子育てコラム生活
2020/12/31 00:00
ぱ〜ぷるmama
【子育てコラム】おうちでのケア 〜熱がでたとき〜

【子育てコラム】おうちでのケア 〜熱がでたとき〜

みなさま、こんにちは。おやこの愛を育み、信頼関係を結び、絆を深めるお手伝いをしている、看護師・チャイルドボディセラピストの曽我真世です。


わが家は一番下の息子が4月から保育園に入り、頻繁に鼻水を出したりしていたのですが、先日は仕事中に保育園からの電話が…熱でした。迎えに行くと「今日、冷房入れていました?」と聞いたぐらい手足が冷たく、その後グングンと熱があがりました。

咳と鼻水と38〜39度台が続きましたが、食欲もあるし水分もとれているので様子を見ていました。しかし、翌日も丸一日熱がさがらなかったのと、機嫌が悪く、咳がおかしくなってきたので受診するとRSウイルスでした…。そんなわけで、今回は発熱時のケアについてお話しようと思います。



〈なんか熱い?と思ったら確認すること〉



① 脇の下の汗を拭いて熱を測る

② 熱以外の症状の観察

元気はあるか(機嫌はいいか)、食欲はあるか、水分はとれているか、おしっこは出ているか、咳・鼻水・嘔吐・下痢・発疹・耳をさわる(中耳炎のこともあります)などの有無


〈こんなときはすぐに受診を〉


・月齢3カ月未満の発熱

・顔色が悪い

・呼吸するときにヒューヒュー、ゼーゼーという音が聞こえる

・弱々しい泣き方

・元気がなく、ぐったりしている

・水分がとれない、おしっこがずっと出ていない


〈おうちでのケア〉



① 寒がっているときや、手足が冷たいときは、これから熱があがってくるため、寒くないようあたためる。

② 顔が赤くなったり汗ばんできたら薄着にしたり、室温を涼しく調整。汗をかいたらお着替え。子どもが嫌がらなければ氷枕で頭を冷やしたり、冷却シートを足の付け根に貼り冷やしたりしてもOK。



※おでこに貼るのは、ずれて口をふさぎ、窒息の事例もあるので、乳幼児にはあまりおすすめできません。

③ 脱水を予防するためにこまめに水分補給(おっぱい、ミルク、麦茶、白湯など飲めたらなんでもOK。わが家はOS-1も常備しています)

飲んでくれないときはスプーンで一口ずつだと飲んでくれることもあります。食事は、食べられるものを食べられる量で。



④ 安静に過ごす。(お出かけやお外遊び、身体を激しく動かす遊びは避け、家でゆっくり過ごす)

朝・昼・夜・寝る前などや、違いを感じたときなどに体温を測り、記録しておくと受診時に熱の状態が伝えやすく診断の参考になります。また、保育園や幼稚園に行かれている方は、通われている場所で、今どんな病気が流行っているかも知っておくと、早めに対処しやすくなります。

発熱のしくみとしては、体内に侵入してきたウイルスや細菌と戦うために脳からの指令によって体温があがります。体温があがると、ウイルスや細菌は活動しにくくなり、逆に体内の免疫細胞は活動が高まるため、ウイルスや細菌への攻撃力が高まります。発熱は、自分の身体を守るための防御反応なんです。そして、抗体もつくってくれる。人の身体ってすごいですよね。毎日、ほんまよく頑張ってくれていますよね。そんなふうに思うと、自分の身体までも愛おしく思えてきたりしませんか?




【コラム執筆者】
曽我真世


看護師・チャイルドボディセラピストで、乳児期〜思春期までの4児の母。看護の仕事をするかたわら、ベビーマッサージなど親子のふれあいをお伝えしています。

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