2024/07/15 12:00
ぱーぷる編集部
【入之波温泉山鳩湯】源泉100%掛け流しの「奥吉野」の名湯が自慢の温泉宿【奈良のホテル・旅館特集2024】
奈良県吉野郡川上村にある昭和48年創業の『入之波温泉山鳩湯(しおのはおんせんやまばとゆ)』。
「大迫ダム」に向かって山の斜面に沿って建つ建物は、奥吉野の自然に囲まれ、「これぞ秘境の温泉宿」といった風情たっぷり。
温泉は日帰りでも利用できるが、せっかくなら宿泊して大自然と名湯とおいしい料理を思い切り堪能したい。
温泉通もうなる全国でも珍しい炭酸泉
「入之波温泉」は、歴史は古く、平安時代までさかのぼる。薬湯として知られ、江戸時代には湯治に訪れる人も多かったそう。
その後、昭和48年に大迫ダムが完成した際にダム湖に沈んでしまったが、ハトの谷を150mまでボーリングしたところ含炭酸重曹泉、神経痛などによく効く全国でも珍しい炭酸泉が湧き出てきたため、「山鳩湯」が営業を始めて復活した。
山鳩湯は全国的にも珍しい毎分500L自噴している自家源泉があり、加水なしの源泉100%掛け流しの贅沢な温泉を堪能できるとあって、全国の温泉通の間でも人気が高い。
総杉丸太造りの大浴場は、溢れ出た湯の析出物が固まり、まるで陶器の浴槽のよう。
巨大ケヤキで作った丸太風呂の露天風呂は渓谷がパノラマのように一望でき、その開放感たるや、日々の疲れがすべて流れていくのを感じられよう。
温泉を堪能した後は、山の食事を満喫!
お食事処は自然に囲まれて開放感たっぷり!
大自然を眺めながら自然の恵みをいただく贅沢。新鮮な川魚や山菜、野菜などを使った季節の料理を味わおう。
シンプルな和室でくつろぎのひとときを
客室はシンプルで落ち着く和室。トイレは部屋の外にある共有トイレを利用。
シティホテルのようにすべてが揃って便利とはいえないが、山の中の温泉宿ならではの風情が存分に味わえる。
客室からもダム湖や山々の景観を楽しむことができるので、自然の一部になった気持ちでゆったり過ごそう。
宿の基本情報
●名称
入之波温泉 山鳩湯
●住所
奈良県吉野郡川上村入之波391
●電話番号
0746-54-0262
※取材時の情報です。