野球
2024/11/18 18:01
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)

【中日ドラゴンズ】「智辯学園卒業後に野球を辞めるつもりでした」 「奈良県出身」「センバツ優勝メンバー」福元悠真が語るプロ野球への道

奈良県出身の中日ドラゴンズの福元悠真選手が、高校時代やプロ入りまでの道のりを語る。

智辯学園時代の思い出、大学での決意、そしてプロでの挑戦など、貴重なエピソード満載。


『奈良葛城ボーイズ/JFK』時代の思い出

【中日ドラゴンズ】「智辯学園卒業後に野球を辞めるつもりでした」 「奈良県出身」「センバツ優勝メンバー」福元悠真が語るプロ野球への道

©中日ドラゴンズ

ー野球を始めたきっかけは?

福元選手「小学校の時に野球をしていた先輩に誘われて始めました。」

ー最初から『奈良葛城ボーイズ/JFK』でプレーされていたのですか?

福元選手「軟式野球を初めて1年で硬式に転向しました。当時、父親に急に『奈良葛城ボーイズに行くぞ!』と言われ、体験入部かと思いきや、即入部ということでしたね。自分の意志はなかったです笑。」

ー中学まで『奈良葛城ボーイズ/JFK』でプレーされるわけですが、当時の思い出を教えてください。

福元選手「全国大会に行ったことより、小中ともきつかった思い出しかないですね。当時は、公式戦で負けると素振り1000本や、200本ダッシュ、11月11日には素振りを1111本したとか練習がきつかった思い出がありますね。」

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ーこの時にのちに一緒にプロ入りする(2022年ドラフト)、松本竜也投手(広島)、野口智哉選手(オリックス)と同じ学年でプレーしました。当時のお二人はどうでしたか?

福元選手「松本は当時どんな感じ…。難しいですね…。今より細かったかなという感じですね笑。野口は当時は身長は高かったのですが、きゃしゃでした。絶対スタメンで出ている選手でもなかったです。高校、大学で体も大きくなり、活躍していていったのですごいですよね。」

『奈良葛城ボーイズ/JFK』2021プロ野球ドラフト指名選手激励会の様子

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智辯学園時代に残っている一番の思い出はセンバツ優勝ではなく…

ー高校は智辯学園に進学されました。智辯学園を選んだ理由を教えてください。

福元選手「最初は別の高校を希望していました。そこに入学するのがかなわずだったので『奈良県で甲子園を目指す』という目標に変えて、智辯学園に進学しました。」

ー智辯学園に進学していなかったら、センバツ優勝もなかったかもしれないということですね。

福元選手「そうですよね。あの優勝がなかったら、今どこで何をしているかも、わからなかったかもしれないですよね笑。」

ー高校時代に一番思い出に残っている試合を教えてください。

福元選手「センバツ優勝も思い出に残っていますが、キャプテンとしてチームを率いて挑んだ3年夏の県大会準決勝で天理高校(7-8)に負けたことですかね。悔いが残っていますね。あの試合は。」

ー今年、あの試合でも投げた1つ下の後輩の伊原投手(阪神ドラフト1位)がプロ入りを果たしましたね。

福元選手「高校時代からずっと良かったですからね。大学、社会人を経てドラフト1位ですから。僕と喋ってくれるのかなと思いますね笑。」

ー話してくれると思いますよ笑。高校時代に対戦して、この選手は凄かった!と言う人を1人教えてください。

福元選手「ん~、誰ですかね。村上さん(現阪神)もすごかったですが、自チームだったので、それでは面白くないのでね…。1人挙げるなら、河野竜生投手(鳴門高校、現北海道日本ハムファイターズ)ですね。何度か高校時代に対戦しましたが、真っすぐのキレや変化球の精度がよかったですね。ほとんど抑えられていました。」

手術を経て完全復活へ

【中日ドラゴンズ】「智辯学園卒業後に野球を辞めるつもりでした」 「奈良県出身」「センバツ優勝メンバー」福元悠真が語るプロ野球への道

大阪商業大学時代の福元選手

ーそして、大阪商業大学に進学し、中日ドラゴンズに入団したわけですが、ドラフトで名前が呼ばれた時はいかがでしたか?

福元選手「うれしい気持ちもありましたが、逆にどこまでプロでできるかという気持ちもありました。実はこのタイミングで選ばれなかったら、野球を辞めようと思っていました。」

ーえ?大商大時代にあれだけ活躍されていたのにですか?

福元選手「はい、高校時代も2年時に周りに『大学では野球をしません。」と宣言しているんです。親にも高校入る前に『高校野球で完全燃焼してくる!』と告げて、入学しているので。気づいたら今でもまだ野球していますね笑。」

ーセンバツ優勝メンバーでも野球辞めるおつもりだったんですね。

福元選手「そうですね。本当にここまで良い縁があり、今でも野球ができています。」

ーそして、ケガもあり、最近はリハビリ生活されていると聞きました。ケガの具合はいかがですか?(2023年11月に「右肩鏡視下関節唇形成術」)

福元選手「今年もなかなかケガの状態がよくならなくて。ただ、最近状態が上がってきているので、2月のキャンプで勝負できるようになるように、1日1日を過ごしています。」

ー高校時代の福元選手を知っている奈良の方々は復活を期待しています!最後に奈良の方々にメッセージをください!

福元選手「2月のキャンプにはフル回転でプレーできるように状態を整えていきます。開幕戦でスタメンを勝ち取るために全集中で頑張ります。」

中日ドラゴンズ・福元悠真選手プロフィール

●生年月日
1999年12月1日

●出身地
奈良県明日香村

●ポジション
外野手

●経歴
中学:奈良葛城ボーイズ/JFK
高校:智辯学園
大学:大阪商業大学
プロ:中日ドラゴンズ(2021年ドラフト6位)

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