【東京ヤクルトスワローズ】大活躍できたトレーニング方法も公開！奈良からプロへ！大西広樹投手がここまでの野球人生を振り返る

2024/12/29 06:45

ぱーぷる編集部（喜畑恵太）

東京ヤクルトスワローズ・大西広樹投手の素顔に迫る！

奈良での野球の思い出からプロでの活躍まで。意外なトレーニング法も公開。

【東京ヤクルトスワローズ】大活躍できたトレーニング方法も公開！奈良からプロへ！大西広樹投手がここまでの野球人生を振り返る

@Tokyo Yakult Swallows

ーまずは野球を始めたきっかけを教えてください。

大西投手「チームに入ったきっかけは、甲子園で行われている高校野球を観たのがきっかけですね。チームに入ったのは小学校2年生の途中からです。それまでは父親から教えてもらっていましたね。練習が厳しくよく泣かされていました笑。」

ー中学から五條ボーイズでプレーされていました。当時のご自身はどういった選手でしたか？

大西投手「食べても食べても体が大きくならなかったですね。ただ、父親には『食え！食え！』と言われまくっていました。子どもの頃は厳しい父親でした。」

ーお父さんすごく厳しい方ですね。お父さんは野球されていたのですか？

大西投手「野球をやりたくてもできなかったみたいで。その分、僕たちに期待してくれていたのだと思いますね。」

ー大西投手は奈良県香芝市出身ですが、子ども時代によく遊んだ場所を教えてください。

大西投手「（旭ケ丘）近隣公園で、よくキャッチボールしていましたね。ここで父親によく泣かされていました笑。」

ー思い出の地ですね笑。中学まで奈良で過ごされたわけですが、奈良県で対戦して、この選手すごいなーと思った方はいますか？

大西投手「奈良にいた時は野手として出場することが多くて。僕がバッターとして対戦した中で一番すごかったのは、生駒ボーイズにいた田中誠也（現・大阪ガス）ですね。真っすぐとチェンジアップの使い方がすごくうまくて。チェンジアップの後の真っすぐがすごく速く感じました。」

ー高校から大阪商業大学高等学校に進学されました。地元奈良でプレーするという選択肢はなかったですか？

大西投手「あるにはありました。ただ、中学時代は線が細くて強豪校からは声がかからなかった中、大商大高校の監督から声をかけていただいたので、お世話になることにしました。」

ー大学時代（大阪商業大学）は現・阪神の小野寺暖選手とプレーされたかと思います。当時の小野寺選手の印象を教えてください。

大西投手「4年間、ずっと一緒にいた印象があります。自分が言うのも何ですが、入学当初はプロに行ける選手とは思わなかったですね。1、2年は試合にもほとんど出ていなかったので。ただ、試合に出るようになってから、ガラッと変わりましたね。特に逆方向の打球がすごかったですね。」

ーそして、東京ヤクルトスワローズで、2020年からプレーされることになります。2年目からコンスタントに30試合投げて大活躍していますが、今までで思い出に残る試合を教えてください。

大西投手「初登板の時（2024年6月21日 vs中日ドラゴンズ戦）ですね。全然通用しないなと思いましたね。」

ー1回無失点に抑えたのにですか？

大西投手「そうですね。大学時代までは抜きどころを考えて投げることができたのですが、プロでは一球一球を全力で行かないと打たれるということが分かりました。実力不足を痛感しましたね。このままでは駄目だと体感した1試合でした。」

ー今年、キャリアハイと言っても過言でない9勝、23ホールドを記録されました。これだけの成績を収められた要因を教えてください。

大西投手「今年引退された青木（宣親）さんにヨガ教室を教えていただいて。去年の11月から通っているんですが、その効果が出ているのだと思います。」

ーヨガですか！？

大西投手「そうですね。動きが連動し始めたと言いますか、ヨガのおかげで新しい変化球にも挑戦できたりしたので。」

ー野球選手でヨガをされている方、初めてお会いしました。

大西投手「そうですか！？最近、されている方多いですよ。僕が通っている所でも他球団の選手いらっしゃいます。」

ーそうなんですね。奈良で野球を頑張る子どもたちに伝えておきます！今年から同じ奈良県出身の宮川哲投手が加入されましたね。

大西投手「学年は2つ上になるのですが、プロに入ったのは同じ年で。キャンプの時から仲良くさせてもらいました。」

ーお二人ともの来年の活躍を期待しております。それでは最後に奈良県の方々へメッセージをお願いします。

大西投手「奈良で育ったので、もっともっと恩返ししたいと思います。応援よろしくお願いします。」