2020/12/31 00:00
ぱ〜ぷるmama

【子育てコラム】「ことば遊び絵本」は楽しいだけじゃない!
こんにちは。桜井市を中心に、絵本と朗読の読み聞かせボランティアサークル「子ども読未知(よみち)」の代表をしています、福島千佳です。
今日ご紹介するのは「ことば遊びの絵本」。
そして、幼稚園児に人気で、何度読んでも笑ってくれる絵本です。
1冊目は「うし」内田麟太郎 著 アリス館
【うし】
2017年初版のまだまだ新しい絵本です。
この、うしのとぼけた表情の絵と、うしうしうしうしうし・・・と続く言葉のつながり。
読んでる方は淡々と読んでいても、子どもたちは、ひっくり返って笑います。
この絵本は、パパやおじいちゃんなんかが読むと、絶対ハマるはず。ぜひ男性の声で、おもしろおかしく読んであげてください。簡単な言葉の羅列なので、子どもたちの音読も楽しいと思います。
2冊目は「うえきばちです」川端誠 著 BL出版
【うえきばちです】
こちらも楽しい絵本です。のっぺらぼうを植えるお話で、め、は、はな、が次々出てくる展開に初めは目がテンでしたが、展開がおもろしく何回読んでも笑えます。
本が嫌いな子にも、興味を持ってもらえる絵本です。ラストのオチはぜひ絵本でどうぞ!
わたしたち読み聞かせボランティアのプログラムでは、1冊めの「うし」も同様、最初の導入に使います。
まず興味を持ってもらい、本の世界に入ってもらうために有効な絵本です。
これら「ことば遊び絵本」は、「中身がない」、「買うのはもったいない」と話す親御さんもいますが、立派な役目を持っています。
子どもが,言葉に関する感覚を豊かにし,言葉遊びなどを通して言葉を豊かにする上で,「絵本」はとても大きな役割があるのです。
谷川俊太郎さん、五味太郎さん、中川ひろたかさんなど、他にも「ことば遊び絵本」はたくさんあります。
落語の本や、だじゃれの本も楽しく言葉を知ることができます。また、ことば遊びの絵本は、楽しめる時期が長く、小学校高学年、中学生にも楽しく読んでもらえます。
幼時期から小学生までのお子さまで「ことば」を楽しみはじめたら、こちらもおすすめ。
「しりとりしましょ!たべものあいうえお」
さいとうしのぶ 著 リーブル社
【しりとりしましょ!たべものあいうえお】
絵がかわいく、わかりやすいので、楽しみながら言葉を覚えられます。
時々「ん」で終わる部分もありますが、これはしりとり番犬が登場して仕切り直し。こんな演出も楽しいです。
こちらは、親子で声に出しながら楽しみましょう。
《コラム執筆者》
福島千佳(ふくしまちか)
さくらい読書会「子ども読未知(よみち)」ボランティアサークル代表
私立高校非常勤講師
心理カウンセラー
>> ホームページ「子ども読未知のへや」
国語力を育てるメソッド塾
「ことばの森」(2021年4月開校)
小学校3年生〜6年生(各学年10名限定)対象
(5年6年は9月開校予定)
*作文やスピーチなど、ことばのアウトプットを中心に授業をしています*
隔週火曜日3年生17:00〜
4年5年18:00〜6年19:00〜
(学年により第一・第三火曜日か、第二・第四火曜日で実施・月2回5000円)
【場所】桜井駅北口より徒歩1分
「ASTEビル」2階
【お問い合わせ】 090-4279-1511(福島)