2024/04/16 12:00
ぱーぷる編集部
奈良県内屈指の「藤」の名所!多様な色彩で楽しませてくれる「春日大社 萬葉植物園」
奈良県奈良市、萬葉集にゆかりの深い春日野の地で、萬葉集に詠まれた約300種の植物を植栽する春日大社の「萬葉植物園(まんようしょくぶつえん)」。
約3ヘクタールの園内は萬葉園・五穀の里・藤の園で構成されており、特に「藤の園」は奈良きっての藤の名所として知られている。
萬葉植物園の藤は品種も豊富で、その数20品種、約200本。
香りの強い中国の『麝香藤(じゃこうふじ)』や濃いピンク色の『昭和紅藤』など珍しい品種もあり、よく見られる紫色だけでなく、白やピンクと、多様な色彩で楽しませてくれる。
見せ方にもこだわりがあり、「立ち木造」という特徴的な形式になっている。一般的な藤棚のように見上げるのではなく、目線で花を観賞できるようになっているため、藤の花に囲まれて、香りも楽しみながら存分に花を堪能できる。品種によっては地面につきそうなほど長く垂れ下がっているものもあり、藤と並んで写真を撮ることができるのもポイント。
春の色彩と香りを楽しめる萬葉植物園は癒しスポットとしてもおすすめ。萬葉の昔に思いを馳せながら、ゆっくり園内を散策しよう。
2024年の見頃はいつ?
萬葉植物園の藤は一斉に咲きそろうことはなく、早咲きが咲き始めてから遅咲きが咲き終わるまで約2週間ほど楽しめる。
昨年は桜をはじめ花の開花が例年より早く、萬葉植物園の藤も見頃が早かったが、2024年は例年通り、4月下旬頃から5月上旬頃が見頃と予測されている。
ゴールデンウィーク中は来園者が集中することが予想されるため、平日の来園がおすすめ。
藤の品種や開花状況は萬葉植物園のホームページで確認できるので、おでかけ前にチェックしよう。