2020/12/31 00:00
ぱ〜ぷるmama

【子育てコラム】秋は糖質を盛れ
こんにちは。重ね煮と発酵食で命を支える。畑薬膳アカデミー代表、竹村享子(きょうこ)です。
今年は長い梅雨の後に日照りが続いたかと思うと、また梅雨の末期のような大雨が日本列島各地を襲い、ほんとに地球さんどうなったの?と言いたくなります。
でも、コロナもこの地球環境も人が招いた結果と言えますので、今一度わが身を振り返って、環境に負荷をかけない生活を心がけたいと思います。
空が高くなり秋風が吹いてくると、まずブドウや梨、リンゴなどの糖質が多い甘い果物が実り始めます。そしてサツマイモや里芋などの芋類や、お米や雑穀などが登場します。新米が出始めると、秋が来たことを実感します。今年のお米のできは、天候不順のためにどのようになったか気になるところです。日本の主食は何といってもお米ですから。
秋は「食卓に糖質を盛れ」と昔から言われてきました。自然界では糖質やでんぷんが多い作物が多くなり、人間は食欲全開、正に「天高く馬肥ゆる秋」です。
それはしっかり食べて元気な身体を作るように、という自然の摂理で、秋の次に来る寒い冬に備えるためなのです。
また薬膳では、秋は風が吹き空気が乾燥する季節なので、肺を潤すものを食べるようにといいます。中医学では、肺は経絡によって皮膚と繋がっていると考えられています。例えばアトピー性皮膚炎の子どもは、秋になると悪化する場合が多いです。
喉や肺の乾燥を潤し、便秘を防ぐものとしては、白い食材が多く、梨や長芋、蓮根などですが、どれも秋の作物ですね。秋の食材を積極的に取り入れた食卓を心がけましょう。
9月に入ると栗が店頭に並び始めます。秋一番に食べたいのが栗の炊き込みごはん、皮を剥くのが少々面倒ですが、秋の味覚そのものです。
【コラム執筆者】
竹村享子
畑薬膳アカデミー代表、健美膳料理教室(陰陽調和の重ね煮)、発酵伝承講座、畑野菜でワークショップ主宰
旬の野菜を用いた陰陽調和の重ね煮料理と、日本の伝統的な発酵食を次世代に伝えていく活動をしています。
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