子育てコラム生活
2020/12/31 00:00
ぱ〜ぷるmama
【子育てコラム】命の観察とアート

【子育てコラム】命の観察とアート

こんにちは、アートコミュニティもりのいりぐち主宰の森野ゆかりです。


この春、小さな命が続々と飛び立ちました。その様子を「かんさつカード」に書きとめました。さらに墨遊びも楽しみましたので、その遊びをご紹介します。

小学校の授業で間引かれた大根をプランターに植えておいたらすくすく育ち、花が咲いて種がみのり、その種をまき…と命がつながり、今は3代目の大根が種をつけています。

5月の上旬。その大根の葉にはじめて青虫を見つけたので、虫かごで見守ることにしました。子ども達にも「青虫みつけたよー!」と猛アピールしましたが、彼らの興味を惹きつけることは難しく、ひとりで観察日記をつけ始めました。

しばらくすると食欲旺盛だったはずの青虫は、蓋に移動してしずかに1本の糸を体にまとい、前蛹になりました。そして、これまで写真ではよく見ていたサナギが目の前に現れました。これは感動です!私は大急ぎで観察日記を更新。しかし、子ども達の反応は「へー!すごいね」でおわりでした。



サナギから1週間ほどで羽化するとのこと。1週間目の5月7日。時々ぴくぴくとは動くけれど音沙汰なし。じりじりと待って5月14日の朝。目を覚ますと1頭が羽化していました。ちょっと前まで殻におさまっていた羽や複眼は想像以上に美しく、「よく頑張ったねぇ」とつい声をかけました。

青虫からサナギを経た蝶の完全変態を目の当たりにした子ども達。さすがに興奮気味に「かんさつカード」に様子を書き始めました。6時に見つけた羽化状態の蝶は7時に飛び立っていきました。うまく部屋から出られるように緊張しながら、丁寧に誘導した子ども達の姿が印象的でした。



思ったよりも羽が大きくてびっくりした!

羽はすこし黄緑色っぽかった。

ちゃんと明るい窓の方に飛んで行った。

殻はかぴかぴだった。


などと、自分たちの言葉でかんさつカードに記録を残していました。

原稿を書いている、つい今しがたにも1頭のモンシロチョウが飛んで行きました。

さて、はじめの蝶が飛び立ってから数日後。小学生になった2人を次のステップに誘導してみました。長い半紙、少し薄めた墨汁、つまようじを用意して、ここに蝶が飛び立ったようすを描いてごらんと。



はじめは少し緊張しているようでしたが、蝶のようすを思い出してもくもくと作業を進めます。ほんの20分ほどで2人の共作、まるで連弾のような1枚ができあがりました。最後に消しゴムハンコを押してあげたら「自分の作品ができた!」と大満足です。



墨を使った遊びは思わぬ形ににじんだり、かすれたり、うまくいかないような感じが良い味になることの連続。遊びなので間違いも気にしないで書き進めるのがコツです。わが家の子ども達も幼児時代から忘れたころに遊ばせていますが、毎回興味津々で作業をしています。

新しい命、新しい遊び。子ども達はそんな出会いが大好物です。命の観察をアートの形にしてみてください。「かんさつカード」は幼児からでも始められますのでよろしければお散歩や庭遊びのお供に使ってみてくださいね。




【コラム執筆者】
森野ゆかり


東京の広告代理店でデザイナーを経験。写真と似顔絵とデザインが現在の主な仕事。デジタルとアナログをいったりきたりしながら、2人の子どもとアートな暮らしを模索中。

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