2021/08/12 01:00
【明日香村】奇想の絵師・歌川国芳の魅力に迫る
奈良県立万葉文化館(奈良県高市郡明日香村)で特別展「歌川国芳展-浮世絵界の風雲児-」を開催。
歌川国芳(1797-1861)は、歌川派の礎を築いた初代・歌川豊国の弟子で、江戸時代後期に活躍した浮世絵師。
武者絵を得意とする一方で、ユーモアに満ち、時に誇張された独特の人物像を描いたことなどから「奇想の絵師」とも評される。
歌川国芳「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」
歌川国芳「猫の当字 ふぐ」
小さな裸体の人物を組み合わせて人の顔をあらわす「寄せ絵」や、動物たちを擬人化した作品など、ユーモアに満ち溢れた表現は今なお輝きを放っている。
本展覧会では、国芳の出世作である「水滸伝シリーズ」をはじめとする武者絵の他、叙情に満ちた美人画や、西洋の表現が取り入れられた作品、一点物となる肉筆画など、多様なジャンルの作品を展示し、国芳の魅力へと迫る。
特別展「歌川国芳展-浮世絵界の風雲児-」
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