子育てコラム生活
2021/12/09 05:00
ぱ〜ぷるmama

【子育てコラム】「ちびくろ・さんぼ」の絵本と歴史

【子育てコラム】「ちびくろ・さんぼ」の絵本と歴史

「ちびくろ・さんぼ」が好きでしたー!!という方は、若いお母さんにはいらっしゃらないかもしれません


「ちびくろ・さんぼ」



この「ちびくろ・さんぼ」は、ざっと50年前くらいに、全世界で愛された絵本なんです。
ところが、人種差別問題で長い間「絶版」されていた伝説の絵本でもあります。広く知られるようになったのは、1953年(昭和28年)。120万部も売れたベストセラー。
わたしは43年生まれですが、子どもの頃「ちびくろ・さんぼ」が大好きでした。
トラがぐるぐる回って、溶けてバターになっちゃう場面は、インパクト強くて特に大好き。そのバターでホットケーキを焼いて食べるんです。もう、おいしそうで、おいしそうで。
この絵本を読んでもらった後に、母にホットケーキを焼いてもらうのが一番の幸せだった記憶もあります。
このお話のラストは、
「おかあさんのまんぼは、そのおいしいほっとけーきを 二十と七つもたべました。そしておとうさんのじゃんぼは、五十五もたべました。けれども ちぴくろ・さんぼは、なんと百六十九もたべました。とてもおなかがすいていたのでね」


Wikipediaより
“手作りの本として誕生した『ちびくろサンボ』は、知人を通してイギリスの出版社に紹介され、1899年に英国のグラント・リチャーズ社より初版が刊行された。子どもの手に収まる小さな絵本で、文も絵もヘレン・バンナーマン自身によるものである。
著作権の混乱からアメリカ合衆国ではいわゆる海賊版が横行した。改変された箇所も多く、特に絵は原作と違うものが使われることが多かった。その多くは主人公をインドの少年から、アメリカに住むアフリカ系黒人の少年に置き換えたものであった。このことが、後に人種差別問題と深く関わってくることになる。
アメリカでの黒人の公民権運動の高まりと連動して黒人差別であるとの批判を受けるようになり、1988年(昭和63年)には出版社が一斉に絶版させる処置を行った。これにより岩波書店版を含め、事実上すべての出版社のものが自主的に絶版となり、書店から回収されるに至った。
平成17年6月に著作権の切れた岩波版(光吉夏弥訳)の『ちびくろ・さんぼ』が端雲舎から17年ぶりに復刊され、5カ月で15万部を売った。“


そうなんです。それからしばらくの間「ちびくろ・さんぼ」は世に出ることはなく、平成17年に瑞雲舎から復刊され、今は手に入れることも読むこともできる絵本になりました。
歴史的に一度絶版された絵本。復刻版を懐かしく手に取ったのは、わたしだけじゃないはず。
今読んでも、ちっとも古臭くない素敵なお話。子どもたちはトラの「ぐるるるるるるるる」の声や、ホットケーキの画像にワクワクすると思います。ぜひ、読んでみてあげてください。




《コラム執筆者》
福島千佳(ふくしまちか)


さくらい読書会「子ども読未知(よみち)」ボランティアサークル代表
私立高校非常勤講師
心理カウンセラー

>> ホームページ「子ども読未知のへや」



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