2020/02/13 00:00
【奈良市】1260年以上続く伝統行事 東大寺「修二会」
写真:木村昭彦
修二会の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」と言う。
二月堂の本尊十一面観音に、東大寺の僧侶が人々にかわって罪を懺悔して国家の安泰や万民の豊楽などを祈る法要で、3月1日より2週間にわたって行われる。
行中の3月12日深夜(13日の午前1時半頃)には、「お水取り」といって、若狭井(わかさい)という井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式が行われる。
また、この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)の道明かりとして、夜毎、大きな松明(たいまつ)に火がともされる。このため「修二会」は「お水取り」・「お松明」とも呼ばれるようになった。
「お水取りが終わると春が訪れる」と言われている奈良の伝統行事。
関連イベント
https://par-ple.jp/event/202007_bishamonten/
2020年2月4日(火)〜3月22日(日)
奈良国立博物館 東新館・西新館
東大寺 修二会