2020/12/31 00:00
ぱ〜ぷるmama

【子育てコラム】親子で楽しむベビーマッサージ②
みなさま、こんにちは。おやこの愛を育み、信頼関係を結び、絆を深めるお手伝いをしている、看護師・チャイルドボディセラピストの曽我真世です。
>> 前回より、親子で楽しめ、癒されながら、成長発達も促せるふれあいを紹介しています。
今回はベビーマッサージの後編、あしのつけねからゆびさきまで・せなか・おしりです。
ベビーマッサージは、ベビーとついていますが、実は園や学校に通うようになっても、お子さまが望む限りずっとしてあげられるマッサージです。せなかのベビーマッサージはわが家の2番目・3番目の子どもが寝付けないときによくするものです。ママの手、気持ちいい〜と、そのまま寝ていきます。あし・あしうらは1番目の子どもがお気に入りです。足が軽くなるそうですよ。
前回と同内容になりますが、以下、行う際に気を付ける点になります。
・予防接種後24時間以内、熱があるとき、感染系の疾患のときはできません。
・赤ちゃんに風や光が直接あたらないように、そして寒くない室温にします。
・骨格に沿ってやさしくそ〜っとお子さまにふれます。
・無理に曲げたり伸ばしたりひっぱったりしないようにします。
・ベビーマッサージを行う方向は中心から外へ向かうようにしていきます。
・目と目を合わせ、擬音語を使い、語りかけたり歌ったりしながら笑顔で行います。
・赤ちゃんが泣いたらやめましょう。
ママ・パパの準備
・緊張したりイライラしたりしていると赤ちゃんにも伝わるので、肩や腰など緊張している部分をストレッチなどでほぐし、ゆっくりと呼吸をし、リラックスしましょう。
・横座りは避け、正座やあぐらなど、楽な姿勢で行います。
・まずは全身をやさしくそ〜っと撫でながら、「今からベビーマッサージはじめるよ〜」と声をかけていきます。
部位別のポイント ふともも
片方の手でかかとを持ち、もう片方の手で、ふともものつけねから足先まで「シュー、シュー」とすべらせていきます(前面・後面)。
このベビーマッサージでは血液とリンパの流れを促していきます。寝返りをするときに使う筋肉やハイハイをするときに使う筋肉、歩くときに使う筋肉などを刺激していくので、これから使う筋肉を動かしやすい状態に、また、筋肉をほぐしリラックスの効果なども期待できます。
ひざまわり・あしのうちがわ
ひざを「く」の字にまげ、手のひらで優しくひざをつつみ「くーるり、くーるり」となで
赤ちゃんの脚の内側を付け根から足首まで「シューッ、シューッ」となでていきます。
膝まわりの筋肉や関節を緩め、動きを滑らかにする効果が期待できます。
あしくび
あしくびを両手で包み、手根でやさしく「ぷるぷるぷる」とほぐします。
足首を柔軟にすることで、踏ん張る力や、立ったり歩いたりするときのバランス感覚を養っていきます。また、足首にたまりやすい老廃物の排出を促していきます。
あしうら・ゆび
片方の手でかかとを支え、もう片方の手の親指の腹で上下にさすり
真ん中より上のところを内から外へさすります。
親指・人差し指・中指で赤ちゃんのあしの指の付け根をはさみ、「くるくるシュッ」と、付け根をくるくる回して、優しく1本ずつひっぱります。
人間が本来持っている自然治癒力や免疫力を高める効果が期待できます。
せなか・おしり
赤ちゃんをうつ伏せにし、呼吸がきちんとできているか確認します。
手全体を密着させて、首の付け根からおしりに向かって交互になでおろしていきます。
そのあと、手のひらを中心に置き、背中全体に円をかくように大きくなでます。
手でお椀を作り、おしりをポコポコポコ。
腰がまだすわっていない子は、親指の腹でトントントンとしていきます。
最後に仙骨をくるくるくるとします。
背中の緊張をほぐすことでリラックスの効果が期待でき、内臓の働きの活性化も促していきます。おしりのベビーマッサージは、骨盤の安定や背骨のバランスを保ち、下肢の安定や神経の発達も促していきます。
エンドストローク
ベビーマッサージが終わったよ、気持ちよかったね、と話しかけ全身をなでていきます。
今回は、あしの付け根からゆびさきまで、せなか・おしりのベビーマッサージを紹介しました。ぜひ、トライしてみてくださいね。
【コラム執筆者】
曽我真世
看護師・チャイルドボディセラピストで、乳児期〜思春期までの4児の母。看護の仕事をするかたわら、ベビーマッサージなど親子のふれあいをお伝えしています。
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