2024/12/25 11:45
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)
全国高校サッカー選手権!奈良育英vs東北学院、注目の初戦勝利のキーを竹田キャプテンに聞く
奈良育英高校サッカー部が全国の舞台へ!
インターハイ予選の悔しさをバネに、全国大会での活躍を目指す。
キャプテン・竹田選手のインタビューから、チームの意気込みや目標が明らかに。
「課題と手応え」~奈良県予選を振り返る~
ーまずは選手権・奈良県予選を振り返っていかがですか?
竹田キャプテン「練習でやっていることや自分たちの強みが出せたのはよかったです。ただ、準決勝、決勝で簡単に失点してしまったことは、全国では致命傷になりかねないので、課題も出た奈良県予選でした。」
ー優勝するまで結構点差のある試合が多かったですが、苦しかった試合はありましたか?
竹田キャプテン「特にはなかったですが、あえて言うなら先制された準決勝(vs一条)ですかね。先制されると相手の流れになるので、少し焦ったところはありますね。」
ーこの焦りが出た状況を竹田キャプテンはどう抑えたのですか?
竹田キャプテン「試合前に梶村監督から『何が起こるかわからない』と声をかけていただいていることや、自分たちが今までやってきたことを出せれば結果は付いてくると思っているので、チーム全員が平常心でプレーできていましたね。」
ー今年は6月に行われたインターハイ予選決勝でやぶれてしまいました。それ以来の全国の切符をかけた大会だったと思います。始まる前のチームの雰囲気はいかがでしたか?
竹田キャプテン「夏の遠征だったり、日々のきついトレーニングで、個々もチーム力も上がってきていたので、雰囲気はよかったです。今では、決定力はかなり上がりましたし、連続失点しないようなチームになってきているのはいいことだと思います。」
ー不安はなかったですか?
竹田キャプテン「不安よりも『やってやろう』という気持ちが強かったです。年に2回しかない全国大会ですから、絶対に奈良県予選を突破するという気持ちでみんなやっていましたね。」
憧れの舞台、国立へ
ー初戦が12月29日に選手権大会優勝を何度も果たしている仙台育英高校を決勝でやぶった、東北学院とぶつかります。東北学院の印象を教えてください。
竹田キャプテン「先ほども対戦相手の映像を見ていたのですが、自分たちのプレースタイルと似ているところがあるなという印象です。ただ、個々の能力に関しては向こうの方が上かなと思います。相手の強みをどれだけ抑えるかがキーになると思います。」
ーもうある程度の分析も終わっているかと思います。言える範囲でどういった戦いをしていく予定ですか?
竹田キャプテン「序盤から攻撃も守備でもどんどん前への意識を持って行きたいと思います。守備でのプレスであったり、攻撃もシュートで終わるように意識して戦っていきたいと思います。」
ー今年の奈良育英の勢いなら、歴代最高の選手権ベスト4も夢ではないのでは?
竹田キャプテン「高い位置を目指してはいますが、常に目の前の相手のことを考えて、まずは一戦一戦戦うことを意識していますね。」
ー準決勝、決勝は国立競技場です。竹田キャプテンにとって、国立はどういう舞台ですか?
竹田キャプテン「小さい頃からテレビなどで観ていて、夢の舞台であります。開会式では立っていますが、全国から注目されるあの憧れの舞台でプレーしたい思いはあります。」
ーそれでは奈良県の方々へメッセージをどうぞ。
竹田キャプテン「自分たちが奈良で鍛錬してきたことを観ていただきたいです。近年は全国で1勝できていないので、全力で戦ってきます。」
Jリーガーも排出!奈良育英高校サッカー部とは?
奈良育英高校サッカー部は、近年、全国高校サッカー選手権大会への出場経験があり、奈良県内では強豪校として知られている。
今年はインターハイ出場を逃したものの、そのインターハイ予選決勝戦で敗れた生駒高校に3-1で勝利し、4年連続17回目の全国高校サッカー選手権大会を決めた。
高円宮杯U-18サッカーリーグにも参戦し、全国レベルのチームとの対戦経験も豊富。
選手育成にも力を入れており、卒業生の中には日本代表でも活躍したGK楢崎正剛氏、名古屋グランパスなどで活躍し、奈良クラブを創設した矢部次郎氏など多数のJリーガーを輩出している。