大和高田市香芝市葛城市
2021/03/01 01:00

【香芝市】古代の歴史を知る企画展

尼寺廃寺塔基壇全景

日本列島における仏教は、欽明天皇の時代、538年もしくは552年に公伝されたと考えられている。

香芝で仏教伝来の頃の寺院跡が確認できるのは、尼寺に位置する尼寺廃寺跡だ。
平成3年から現在に至る約30年間、第31次調査まで発掘調査が実施され、これまでに700点以上もの軒瓦が見つかる葛城地域最多級の軒瓦出土の古代寺院跡として位置づけられている。

平成7年の塔跡の調査で、約3.8m四方の現存最大級の塔心礎とともに、平成31年2月22日に県指定文化財となった塔跡心礎出土品(舎利荘厳具)など、古代寺院塔跡基壇の構築過程が全国で初めて判明する貴重な遺跡が発見されたことから、平成14年に国史跡に指定された。

平成15年から史跡公園整備を開始し、平成28年に尼寺廃寺跡史跡公園とともに尼寺廃寺跡学習館が開園・開館している。

尼寺廃寺塔心礎柱座内 塔跡心礎出土品(舎利荘厳具)出土状況

尼寺廃寺と同時代の遺跡には、下田に位置する下田東遺跡がある。下田東遺跡からは、平野塚穴山古墳(国史跡)に葬られたと考えられる茅渟王の娘、斉明天皇の菩提を弔うために造られた川原寺の瓦や奈良時代に片岡(王寺・香芝を中心とした地域)を所領としていた長屋王、平城京内に所在する大寺院である大安寺や河内地域と共通する資料の存在など、飛鳥・平城京(宮)・河内とつながりのある資料が数多く存在している。そのため、葛下川の水運と河内と大和を結ぶ葛下斜行道路の陸運を用いた、物資の集まる流通の拠点であったと考えられている。

企画展では、尼寺廃寺跡が発掘調査開始から30年目かつ史跡公園が開園して5年目を迎えるにあたり、奈良県指定文化財となった塔跡心礎出土品や、同時代の物流の拠点であった下田東遺跡を含めて、仏教伝来のころの香芝の歴史を紹介する。

尼寺廃寺塔跡心礎出土品(奈良県指定有形文化財)

・YouTube
・Zoom(事前申込制。詳しくは公式HPをご覧ください)

令和2年度 第4回企画展 「古代国家と片岡の王家―尼寺廃寺と下田東遺跡の光彩―」


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