2024/12/24 21:00
TAR-KUN
【2024年奈良ラーメンまとめ】新店から人気店、イベントまで!一年を総括
<麺バカTAR-KUNの麺ダフルライフ><奈良ラーメン新時代>vol.52
2024年も、残すところあとわずかとなりました。
そこで、今年の奈良のラーメンシーンの振り返りを行いたいと思います。
思い返してみると、コロナ禍以降のここ数年は新店の台頭が目立ちましたが、今年は新店の登場が少なく、動きがおとなしかった印象があります。
なかでも、以下の2店はこれから奈良を代表するお店になってもらいたいと感じるお店で、それぞれ特長がありました。
2024年オープン、注目の新店2店舗!
【鶏next】
クリーミーかつ力強い旨味のあふれる泡立った鶏白湯。
鰹や昆布、椎茸などの旨味も重ねてマー油の香ばしさとインパクトが合わさり、モッチリとした中太麺がまた良いです。
【麺の道 あをによし】
こだわり過ぎて1日51杯しか作れないというラーメン店。
自ら汲みに行った名水を使い、御所で育った倭鴨を軸に鶏を合わせたスープに地元奈良の醤油を使ったかえしで、鴨の味わいと醤油のコクが見事にマッチした一杯が楽しめます。
石鍋で提供されグツグツと煮え立つつけ麺も人気。
奈良のご当地ラーメン『スタミナラーメン』にも新しい動きが!
一方、大手ラーメンチェーン店は勢力を強め、ご当地ラーメンとして人気の【天理スタミナラーメン】は奈良市と橿原で新規店舗をオープン。
また、名店【麺屋 NOROMA】の監修のもとオープンされた【新スタミナラーメン NOROMA】では、NOROMA自慢の鶏白湯に天理ラーメンを合わせたハイブリッドな奈良のラーメンが登場。家族連れにも来てもらいたい思いから、まろやかなスタミナラーメンになっています。
【麺屋 NOROMA】は本店が移転リニューアル!
また、【麺屋 NOROMA】の移転にも驚かされました。
近鉄大和西大寺駅構内にあったサードブランド【NOROMANIA】があった場所へ本店を移し、看板メニューは変わらず鶏白湯ですが、奈良の地鶏『大和肉鶏』を加えるなどしてブラッシュアップを重ねたメニューを提供されています。
つけ麺、ラーメン、まぜそばとメニューも取り揃えられていて、何度行っても楽しませてもらえる名店です。
【力皇】が営業再開!
昨年末に車が店舗に突っ込み、休業を余儀なくされた【力皇】は、4月12日に無事営業を再開されたという嬉しいニュースもありました。
【大和麺祭】
9月には、私が企画させていただいた【大和麺祭】を開催。
運営側も初の野外イベントとなり、不安な要素も多かった中でたくさんの方にご来店いただき、おいしい奈良のラーメンを楽しんでもらえたかと思います。
参加店は以下の通りでした。
●イリスウォーターテラスあやめ池
●中華そば おしたに
●麺や 而今×麺々 結び
●麺屋 NOROMA
●ラーメン家 みつ葉
『ぴあ 究極のラーメン2025 関西版』で3店舗がグランプリに選出!
また、私も審査員を務める『ぴあ 究極のラーメン2025 関西版』が11月に発売になり、奈良から3店舗がグランプリに選出されました。
■つけ麺部門
【麺食堂 88】
厳選した小麦を使用した自家製麺が絶品。
何度も試作しブラッシュアップを重ねられた麺は豊かな小麦の香りが楽しめ、これが“コシ”なのかと納得させられるシルキーで滑らかなのど越し。
奈良の地鶏である“大和肉鶏”や“鹿児島の黒さつま鶏”などの出汁に魚介を合わせたつけ汁が絡む看板商品。
■醤油部門
【らぁ麺 せんいち】
店内で打たれる自家製麺はしなやかで、数種類の醤油をブレンドして絶妙な火入れで仕上げられる醤油ダレが味の決め手になり、確かな技術を感じさせる一杯。
大和肉鶏をはじめとした鶏の出汁が豊かに広がり、幸福感に満たされます。
■豚骨部門
【麺々 結び】
修業時代から製麺に定評のあったご主人が作る麺が絶品!
何度も試作して完成された麺は、一般的な麺よりも水を多く含み、モチモチとした食感が特徴。
たくさんの工程を踏んで仕上げられた濃密な鶏と豚骨の出汁が麺に絡み、醤油ダレがビシッと決まった満足感の高い一杯です。
まとめ
簡単に振り返りましたが、まだまだ語るべき奈良のラーメンシーンはたくさんあります。
来る2025年も、奈良のラーメンシーンが盛り上がることを期待したいと思います。
みなさま、食べ歩きを楽しみながらよいお年をお迎えください♪