2024/09/30 11:45
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)
奈良の「強肩ショート」の素顔をお届け 奈良大付属・岸本佑也選手インタビュー【プロ野球ドラフト2024】
2024年10月24日(木)に「2024年プロ野球ドラフト会議」が開催される。
奈良県出身、ゆかりのある選手をご紹介するこの企画。
今回は奈良県橿原市出身の岸本佑也選手(奈良大付属)のインタビュー、プロフィールをお届け。
ドラフト候補の高校生ショート!奈良大付属の岸本選手の素顔に迫る
キャッチャーからショートへ!岸本選手の野球人生の転機
ー野球を始めたきっかけを教えてください。
岸本選手「3つ上の兄が野球をやっていて、その影響で始めました。」
ーその時のポジションは?
岸本選手「最初は外野でしたが、本格的に野球をするようになってからはキャッチャーをしていましたね。」
ー当時の岸本選手は、今の自分から見てどういった選手でしたか?
岸本選手「小学校の時は『自分で成り立っているチーム』と思っていましたね笑。我が強かったと思います。」
ー岸本選手といえばショートと投手の二刀流というイメージがあります。それぞれのポジションいつ始めたのですか?
岸本選手「ショートは中学1年生の途中からです。体が小さかったので、ここでキャッチャーからショートにポジションを移りましたね。本格的に投手をやり始めたのは、高校2年生の秋からです。」
ー奈良大学附属高等学校を選ばれた理由を教えてください。
岸本選手「寮が嫌で、実家の橿原から通えて、野球が強い学校を探していました。中学時代の監督さんからも勧められて、奈良大学附属を選びました。」
あと一歩届かなかった甲子園
ー高校時代振り返って、どういった3年間でしたか?
岸本選手「3年の夏の大会が来る前まで大変でした。悔しい経験もたくさんしました。その思いを最後ぶつけたのですが…。ただ、後悔はないですね。」
ーその最後というのは夏の大会の決勝戦ですよね(4-5 vs智辯学園)。
岸本選手「悔しすぎて、試合の振り返り動画を観ることができなかったですね。」
2年生秋の報徳学園戦のあの場面、もし打っていれば…
ー他に高校時代、思い出に残っている試合を教えてください。
岸本選手「高校2年生の夏の天理戦です(14-15)。8回から登板したのですが、打たれてしまい、逆転されてしまって…。その悔しさを晴らそうとチーム一丸になり練習し、秋の大会で天理さんに勝ったのは覚えていますね。」
ー私から1つ聞いてみたい試合があります。悔しい試合かと思いますが、2023年の秋季近畿大会1回戦の報徳学園戦を振り返ってみていかがですか(0-2)?
岸本選手「9回2アウト1、3塁の場面ですよね。結果は四球だったのですが、実は2球目、打てた球でした。あれを打っておけばという後悔が残っています。」
ー今取り組んでいることを教えてください。
岸本選手「体を休ませながら、後輩たちの試合の手伝いをしていました。練習試合の審判していました。9月からまた後輩たちと一緒に練習させてもらっています。」
ーご自身で、プロ注目と言われ始めたと思う試合を教えてください。
岸本選手「春の帝塚山戦(8-0)でホームランを打った動画がネットで拡散されて、そこから一気に注目されてきたと思います。」
高校で取り戻した強肩
ー今年、高校生のショートの選手の多くがプロ志望届を出している印象あります。岸本選手がこれは誰にも負けない!と思うこと教えてください。
岸本選手「送球です。特に肩の強さは誰にも負けない自信があります。」
ーもともと地肩は強かったのですか?
岸本選手「そうですね。小学校の時に肩が強くてキャッチャーやっていましたが、中学に入ると体が小さくて、他の選手に肩の強さを追い抜かれてしまって…。ただ、高校1年生の時にこれといって、何かしたわけではないのですが、急に体が大きくなり、そこから肩も強くなりましたね。」
奈良県民全員から愛される選手へ
ーショートと投手、このまま二刀流を続けていきたいですか?
岸本選手「どちらも続けたいですが、今はショートの方をもっとうまくなりたいと思う気持ちの方が強いですね。」
ーそれでは応援してくださった方々にメッセージをお願いします。
岸本選手「今後も、奈良大付属の選手として、恥ずかしくないプレーや行動をしていきたいと思います。あとは奈良県の方々、全員から応援されるような選手になりたいと思います。」
奈良大付属の先輩、木村光投手(現ソフトバンクホークス)とは、奇しくも同じ橿原磯城リトルシニア出身。
大先輩の背中を追って、プロ入りを目指す。
プロフィール
●名前
岸本佑也
●出身地
奈良県橿原市
●生年月日
2007年1月30日
●身長
180cm
●体重
75kg
●ポジション
遊撃手兼投手
●利き腕
右投右打
●経歴
・中学
橿原磯城リトルシニア
・高校
奈良大学附属高等学校