2020/12/31 00:00
ぱ〜ぷるmama

【子育てコラム】物を投げてしまう子どもへの対応
「あっ、ペットボトルを投げそうだ!!」
育児コンサルタントのハッピー子育てplus代表 ゆきの直子です。15年の保育士時代に延べ500人近い保護者や子どもとの出会いから子育てママの悩みを解決し、メンタルを整えるお手伝いをしています。
ぱーぷるmama+では、就園前の子どもを育てるママの役に立つ情報をお届けします。
子どもは、ある時期になると、物を投げ始めします。
それは、身体が発達している証拠なのですが、ブロックや積み木を投げたら危ないですよね。
そんなときには、
①投げてもいい物と持ち替えさせる
②投げようとした物・投げてしまった物は当たると痛いので、今手に持っている物を投げるように教える
えっ、ダメと伝えるだけじゃ、何がいけないんですか?
ダメと伝えるだけだと、何が大丈夫なのかわからないのです。
物を投げると言う行動は、子どもの身体が欲している動きです。
だから最適な物を教えてあげていないと、ママの目が届かないところでやってしまう。ということがあります。
だから、あらかじめ、子どものおもちゃに当たっても痛くないボール類を用意しておくことが重要です。
うちの子どもは、そうして育てていたのですが、1歳頃、突然木製のままごとの鍋の蓋を勢いよく床に投げつけました。
「教えていたのに、あー、やっちゃったなー。なんて伝えたらいい?」と思いつつ、なぜ息子が鍋の蓋を投げたのかを考えてみました。
すると、前日、祖父が来て一緒にコマであそんだことをおもいだしました。
コマが回るのを見て、次男はすごくよろこんだので、祖父はままごと遊びをしながら鍋の蓋をコマのように回したのです。
これだ!!と思いました。
そして、次男にコマを渡すと先ほどの蓋と同じように床に投げつけました。
『コマを回そうとした』が『木のおもちゃを投げつけた』の正体でした。
その後、コマを回してやると満足そうに見ていた次男。何度もベビーサインの【もっと】をして回るコマを見続けていました。
投げるのは、ボールだよ。と教えていても、こういう行動が起ってしまうこともあります。
ですが、子どもの行動は、想像力を働かせたり記憶をたどったりすることで目の前で起こっている事実だけでない本当の意味が見えてくることもあるのです。
誰かがけがをしたとかの大事でない場合は、状況を良く見て、記憶をたどって、という頭の作業をすることをオススメしています。
ハッピー子育てplus
保育・子育てプロデューサー
ゆきの直子
知的障害児施設に1年、乳児保育園に14年保育士として勤務。
2017年「ハッピー子育てplus」を創設。
子どもとママの両方へのアプローチが好評。
相談、講演依頼はブログより受付。
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