりないのでは。

よくペットが亡くなったときに、『こんなに悲しい思いをするのであれば、もうペットは飼わない』という方がいらっしゃいます。
その方に飼われた動物は、可愛がられて心配されて、きっと幸せだったんだと思います。
だからこそ、ペットロスで悲しむ方ほどペットを大切にさせてあげられると思うんです。

毎日のようにどこかで犬や猫など、動物が殺処分されていますよね。
どうやったってブリーダーやペットショップがある限り、作り出された命が、幸せな一生を過ごせるように願ってこの仕事をしています。

最近では保護猫や保護犬を迎え入れる方も多いです。
保護犬や保護猫は必ずしも人に慣れているとは限りません
その子達と絆を作るのは容易ではないので、引き取るほうにもスキルが必要です。

でも、中には『かわいそうな動物を引き取った自分はやさしい!』と自己満足するだけで、ペットをコントロールできない人も中にはいます。
そうした方が、結果としてペットを不幸にすることも。

ペットが亡くなったときに強く悲しむほどペットを大切にできる人たちの手で、幸せな犬や猫を増やしてあげて欲しいです。」

ちゃんと知りたいペットのこと Vol.6 ペットとのお別れについて

ペットロスの対処法


「動物を大切にしているけれど、ペットロスにならないという方も、もちろんいらっしゃいます。
もともとの性格や考え方なども関わっているのでしょう。

また、複数頭を飼育されている方は、日常に支障をきたすようなペットロスにはならない気がします
おそらく残されている子のお世話もありますし、一緒に暮らしていた仲間が居なくなった事を感じている動物の様子を見て、ご自分の悲しみをその子と共感することで癒されているのではないでしょうか。
すべての悲しみの穴が埋まるわけではないでしょうが、悲しみは軽くなると思います。

ペットロスで悲しむ方には、新しい子をお迎えすることに罪悪感を覚える方が多いです。
その失った子を忘れる、代わりを持ってくると考えてると、新しい子を受け入れにくくなる。
それと、またいずれ新しい子とも別れがあると思うと辛い。
この2つが新しい子を迎えられず悲しみに暮れてしまう大きな要因だと思います。

なくなったものに目を向けるよりも、あったことに目を向ける。
失ってしまった悲しみに目を向け続けるより、その子がいたことで自分は幸せだったこと、きっとその子も幸せだったと考えることが前を向ける要素になれるのではないでしょうか。

『やっぱり寂しくて、新しい子をお迎えしました』と、来院される方はとても明るくなっていますね。
その子も、きっと幸せな一生を過ごせることでしょう。」

ちゃんと知りたいペットのこと Vol.6 ペットとのお別れについて
印象的なペットとのお別れ
「老衰で長く苦しむから、安楽死をして欲しいと申し出た飼い主さんがいました。
これは、ペットが大切だからこその決断ですが、中にはそうでない方も。

飼育放棄をした飼い主による安楽死の依頼がありました。
依頼を受けておうちに向かうと、寒空の下、庭の隅に横たわっている犬がいました。
その子の周りには糞尿がたまっていて、寒い冬にも関わらずハエが大量に飛んでいました。

僕が安楽死の処置をしないと、他の獣医を呼ぶでしょうが、その間この子はこの劣悪な状況なのでしょう。
依頼は受けるが、もう動物は飼うなと怒りましたね。

こうしたネガティブなお別れもたくさんありました。
そういう無責任な飼い主がいるのは確かです。

だからこそ、ペットロスになるような、ペットを大切にする人にこそ動物をお迎えして欲しいと強く願います。」

ちゃんと知りたいペットのこと Vol.6 ペットとのお別れについて
日々のなかで意識してほしいこと
「ペットを飼っていると、散歩やトイレ掃除など、面倒くさいなと思うことが多いですよね。
でも、そうした一瞬一瞬がかけがえのない時間になります。

ペットが亡くなったときに、悲しみにうちひしがれているのではなく、楽しんだことが活力になるよう、一所懸命に楽しんで、幸せな時間を過ごしてあげてください

それと、高齢な方ほど子どものように可愛いという方がいらっしゃいます。
それもいいのですが、あまり擬人化せず、その動物の特性を知って、生活するのも楽しいのではないでしょうか。

その動物が本来はどういう生活をしている生物なのかを学ぶと、犬や猫、ハムスターとの接し方も豊かになると思います。
『やっぱり猫だよね』とか『猫なのに、人間みたい』など、いろんな視点をもつのも、きっとおもしろいですよ。

運悪く病気や、ケガをしたときは、獣医さんを頼っていただけたらと思います。」

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