2020/12/31 00:00
ぱ〜ぷるmama

【子育てコラム】正しい睡眠儀式の取り入れ方
ハッピー子育てplus代表 保育・子育てプロデューサー・保育士ゆきの直子です。
15年の保育士時代に延べ500人近い保護者や子どもとの出会いから子育てママの悩みを解決し、メンタルを整えるお手伝いをしています。
ぱーぷるmama+では、特に就園・就学前の子どもを育てるママの役に立つ情報をお届けします。
入眠儀式って聞いたことありますか?
入眠儀式とは、寝る前に決まったことをして、子どもが寝る時間だということを知り、無理なく入眠できるようにするという習慣のことです。
例えば、
・絵本を読む
・子守唄を聞かせてもらう
・牛乳・ミルクを飲む
・ぬいぐるみに挨拶する
などなどたくさんあります。
以前子育てコンサルのクライアント様に、育児のアドバイスとして、"入眠儀式をすると子どもが寝る気になるので、子どもに合うものが見つかるまで、いろいろ試してみるのがよい。"と書いてあるという話を聞きました。
うーん、微妙に違います。
それ勘違いしたらアカンやつです!!
毎日、取っ替え引っ替え入眠儀式を試してみても何にもなりません!!
だって、儀式はある程度習慣化しなくては意味がないから。
そうでなくては、眠たい時間にいろいろ試されて、子どもはただただ混乱するだけ。
入眠儀式を試してみる順番としては、
① どんなことが入眠儀式として使えそうかを考えて、選択肢を用意する。
② 子どもに入眠儀式を取り入れることを伝える。
③ 試してみたいものから順に試してみる。
④ まず1つ「これをする」を決めて、それを1週間試す。←ここ肝心です。
子どもって何故か1週間単位で、慣れることが多いのです。
これは長年の保育経験から得た知識なのですが、受け入れられるものは大抵1週間で慣れます。
長男の最後のトイトレ(それまでに長い年月かかりました)も、次男の夜間断乳も1週間以内にできるようになりました。
お子さんにぴったりの入眠儀式を探すには、ママが無理なくできそうなものから1つを選んで1週間ずつ試してくのが最短の方法だと私は考えています。
あっ、とっても基本的なことですが、入眠儀式はもちろん子どもの好きなものにしてくださいね。
たとえば、牛乳嫌いの子どもに牛乳を飲ませるとか、怖い絵本が苦手な子に『ねないこ だれだ』を読むなんていうのはNGです。
これは、拷問でしかありません。
寝る前は、穏やかな気持ちで眠れるのが一番いいのです。
子どもの好きなもの、ママが取り組みやすいことで、オリジナルの入眠儀式を作ってくださいね。
ハッピー子育てplus
保育・子育てプロデューサー
ゆきの直子
知的障害児施設に1年、乳児保育園に14年保育士として勤務。
2017年「ハッピー子育てplus」を創設。
子どもとママの両方へのアプローチが好評。
相談、講演依頼はブログより受付。
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