【RENEWAL/すするか、すすらんか。/奈良市】テーマはサウナのような物語を一杯に！　旨辛「麻婆豆腐ラーメン」

店主の西奈槻さん、料理長の奥野亮太郎さんはともに近畿大学に通う3年生。

学校とお店の両立をする時間があるかとお聞きすると、
「ラーメンは仕込み時間が長いと思われるが、麻婆豆腐ラーメンなのでオープンする1時間前から仕込みをすれば間に合います。睡眠時間も削ることなくよく寝ていますよ笑」
とのこと。

コロナ禍で学校もお休みになり、何かをやりたい！と思ったのがきっかけで店をオープンすることに。

そこで友達界隈で奥野さんの料理がうまい！と評判が高かったので誘い、2人で店を開業。

最初は奥野さん得意の麻婆豆腐を出そうという案になったが、それだけでは面白くないと言う話になり、奈良と言えばラーメン！ということで、麻婆豆腐ラーメンを作ることに。

麻婆豆腐とラーメンとの組み合わせは実に難しく、そのまま混ぜ合わせると辛くて重たいラーメンになりかねないので、改良に改良を重ねて今の形にたどり着いたそう。

今回、前身の『jinniyah/奈KAMA』を閉店し、6月6日に名前を『すするか、すすらんか。』に変え、リニューアルオープンした。

麻婆豆腐ラーメン 950円（税込）

麺をすするのに辛すぎると完食するのに厳しいことから、辛さを少し控えめに。

麺はもちもちの中太麺で、麻婆と絡みやすく分離しないのが特徴。
食べてみると辛さの中にしっかりうまみがある。確かにこのもちもち麺だからこそ、うまく麻婆豆腐とマッチしている。

麻婆豆腐は油を少なめにしているので、麺と絡んでもスルスル食べられるのがいい。

麻婆ラーメンと共に付いてくるのが、氷水に浸された生のピーマン！

出てきた時には「？」が頭に出たが、辛さのお口直しにはぴったり！ピーマンの苦みが辛さにこれほどマッチするとは思いもよらなかった。

こちらミシュラン一つ星レストラン「sio」のオーナーシェフ、鳥羽周作さんからアドバイスをいただき、完成したメニュー。使うピーマンは地元奈良産のもの！

サウナのように熱いのが「サウナ」であり、氷水に浸されたピーマンが「水風呂」だそう。

この2つでサウナの物語を感じてみて！

冷製ゆず餃子 400円（税込）

毎月お題を変えて全国からレシピを募っているのが「レシピ送るか、送らんか。」。
選ばれたレシピは月替わりメニューとして、翌月に実際のお店で登場する！

皆さんが新しい自分自身の可能性にチャレンジいただく企画として誕生したそう。
6月のテーマは「餃子」で、選ばれたのが「冷製ゆず餃子」。

こちらも学生が考案したレシピ。関西大学大学院生が考案したメニューで、餃子のタネには刻んだゆずの皮が入っている。これをゆでてから冷水でしめて、ポン酢でいただく涼しげな一品。

ゆずの皮を使っているので、しっかりとゆずの味がし、さっぱりしている。冷たいから肉々さも抑えられているので、夏の食欲が落ちる時季にはありがたい。

7月限定メニューなので、急いで訪れてみて！

また、今月の募集テーマは「スイーツ」。条件は保存温度が0℃から5℃のもの、お手軽のものだそう。
あなたのレシピが来月、『すするか、すすらんか。』に登場するかも！
ぜひ応募してみて！