2021/04/27 16:13
【奈良市】大阪万博や黒電話、昭和を思い出すなつかしいモノを大展示
平成から令和へ変わり、「東京オリンピック」や「大阪万博」が開催された昭和30・40年代は、はるか昔に。
あのころ、どこの家にもあったモノや、街でよく見かけたモノもすっかり見かけなくなってしまった。
今回の企画展「なつかしいモノたち」では、貴重な文化財ではなく、今から数十年前まではごく普通に使われていた、誰もが見たり触ったりしたあの品々を紹介。
赤電話やホーロー看板、当時のお茶の間にあった置き薬の箱や黒電話、大流行したハーフサイズカメラやレコード、国内旅行のお土産の定番だったペナント、またメンコや火薬鉄砲といったなつかしのおもちゃなど約180点を展示。
当時を知る人には、なつかしいあの頃を思い出してもらい、若い世代にはどこか新鮮な感覚を味わって欲しいこの企画。
また、大阪府吹田市で開催されたアジア初の万国博覧会「大阪万博」のパビリオンの記念品や記念スタンプ集やガイドブック、 迷子ワッペンなどの品々約40点も展示。
社会が大きく変わろうとしていた高度経済成長期には、次々と新しいモノ・便利なモノが出現し、本来の役割を果たせなくなったモノたちは“ガラクタ”と呼ばれ、多くは捨てられる運命に。
そんな中でも、いくつかの偶然に、また時には誰かが残そうとしてくれたおかげで、令和となった今でも残るなつかしいモノたち。
文化財はそれぞれの時代の人々が生きた証。先人の手によって後世に残された文化財から、その時代のことを知ることができる。
なつかしいモノたちは、あの頃の暮らしを語る資料であり、未来の文化財になるかもしれないのだ。
なつかしいモノたち
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