野球
2024/09/23 07:00
ぱーぷる編集部(喜畑恵太)

【ドラフト2024】「奈良県立登美ケ丘高校」の星!三菱重工Westの鷲尾昂哉投手インタビュー

2024年10月24日(木)に「2024年プロ野球ドラフト会議」が開催される。

奈良県出身、ゆかりのある選手をご紹介するこの企画。

今回は奈良県奈良市出身の鷲尾昂哉投手(三菱重工West)のインタビュー、プロフィールをお届け。


高校時代を語る!智辯学園戦での激闘とは?


【ドラフト2024】「奈良県立登美ケ丘高校」の星!三菱重工Westの鷲尾昂哉投手インタビュー

ー本日はよろしくお願いいたします。まずは野球を始めたきっかけを教えてください。

鷲尾投手「兄2人が野球をしていて、その付き添いでチームに行ったのがきっかけです。みんなが練習している横で、大人の方とキャッチボールしていましたね。」

ー当時からピッチャーをされていたのですか?

鷲尾投手「いえ、小学生の時はピッチャーはやっていなかったです。主にショートを守っていました。案外、運動神経がよかったので(笑)。」

ー中学まで軟式をされていたそうで。

鷲尾投手「そうですね。高校から硬式に転向しました。」

ー鷲尾投手は今は閉校してしまった奈良県立登美ケ丘高等学校出身です。当時の思い出を教えてください。

鷲尾投手「2年生の夏の大会です。相手は智辯学園さんでした。コールド負け(0-8)でしたが、3回1/3を無失点で抑えたのが一番記憶に残っています。」

ーどうでしたか、智辯学園打線は。

鷲尾投手「結構、名だたるメンバーがいて(現中日の福元悠真選手や、のちにU-18日本代表に選ばれる現パナソニックの坂下翔馬選手など)、怖さはありました。ただ、点差があり、気持ちに余裕があったので、思い切り投げられました。」

決め球フォークは大学4年秋から!?


【ドラフト2024】「奈良県立登美ケ丘高校」の星!三菱重工Westの鷲尾昂哉投手インタビュー

ー関西大学に進学することになります。関西大学進学は野球推薦とかでなく受験で入られたということですか?

鷲尾投手「指定校推薦で入学しました。真ん中の兄が平城高校から関西大学で野球をしていたのですが、兄が関西大学の投手コーチに僕を推薦してくれて。コーチにお誘いいただき、関西大学進学を決意しました。」

ーここでもお兄さんに導かれてという形ですね。

鷲尾投手「そうですね。特に真ん中の兄には感謝しかないです。高校3年生の時に投げられない時期があり、そこで悩んでしまって。『野球から離れたい』と思ったこともありましたが、兄が繋いでくれたこともあり、今があると思います。」

ー大学4年の時には「プロ野球志望届」を提出されませんでした。なぜですか?

鷲尾投手「プロに行くなら4年生の春までに結果を出さないと駄目だと思うのですが、僕はそこまで活躍していなくて。また、早瀬監督からも『プロに行くなら長く活躍するのが重要。』と教わったこともあり、まだ早いかなと思い、当時は志望届を出さなかったです。」

ー鷲尾投手のフォークがあれば、プロでも活躍できると私は思っていました。

鷲尾投手「実はフォークを投げ始めたのは大学4年生の秋からです。それまでは、チェンジアップをよく投げていたのですが、球速が速くなるにつれて、指をかけて投げるフォークの方が合うと思ったので、投げてみようと思ったんです。フォークを投げ始めてまだ2年しか経っていないんですよね。」

ーそうなんですね。鷲尾投手の決め球って大学4年生の秋に生まれたものなんですね。

都市対抗での好投も…成長途中の鷲尾投手


ーどうですか。三菱重工Westで2年活躍され、今年プロ解禁年となりました。思い描いていた投手に近づいてきましたか?

鷲尾投手「現在、困難にぶち当たっている所ですけれど、これを乗り越えたら理想の投手にかなり近づけると思います。」

ーそうなんですね。今年の都市対抗でも完璧に抑えていましたよね(2試合で3回2/3 無失点)。

鷲尾投手「あの時も納得いっていなくて…。あの舞台だからこそ、腕を思いきり振って投げられたのですが、たまたまの要素が強くて。まだ状態が上がってこなくて、もがき続けている日々です。」

奈良県立登美ケ丘高校の名を永遠に


【ドラフト2024】「奈良県立登美ケ丘高校」の星!三菱重工Westの鷲尾昂哉投手インタビュー

ーそれでは地元奈良県についてお聞きします。鷲尾投手にとって奈良県とは?

鷲尾投手「大学の時も、奈良の実家から通っていたのでまさに地元なのですが、治安がよく住みやすいですし、大阪まで電車ですぐに行けるので便利な所です。野球で言えば、プロアマ問わず奈良で野球をされていた方々が活躍しているので、レベルが高いと思います。」

ー奈良で野球をしていて、すごいと思った選手はいますか?

鷲尾投手「小学生の時はのちに大阪桐蔭に進学する井阪太一選手が、体も大きくてすごいバッターでしたね。あとは伊原陵人投手(現NTT西日本)とはよく対戦しましたね。中学の軟式時代にはよく負けていました(笑)。高校時代は投げ合いはなかったですが、今もNTT西日本さんとよく当たりますし、奈良の時代からお互いを知る仲ですね。」

ー子どもの時によく遊んでいた場所を教えてください。

鷲尾投手「平城東中学校時代にイオンモール高の原に行き、メダルゲームをよくやっていましたね。練習終わりに毎日のように行っていましたね。」

ーそれでは最後に奈良の方々にメッセージをお願いします。

鷲尾投手「奈良県出身の選手ということをどれだけの方に知っていただいているか分かりませんが、これからもっと活躍して、今はなくなってしまった登美ケ丘高校の名を、みなさんの記憶にずっと残るように自分が活躍したいと思います。」

プロフィール


【ドラフト2024】「奈良県立登美ケ丘高校」の星!三菱重工Westの鷲尾昂哉投手インタビュー

●鷲尾昂哉(わしお こうや)投手
・生年月日
2000年5月21日

・身長
185cm

・体重
80kg

・出身地
奈良県

・投打
右投左打

・経歴
高校: 登美ケ丘高等学校
大学: 関西大学
社会人: 三菱重工West

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