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【ママのためのNEW STANDARD vol.1】20代・30代で増えている子宮頸がん

【ママのためのNEW STANDARD vol.1】20代・30代で増えている子宮頸がん

よりステキなライフを過ごすために
自分のカラダのことをもっと知ろう


これからの将来、自分の望む形で
楽しく生きていくために


こんにちは!初めまして、日刊ぱーぷる編集部デスクの松本です。1歳半の息子を持つママでもあります。

唐突ですが、30代も中盤に差し掛かった私が日々思うこと。

それは「女性って本当どの年代になってもカラダの悩みはつきないな〜」ということ。

20代はダイエットしたり、仕事に励んだものの、そのストレスが体に出たり…。

円形脱毛症や胃潰瘍にまでなったのもこの頃でした。

30代になると、体力の低下も格段に実感しますし、友達とも体や健康の話題について盛りあがることも多くなりました。

この年齢になるまで「全然知らなかった!!」となることも。

また、結婚、出産を経て、育児に、仕事も、家事と大忙しの毎日。

パパと分担しても、追いつかないくらいすることがいっぱい。それに、何かと子どもが中心で、自分のことはほったらかしかもしれません。ですが、やはり身体が資本です。

私自身の経験を通して、「ママにも知っておいて欲しい、女性のカラダのこと」を毎号皆さんにお伝えしてければと思っています。

その「知識」を持っているだけで、自分のライフプランが立てやすくなると思いますので、少しずつみなさんに知識として蓄えてもらえれば嬉しいです♪



若い女性にこそ知ってもらいたい
「子宮頸がん」


皆さん、「子宮頸がん」というがんをご存知ですか?

「まだ私には関係ないよね?」と思っている方にこそ知ってもらいたい病気が「子宮頸がん」。

子宮頸がんは20〜30代の若い女性に多く、日本では罹患率、死亡率ともに増加しているがんです。

年間約3,000人の方がこのがんで亡くなり、一生のうち73人に1人が子宮頸がんと診断されています。

出典:人口動態統計2018年(厚生労働省大臣官房統計情報部編)

この数字を見てみると、自分には遠い病気とは言えなくなりますよね。若い女性の方たちにこそ、しっかりと知ってもらいたい病気なのです。

この「子宮頸がん」について、専門的な見地から奈良市の中登美ヶ丘で「すぎはら婦人科」の院長を務める杉原研吾先生に詳しくお話を伺いました。




「すぎはら婦人科」 杉原研吾先生


「子宮頸がん」ってどんながんなの?







杉原先生:子宮下部の管状の部分を子宮頸部と呼び、そこに生じるがんを「子宮頸がん」と言います。近年この病気は20〜30代の若い女性を中心に増えていて、30代後半が患者数のピークとなっています。

松本:若い女性にも増えている病気なのですね。

杉原先生:そうです。日本でも毎年約1万人の女性がかかり、約3,000人の方が亡くなっています。現在は患者数も死亡率も右肩上がりに増加しています。

松本:それだけの方が毎年かかっているとなると私たちも人ごとではないですね・・



子宮頸がんの原因となるウイルスは
女性のほとんどが持っている





松本:子宮頸がんになる原因はなんでしょうか?

杉原先生:ほとんどがヒトパピローマウイルス(以下、HPV)の感染です。HPVは性行為により子宮頸部に感染します。感染したからといってすぐにがんにかかるわけではありません。感染しても90%以上の人は風邪のウイルスや細菌などをやっつける一般的な免疫作用でHPVを排除します。しかし、残り10%の人は感染が持続し、やがて自然治癒できない状態になり、「異形成」という前がん病変を経て、子宮頸がんに進行します。

松本:通常だと体の免疫機能で排除されるものが、感染が持続してしまうとがん化する可能性が高くなると・・

杉原先生:HPVの感染力が強かったり、免疫力が弱まっていたりすると進行する可能性があります。ストレスにさらされる機会や生活が不規則になるケースが増えていることも複合的な要因として考えられます。

杉原先生:また、HPVは現在100種類を超える型に分類されていますが、その全てが子宮頸がんの原因になるわけではありません。主に子宮頸がん発生に関連するHPVはハイリスク型の14種類と言われています。





子宮頸がんにならないように
するにはどうすればいい?





松本:子宮頸がんを予防するにはどのようにすればよいでしょうか?

杉原先生:まずは「子宮頸がん検診」を定期的に受けてください。定期的に検診を受けることで、異常があった場合にも早期発見につながります。冒頭でも言いましたが、HPV感染から子宮頸がんになるまでは数年〜10年以上の時間がかかります。すぐにがんになるわけではなく、がんになるまでの間には細胞の形が変化を起こす「前がん状態(異形成)」が長期間にわたって見られます。その段階で見つけ出すことが非常に大切ですね。

松本:費用はどれくらいでしょうか?

杉原先生:20歳以上の女性を対象に市区町村で住民検診を行っている場合が多く、自治体が費用を一部負担してくれるため、比較的安価で検診を受けることができます。 奈良県でも受診方法や助成額は居住地の市区町村によって異なるので、それぞれ問い合わせてみましょう。自費でも2,000円ほどで検査を受けることができます。

松本:その他に予防する方法はありますか?

杉原先生:性交開始前の女性であれば、子宮頸がんワクチンの接種も有効ですので、もし女の子のお子さんをお持ちの方は、将来検討してもらうと良いかもしれません。ただし、このワクチンを接種したからといって、全ての子宮頸がんを予防できるわけではありません。ワクチン接種はハイリスクHPVのある一定の型(主に16型と18型)の感染を予防するものになりますので、子宮頸がん検診は定期的に受けてください。

松本:私も2年に一度は定期検診に行って異常がないかを診てもらっています。継続的に検査を受けることが大事なんですね!

>> 【vol.2】女性のみなさん、子宮頸がん検診受けていますか?


お話いただきました 杉原研吾先生





大学卒業後、婦人科、産科医療、高度生殖医療を中心とした最先端の不妊治療に従事し、中登美ヶ丘に婦人科・不妊治療の医院として「すぎはら婦人科」を開業。不妊症から自然妊娠へ可能性を高める卵管を通す手術のFT(卵管鏡下卵管形成術)を延べ1,500件以上行う。(前医院を含めると3,000件以上)。


杉原先生が開業されている
「すぎはら婦人科」はこのような病院です



一人ひとりに合わせて、
からだに優しい治療を目指します



自然妊娠の大きな妨げとなる卵管通過障害に対し、FT(卵管鏡下卵管形成術)を行える県内唯一の婦人科で不妊治療を専門に行っている。

子宮内膜症や子宮筋腫の精密検査、内診が苦手な場合は、クリニックモール内で即日のMRIの検査も可能。常時、検診や月経困難症、PMS、更年期障害などの婦人病にも対応している。













すぎはら婦人科

■住所 奈良市中登美ヶ丘6-3-3
リコラス登美ヶ丘A棟3F

>> Google Map

■電話番号 0742-46-4124
   (よろしくよいにんしん)
    ※予約制
    【初診の方も必ずご予約ください】

■営業時間 

平日:<午前>9:30〜12:30

   <午後>15:30〜18:30

土曜:<午前>9:30〜12:30

   <午後>14:00〜16:00

■休み 水曜、日曜、祝日

■駐車場 リコラス共用駐車場

     (第1・第2)260台

■リンク >> ホームページ


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