2025/01/09 18:10
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)
奈良県三郷町で自動運転バスに乗ろう!未来の乗り物体験レポートをお届け
奈良県三郷町で自動運転バスが運行中!
JR三郷駅とFSS35キャンパスを結ぶ無料バスに乗車しよう!
今回は坂道が多い地形での自動運転の課題や、最新技術などを紹介。未来の乗り物を体験するチャンス。
自動運転バス、進化を続ける
三郷町では、昨年度の実験走行に続き、今回で2回目の運行となるこの自動運転バス。
誰でも乗車できる(小学生以下は要保護者同伴)ということもあり、多くの人々が未来の乗り物を体験できる。
自動運転レベルは、アクセル、ブレーキ操作および、ハンドル操作の両方が部分的に自動化された状態で走行するレベル2の運行で、有事の際は同乗する運転手が手動運転に切り替えて、安全に走行する。
三郷町の地形がもたらす課題
全国各地の自治体で実証実験が行われている自動運転バスであるが、三郷町ならではの課題も存在する。
特に、坂が多いという地形が、自動運転システムにとって大きな試練となったそう。
自動運転は、人が運転するような感覚的な運転ではなく、オンオフがはっきりしているため、ゆっくりと減速するといった動作に慣れていないようで、坂道でのブレーキ制御に苦労したそう。
高度な技術が支える自動運転
バス内には、高性能な3Dマップが搭載されており、この地図を頼りにバスは走行している。
また、バスに搭載されたカメラが周囲の人や物を感知し、安全な運転をサポートしている。
しかしながら、どうしても人の目で見るように、死角が生じてしまう部分も存在する。
そのため、電柱などに路側センサーなどを設置し、バスに情報を伝えることで、安全性を高めている。
安全第一、そして未来へ
実際に乗車してみると、安全に対する配慮が随所に感じられた。
少しでも異常を感知すると、すぐに停止するシステムが搭載されており、安心して乗車することができた。
運転手不足が深刻化する中、自動運転バスは、新たな移動手段として期待されている。
今後、技術の進歩とともに、より多くの地域で自動運転バスが運行されるようになるであろう。
あなたも未来を体験しよう!
●運行期間
2025年1月9日(木)~1月15日(水)
●運賃
無料
●運行ルート
JR三郷駅~立野南二丁目~FSS35キャンパス
●運行本数
1便/1時間