住宅・不動産ライフ
2021/12/14 13:42
「ナラタテ」アドバイザー/「奈良すまい図鑑」編集部 H
「ナラタテ」アドバイザー兼編集部H、20年弱ぶりに、 大学の講義を受ける。「マイホームの防犯の第一歩は心理戦」

「ナラタテ」アドバイザー兼編集部H、20年弱ぶりに、 大学の講義を受ける。「マイホームの防犯の第一歩は"心理戦"」

奈良の住宅会社紹介カウンター「ナラタテ」のアドバイザーは、奈良すまい図鑑の編集ネタを集めるため日々、さまざまな場所で取材しています!

みなさん、ごきげんよう!
編集部Hです。
先日は、帝塚山大学東生駒キャンパス法学部特殊講義「防犯研究の最前線について」を聴講してきました!
すっかり気分は、大学生☆彡
「失礼。A棟はどちらかしら?わたし、A棟での授業は初めてなんですぅぅぅ」なーんてね。
でもすれ違う学生さんからは、「なんの講師の人やろ。」って思われてるんだろーーーーな―――――。

「ナラタテ」アドバイザー兼編集部H、20年弱ぶりに、 大学の講義を受ける。「マイホームの防犯の第一歩は心理戦」

講義の様子。いやあこの空気、なつかしい。…20年ぶり。。。。


突然ですが、みなさんは
●泥棒は、侵入する前に下見をする
※出典:都市防犯研究センター
●被害時間帯が最も多いのが日中
※出典:警察庁「年間の犯罪(2020年)」
●10年間ほとんど変わらない侵入経路の8割が「ガラス破りと無施錠」
※出典:警察庁「犯罪情勢」

という情報をご存じですか?

帝塚山大学法学部と奈良県警察本部と連携して開講しているこの「防犯ボランティア講座」は今年で8年目。
帝塚山大学法学部は、県警や行政と連携する講座を多数開講していて、この講座も警察官や行政職を目指しているという学生さんが受講しているとのこと。
法学部ではこのような勉強もするのですね、うんなんとも心強い!

さて今回は、積水ハウス株式会社総合住宅研究所・外装研究開発グループから、池田和代さん、吉田知未さんが「住宅防犯技術の最先端」を解説されていました。

いわゆる住宅侵入による窃盗被害は2003年の全国約19万件をピークに2020年は約1/9の2万件へと激減しています。これは、防犯に対する住宅設備の向上はもちろん、防犯啓蒙活動の賜物とも言えます。

さて、帝塚山大学様に大変お世話になり、警察官や行政職を目指す学生の皆さんと約20年(おおよそ)ぶりに一緒に講義を受けさせていただいた編集部ですが、その中で冒頭の3つの情報について今回はお話しします!

皆さんは、マイホームの周り(エクステリア)やお庭を考えるとき、
マイホームの記念や憧れから「我が家の顔となるシンボルツリーがほしい!」と思われませんか?
それ、防犯の観点からも正解です!

侵入者(いわゆる泥棒)は犯行前に下見に来るそうで、外構や植栽などがなく外からの見通しの良い家周りは、心理的に泥棒が「足を踏み入れやすくなる」そうなんです!
不審者の侵入がみえるように見通しの良い方がいいじゃないか、と思っていた編集部はびっくり!

逆か~!!

防犯の世界では、シンボルツリーや低木、フェンスなどの外構で、「ここからが敷地である」と分からせることが侵入しようという気を遠ざけるとのこと!
なるほど、勉強になります!

そして、共働き世帯が増えた現代では、日中の侵入が多くなっているとのこと。
なんと下見をする方法は、インターホンを押したときの家の反応などもあるそうです!

え。泥棒がピンポンを押すんですか!?

ショックです…。え?押す?泥棒やで?

そこで、カメラ付きのインターホンなら下見をさせる心理も阻止できるというわけですね。

その他、洗濯物の様子から、生活リズムや家族構成などを見られないことも防犯には有効とのこと。
物干し竿の位置まで考えないといけないのか~(´;ω;`)ウッ…、
南向きに干したいだけなんだよー(´;ω;`)ウッ…

いやまてよ、そういえば昨今のお家の取材でも…。
「洗う、干す、たたむ、しまう」ための場所を一連の動線上に配置したお家をよく取材するようになりました。皆さん、物干し場所について、南向きであるかどうかは気にせず、お家それぞれの家事動線に従って、より日々の家事ストレスを軽減することにプランを設計されている様子がよく見られます。

物干しの位置に振り回されず(´;ω;`)ウッ…、
あるいは、
「南向きがよい!」だけにこだわらず、
防犯と、日々の家事動線にポイントを絞ったプランで、充実したマイホームライフを送っている家族の例を取材しているではないか…。

泥棒がインターホンを押す話ですっかり、気が動転していました…。

そして最後に、ガラス割実験による防犯に最適なガラスを観察してきました!
個人的には、「網入りガラス」は防犯のためではなく、防火目的のガラスであることに驚き…。見た目は強そうなのに…、あれは火災の際、高熱により割れたガラスが落ちないようにするための網だったんですね。

では、「強化ガラス」はどうか?ということですが、これも防犯のためではない、という話。
鋭利なものに弱いが、割れた際には体を傷つけにくい粉状になるため、「室内建具」のガラスとして使われるそうなんです!
強化ガラス、超強そうなって名前なのに…、と思ったのは私だけ?

「ナラタテ」アドバイザー兼編集部H、20年弱ぶりに、 大学の講義を受ける。「マイホームの防犯の第一歩は心理戦」

強そうなガラスは、何に強いか、ということですね。適材適所です。

「ナラタテ」アドバイザー兼編集部H、20年弱ぶりに、 大学の講義を受ける。「マイホームの防犯の第一歩は心理戦」

ガラスを割る実験だなんて、講義ならではですね。

それでは、最も住宅防犯に適したガラスはなにか?
その答えは、ガラスとガラスの間にシートを入れた「合わせガラス」でした。

ガラス自体は割れるのですが間のシート部分まで破るのに時間がかかり、侵入者をあきらめさせるのですね。
終始、防犯とは心理戦の大切さであることに脱帽です。

「ナラタテ」アドバイザー兼編集部H、20年弱ぶりに、 大学の講義を受ける。「マイホームの防犯の第一歩は心理戦」

講義では、このほか、「CPマーク(防犯性能の高い建物部品に使用が認められるマーク)」を持つ製品、鍵の閉め忘れをサインで知らせる最新の機能も紹介されていました。

防犯は「見える防犯」「守る防犯」「知らせる防犯」が大切だということ。
特に、「見える防犯」とは、心理戦でもあります。
それが設計で解決できるなら、出費は0!
やる気が出てきますね!

では、今回はこの辺で!

★ライタープロフィール★


ナラタテアドバイザー、奈良すまい図鑑編集部H

「奈良でそろそろマイホームが欲しい!」と考えたときに気分を上げる情報や、具体的な計画のための情報を発信・紹介する「奈良の住宅会社紹介カウンター ナラタテ」のアドバイザーです!普段は、奈良の住宅会社紹介雑誌「奈良すまい図鑑」の編集をしています。

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