2024/12/09 18:06
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)
【奈良クラブ】選手のインタビューもあり 2024シーズン終了報告会詳報!来季は更なる高みへ
サッカーJ3の奈良クラブのシーズン終了報告会レポート!
残留争いを経て得た学びと、来季への期待。選手たちのメッセージもご紹介。
感謝と別れ、そして未来へ 奈良クラブシーズン終了報告会詳報
2024年12月9日(日)、サッカーJ3の奈良クラブは、奈良県奈良市にあるノボテル奈良にて「2024 シーズン終了報告会」を開催した。
代表挨拶でシーズンを総括!
まずは代表の濵田満氏がパートナー企業及び関係者の方々へ挨拶を行った。
今シーズンチームは17位でフィニッシュ。
ラスト2試合まで、JFL降格の危機に立たされたことに触れ
「皆さまに安心してもらいながら、喜びだけを提供できればいいですが、言い訳になりますが、サッカーはこういうことも起こるということが分かったシーズンでした。僕自身、準備が足りなかったと反省しています。来季は本当にしっかりと準備していきたいと思います。」
と語った。
来年はタイで8日からトレーニングキャンプを行うそう。
来季へ本気度がうかがえる発表となった。
小谷祐喜キャプテン、4年間の感謝を込めて
選手登壇後に、中田監督、今シーズンでチームを離れる小谷祐喜キャプテンが挨拶。
小谷キャプテンは
「残留争いを戦う苦しい1年になってしまったことを本当に申し訳なく思っております。そんな1年でしたが、シーズン途中での監督交代や、なかなか勝てない中でも、皆さんに奈良クラブを最後まで信じ続けていただいたことに本当に感謝しております。これから、奈良クラブは、新しい次のフェーズに入っていきます。いいときを経て今年みたいな苦しい経験をして、これからクラブの真価が問われてくると思いますのでもちろん皆様の変わらぬ熱い闘志も必要ですし、クラブ全体がこの経験から学び、成長して大きなチャレンジを続けていくことで、地域の皆様から愛されて応援されて、奈良クラブのエンブレムがこれからの誇りとなっていくことを僕も信じています。奈良クラブにはたくさんの素晴らしい方々がついていることも知っていますし、このクラブの可能性を知っていますので、僕自身も非常に楽しみにしています。これが僕の奈良クラブのキャプテンとしての最後の挨拶になります。4年間本当にありがとうございました。」
と語った。
中田監督曰く、新キャプテンはキャンプを観て決めるということ。
「チームがよくない時に正しい方向に導ける人、また、自分がどういう立場でもチームの力になり続けることを考え、行動を続けられる人」が理想のキャプテンだそう。
来季のキャプテンにも注目したい。
選手とファンが一体に!和やかな交流会
その後、しばし選手たちとパートナー企業及び関係者の皆さまで歓談。
笑い声が響き渡る、温かいひとときを過ごした。
今年誕生した公式マスコット「シューカ(蹴鹿)くん」も会場を盛り上げた。
選手たちのサイン入りボールやユニフォームが当たる抽選会も行われ、最後には今年で退団、引退する選手たちのセレモニーも行われた。
今年でチームを去る奈良県出身の下川陽太選手は
「僕自身が生まれ育った奈良県でプレーできたのは本当に幸せでした。誇りに思っています。奈良県にいた時はJリーグチームがなくて、ここでプレーできると思ってもいませんでした。クラブのユニフォームに袖を通して、ピッチで走れたということは一生の思い出で、家族も喜んでくれたので、よかったです。ただ、選手としてもうひと花咲かせたいと思ったので移籍を決断しました。来年、ロートに成長した姿をお見せできるように帰ってくるので、その時はよろしくお願いします。」
とせんべつの言葉を述べた。
また、J3昇格に大きく貢献した寺島はるひ選手も登壇。
チームの関係者を含め、皆さんへ挨拶を行った。
鈴木大誠選手インタビュー
最後に奈良県出身で来年もチームに残留することが決まった鈴木大誠選手にインタビューを行った。
ー今シーズンを振り返っていかがですか?
鈴木選手「残留争いの中で、何かを変えようと努力し続けた過程は、今後の糧になると思います。」
ー鈴木選手は奈良クラブの顔にもなりつつありますね。
鈴木選手「いえいえ笑。奈良クラブの広がりは日々感じています。ただ、僕は来年もう一回、ピッチ上で結果を求めることをしていきたいと思います。やはり結果が出れば、みなさんがより注目してくださると思うので。」
と力強く来季の意気込みを語ってくれた。
最後に鈴木選手に
「もっとぱーぷるさん奈良クラブを取り上げてください。いつも見ているんですから。」
とプレッシャーをかけられたので、来シーズンは奈良クラブをより取り上げることと、鈴木選手に大注目をしようと決めた1日であった。