2024/09/18 07:00
ぱーぷる編集部
【奈良県立美術館】関西初開催!美しく怖くて愉快な「エドワード・ゴーリー」の世界に浸ろう
奈良県奈良市の『奈良県立美術館』にて、特別展「エドワード・ゴーリーを巡る旅 ―美しく怖くて愉快、現代を生きる大人のためのおとぎ話」を2024年9月14日(土)~11月10日(日)の期間、開催する。
『狂瀾怒濤:あるいは、ブラックドール騒動』1986年 挿絵・原画 ペン、インク、紙 ©2022 The Edward Gorey Charitable Trust
不思議な世界観と、モノトーンの緻密な線描で、世界中に熱狂的なファンをもつ絵本作家エドワード・ゴーリー(Edward Gorey, 1925-2000)。
近年、日本でも『うろんな客』『不幸な子供』などの絵本が次々と紹介されてきた。
ゴーリーは、自身がテキストとイラストの両方を手がけた主著(Primary Books)以外にも、挿絵、舞台と衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターなどに多彩な才能を発揮。
『うろんな客』 1955年頃 挿絵・原画 ペン、インク、紙 ©2022 The Edward Gorey Charitable Trust
今回の展覧会は、そんなゴーリーの終の棲家に作られた記念館・ゴーリーハウスで開催されてきた企画展から、「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマを軸に約250点の作品・資料で再構成。
アメリカ東海岸の半島に残る古い邸宅へと旅をするように、達観したクールな死生観を持つ謎めいた作品との邂逅を楽しもう。
『蒼い時』 1974年 挿絵・原画 ペン、インク、紙 ©2022 The Edward Gorey Charitable Trust
関西初のゴーリー展
『ジャンブリーズ』 1967年 挿絵・原画 ペン、インク、紙 ©2022 The Edward Gorey Charitable Trust
日本でのエドワード・ゴーリーに関する展覧会は、2016年から2019年の巡回展「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」以来。
本展は、昨年度から渋谷区立松濤美術館を皮切りに始まった全国巡回展であり、関西では初開催!
また、奈良県立美術館オリジナルで、関連展示「エドワード・ゴーリーと日本文化-20世紀アメリカの眼-」を同時開催。日本文化への造詣が深かったといわれるゴーリーの眼を通して、日本文化を再発見する意欲的な試みで、こちらも必見。
会期中のイベント
◆講演会 「西洋美術史からみたエドワード・ゴーリー」
講師:三浦篤氏[東京大学名誉教授・大原美術館館長]
日時:10月5日(土) 14:00~15:30(13:30受付開始)
会場:1Fレクチャールーム(定員60名、事前申込制・先着順)
※申込受付終了
※インターネットでの配信とアーカイブ配信を予定
◆親子鑑賞ツアー「0歳からの家族鑑賞ツアー」
講師:冨田めぐみ氏[NPO法人赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会代表理事]
日時:10月13日(日) 1 回目:9:15~10:30(9:00 受付開始)2回目:10:45~12:00(10:30受付開始)
会場:1Fレクチャールーム/展示室(各回定員10組、事前申込制・先着順)
対象:0歳児~とその家族(保護者、きょうだい)
◆美術講座「対話型鑑賞ワークショップ」
講師:山本雅美[奈良県立美術館学芸課長]
日時:10月26日(土)14:00~15:30(13:30受付開始)
会場:1Fレクチャールーム(定員15名、事前申込制・先着順)
※申込受付終了
◆担当学芸員によるスライド/ギャラリー・トーク
講師:村上かれん[担当学芸員]
日時:9月21日(土)・11月2日(土) 14:00~15:00(13:30受付開始)
会場:1Fレクチャールーム/展示室
※スライド/ギャラリー・トークは事前予約不要
開催概要
●イベント名
特別展 エドワード・ゴーリーを巡る旅
●開催期間
2024年9月14日(土)~11月10日(日)
●開催場所
奈良県立美術館(奈良県奈良市登大路町 10-6)
●開館時間
9:00~17:00 ※入館は16:30まで
●休館日
9月17日(火)、9月24日(火)、9月30日(月)、10月7日(月)、10月15日(火)、10月21日(月)
●観覧料金
一般1,200円、高校・大学生1,000円、小・中学生800円