2022/02/08 10:00
ぱーぷる
不動産のプロが教える「理想のお部屋探し」のために知っておきたい5つのポイント!
入学、転勤など4月から始まる新しい生活に向けて準備を進めている方々も多いのではないでしょうか。
その中でも新しい生活に欠かせないのが「お部屋探し」。
とにかく家賃よりも駅近重視の人もいれば、南向きの間取り重視の方など自分の理想の部屋に出会うためにネットで検索されている方も多いはず。
でも、、、、
部屋の間取りや環境などが掲載されている住宅情報以外にも、「駅から徒歩10分以内」という項目ではヒットしないけど、実は11分歩けば理想の部屋があることや、「家賃が安く立地も良いけど、実は壁が薄くて隣の声がうるさい」など、ネットには掲載できない部屋のリアルな情報を押さえておかないと後々後悔することが多いという情報を入手!
そこで、実際にお部屋探しのプロはどのような情報をお客様にお伝えしているのか、奈良県のお部屋探しのプロ(丸和不動産協力)に、「ここだけは押さえておいた方がいい5つのポイント」を伺ってみた!
新大宮店 店長 湖中さん
【その1】細かい金額は全て聞け!
業界内では「マイソク」と呼ぶ、物件の間取りや家賃などの料金詳細が書かれているこの紙!(画像はサンプルです)
この紙をよーく見ると、家賃以外にかかる費用が書いてある。
全て項目の意味がわからなければ、分からない項目があれば事細かく聞くのがオススメ!
聞かれなければ答えない営業マンもいるみたいだが、聞かれればちゃんと説明する義務があるようなので絶対に聞いた方がいい!
また家賃にも注目!
本当にそれいるの?と思われるものが家賃に含まれていることも!
例えばWi-Fi完備の住宅があるが、自分で契約する方が安い場合があるので、必要がなければ他の物件を選ぶ方がいい場合もあるようだ。
【その2】「最寄り駅から徒歩●分」の表記にはカラクリが!
最寄りの駅から徒歩●分!とよく表記を目にするはず。
実は不動産業界では、80メートルを1分で表記するという決まりがあり、駅から400メートルなら「5分」と表記されるそうだ。
つまり、駅からずっと急坂で絶対に5分で着かない場合も、5分と表記していることもしばしば。
徒歩の所要時間が短いから駅から近いと思いこんで物件を決めてしまうのはかなり危険!
これぞ、ネットだけでは分からないリアルな情報なのだ・・・。
これはプロに聞かないと分からない。
【その3】デメリットを言わない業者には注意
営業マンと物件探しをしていて、物件のデメリットを言わない人には注意だそう。
どの物件にもデメリットはあるもの。
例えば、鉄筋構造の物件は隣に住んでいる人の声は聞こえにくく、静かというメリットがある一方で、家の中が完全密封状態になるので、クローゼットなどはカビが生えやすいなどのデメリットがある。
また、プロパンガスよりも都市ガスを選ぶ場合、価格がリーズナブルである一方で、災害時には復旧に時間がかかり、さらには修繕費がかなり高いというデメリットもあるそう。
完璧な物件は、この世にはないので、メリットとデメリットをきちんと吟味したうえで自分にあったお部屋探しがしてみたいものだ。
分からないことが少しでもあれば、まずは聞いてみよう!
【その4】営業マンも人間!仲良くなって損をすることはなし!
物件探しの営業マンもプロ意識を持って仕事をしているが、それでもやっぱり人間。
営業マンと仲良くなれば、情報を細かく教えてくれたり、親身になって一緒に考えてくれたりとより丁寧にお部屋探しのお手伝いをしてくれる。
営業マンも物件の魅力を伝えて、納得してお部屋に住んでいただきたいと思っているので話しやすいお客様には様々な情報を伝えたくなるみたい。
自分にあったお部屋探しは、良いコミュニケーションから生まれるようだ。
【その5】大きな家具の寸法は測ってから選ぶべし!
結構見落としがちなポイントが家具の寸法を考えないで成約してしまうこと。
「お気に入りの部屋を決めたのはいいが、廊下が狭くて家具が入らない…。」
こんなお悩みを持つお客様が少なくないらしい。
特にお気に入りの家具はいくら部屋に入らないかと言って捨てられない。
この家具だけは必要!という家具は必ず寸法を確認しよう!
あとあと後悔しないように注意が必要だ。
取材を終えて
ここまで言っていいのかというほど、ぶっちゃけ話を教えてくれた湖中店長(丸和不動産)には感謝しかない。
理想の部屋探しには、物件の情報をいかに入手できるかがポイントであることを痛感した。
メリットとデメリットを並べてみて、公平な視点で物件を選ぶことでより快適な生活が過ごせるはずだ。
これからお部屋探しを考えている方には、ぜひ知っておいてもらいたい。