2020/12/31 00:00
ぱ〜ぷるmama

【子育てコラム】梅雨仕事あれこれ
今年の梅雨は、早く訪れて、何もかも仕事がはかどらずにいます。この時期の柿山は、花が咲き、ミツバチを入れて受粉を行います。
ミツバチの箱は、リースをして2週間ほどおきます。その間、ミツバチは花の蜜をたっぷり運んできて、業者に返します。
柿の木の枝1本にはたくさんの実がなり窮屈そうで、そのままにしておくと傷だらけになるので、枝には、1個だけ残して、あとは落とします。
手作業で、なかなか根気のいる作業です。
雨が降ると草は伸び放題になり、草刈りに追われます。
雨が降らないときは、山椒の実の収穫をして、販売しています。
雨の日は、梅の実を収穫したものを梅干し、梅ジュースなどたくさん仕込みます。
他にも、フキの佃煮の加工と毎日、忙しくしております。
柿の葉は新芽も大きくなり、柿の葉ずし作りもこのころから始まります。
山に入るとたくさんの野草があり、今はどくだみ、スギナ、柿の葉などを採取して、お天気の日には乾燥させています。
野草とハーブも乾燥させ、スッキリした味のお茶を作っています。
〈フキの佃煮の作り方〉
フキ1kgに対して、醤油、お酒、みりんを各200cc
フキはさっとお湯を通してあげる。山椒の実と調味料を全部入れて、水分がなくなるまでじっくりと炊きます。
山椒が効いてピリッとした辛さがくせになる、あたたかいごはんに最高のごちそうです。
〈梅シロップの作り方〉
今が旬の梅ジュースは、青梅1kg、氷砂糖1kg。
梅の黒いヘタを取り除きます。梅をキレイに洗って、水気をふき取ります。梅に傷を少しつけるために穴をあけます。保存瓶に氷砂糖と梅を交互に入れています。
1日に2〜3回瓶をふって、氷砂糖を溶かして水分を出すように回します。
だいたい、2〜3週間で梅シロップができあがります。水、炭酸水、牛乳などで割って飲むと爽やかで香りの良い梅ジュースになります。
これからの夏に向けた疲れやすい日が多くなりますが、梅と野草茶で疲れない体を作ります。
【コラム執筆者】
桐山昌代
1960年生まれ。下市町に生まれ育つ。28歳で地元の富有柿の専業農家に嫁ぐ。4人の子どもと両親の8人家族。毎日の食生活改善が大切だと薬膳アドバイザー健康管理士の資格を取得。
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