2025/02/06 11:45
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)
【デジタルメッセ奈良】約900人が来場!企業・自治体50ブースが最新技術を展示。
2025年1月24日(金)に奈良県奈良市にある『奈良県コンベンションセンター』で、県内最大級のデジタル技術に関する展示会「デジタルメッセ奈良」が開催された。
デジタルメッセ奈良とは?
「デジタルメッセ奈良」は、奈良県が主催する、県内最大級のデジタル技術に関する展示会である。
企業や自治体が抱える課題解決のためのヒントとなるような、最新のIT技術やサービスが一堂に会した。
出展者と参加者を合わせて約900人が来場し、企業ブースは41、自治体ブースは9と50のブースが並んだ。
奈良県にある企業ブースを中心にご紹介
ヒロホールディングス
2024年12月にリリースした「是空⁺」。
従来の障子に代わり、調光フィルムを使用した障子にプロジェクションマッピングを投影する画期的な空間演出サービス。
プロジェクションマッピングを投影していない時はどう見ても障子!
実はこれ透明にもできる!
紙でないので、防音性も耐熱性もアップ。
窓がない空間でも、これがあれば一気に華やかな空間になること間違いなし!
奈良先端科学技術大学院大学
奈良先端科学技術大学院大学のブースでは、XR技術で水害のリスクを自分化するサービスが紹介されていた。
近くの川が氾濫した場合に、どう浸水していくのか、川のどこが決壊しやすいかが分かるサービス。
これにより、住民は避難経路や自分の家が水害に会いやすい場所にあるのかが分かる。
行政はどこに防波堤を作ればいいのかが、シュミレーションできるそう。
シャープ株式会社
奈良県天川村でWi-Fi HaLowを活用し、遭難者捜索支援システムを構築。
捜索班間のデータ同期と情報共有を実現したサービス。
Wi-Fi規格のひとつで920MHz帯を利用した新しいIoT向けの規格。
世間でよく聞く2.4GHzや5GHzとは違い、速度が遅い分、遠くまでWi-Fiがつながるそう。
これを使うと、いくつもの捜索隊が山中でも情報共有ができ、ドローンが各捜索隊の情報をキャッチし、スムーズに遭難者を探すことができる。
すぐに人命救助ができれば、助かる命も増えるだけに注目のツール。
その他にもGoogle Workspaceの活用支援を行う奈良OAシステム株式会社や、近鉄ケーブルネットワーク株式会社の学校などに導入されている熱中症対策のIoT技術などが展示されていた。
奈良がデジタルの力でより盛り上がっていくことを期待したい。