2020/12/31 00:00
ぱ〜ぷるmama

【子育てコラム】仕事と子育ての両立
企業から在宅ワークの仕事をプロデュースして、地域のママたちに在宅でのお仕事コーディネートしている栗本です。
私は長年、在宅ワーカーとして仕事をしてきました。
娘が5才の頃に初めて大きなプロジェクトに入ったときのことです。プロジェクトは、3カ月の期日と決まっており、一人一人の仕事量も結構ありました。
プロジェクトを開始して、1週間ほど経ったとき、娘が発熱をしました。
ちょっとした風邪かなと気軽な気持ちで病院に行くと、大きな病院を紹介されました。細菌性の肺炎を発症してしまったのです。
娘は1週間の入院をすることに。私は付き添わなければいけない状況となりました。初めての大きなプロジェクトです。フリーランスで働いている私にとって、プロジェクトを外れるということは、この先、仕事の受注に影響があるという恐怖がありました。
娘のベッドの横に簡易なベッドを置き、そこにノートパソコンを持ち込んで仕事をすることにしたのですが、ベッドの上で点滴に繋がれている5才の娘は、退屈になると動き出し、目が離せません。どんどんスケジュールに遅れが生じてきました。プロジェクトのリーダーに相談をして、結局、プロジェクトから外れることにしました。
子どもが学校に行き渋るようになり、長期で学校を休んだこともありました。その度に「自分が仕事をしているから」「もっと子どもと向き合わないといけない」と仕事をしている自分を責めてしまいました。
WFCの会員さんにも同じようにお子さんとの事情で、仕事の両立が難しくなり職場を離れたという方がいます。
子育てをしながら仕事をしていると、「仕事」と「子ども」のどちらを優先するかという問題に必ずぶち当たります。
プロジェクトを外れた私は、その後、他の仕事を受注することができました。子どもが学校を行き渋ったときは、昼間はゆっくりと過ごし、夜に仕事をするように切り替えました。
会社を辞めた会員さんは、キャリアを活かしながらゆっくりと働ける職場に再就職ができました。
思ったより人生は長い。10年、15年のブランクがあってもどこかで取り返せときがきます。
「仕事」と「子育て」のどちらかを選ばなければいけないというのではなく、比重をその時々に変えていくことが大事だなと感じています。
「子育て」に課題が生じたときは、上手に周りにサポートをしてもらうことも重要です。そのときの恩は、次の世代に返すぐらいの気持ちでいいんです。自分を責めないで欲しい。続けていれば、どこかで「仕事」の比重を増やすこともできます。
「仕事」と「子育て」の両立は、長期的視野にたって考えることが大事です。
【コラム執筆者】
栗本恭子
「地域での仕事」を創る人。ママと企業を繋ぎます。東京都生まれの静岡育ち。18歳〜奈良。LINEで募集中のプロジェクトやスキルアップネタを発信中。気軽にご相談ください。
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