子どもの教育イベント
2024/03/11 09:00
ぱーぷる編集部

「オリジナルソングをつくって歌おう」「撮影・編集をして映像を作成」や「らくがきがアートになる瞬間を体験」などを子どもたちが学ぶ『ジュニア・コトクリエカレッジ(アート)』開催レポート

「オリジナルソングをつくって歌おう」「撮影・編集をして映像を作成」や「らくがきがアートになる瞬間を体験」などを子どもたちが学ぶ『ジュニア・コトクリエカレッジ(アート)』開催レポート

大和ハウスグループ「 みらい価値共創センター コトクリエ(主催、所在地:奈良市)」にて、小学4年生、5年生、6年生を対象にした「ジュニア・コトクリエカレッジ(アート)」が2023年12月2日(土)から2024年2月18日(日)の期間、全3回のプログラムで開催されました。

ジュニア・コトクリエカレッジは、子どもたちが「好き」と向き合い、未来を切り拓く5つの教養をテーマに、地域や地球の様々な課題を理解し、生き抜く力のヒントを新しい仲間と身につけてほしいという想いで企画されています。

本記事では、全3回に渡って行われた「ジュニア・コトクリエカレッジ(アート)」での取り組みを紹介します。


第1回「歌詞やメロディーを 作って自分を 表現してみよう!」

「オリジナルソングをつくって歌おう」「撮影・編集をして映像を作成」や「らくがきがアートになる瞬間を体験」などを子どもたちが学ぶ『ジュニア・コトクリエカレッジ(アート)』開催レポート

第1回目の講師は、『シンガーソングライター』の寺前 未来さんが務めました。

家族やお世話になっている人に感謝の気持ちや、思っている事を言葉にして伝えるのは恥ずかしくて言いにくいものです。
しかし、その気持ちは音楽と相性ぴったりです。
好きなことや好きな人をイメージして作詞を行い、自分だけのオリジナルソングを一緒に作りました。

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まずは、歌詞の作り方について説明や、作詞する時に大切にすることについてお話しをしてもらいました。
そして、参加者には誰に聞いてほしいか、どんな想いを伝えたいかを考えてもらいました。

誰ひとり、同じ感覚の人はおらず、自分の気持ちや感覚を信じる事が重要です。
心の中にあるものに向き合い表現することの大切さを学びました。

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講師がギターで奏でたメロディーを録音しました。
このメロディーに自分の言葉を乗せて自分だけのオリジナルソングを作成します。

大人でも難しいと感じるような内容にチャレンジしている子どもたち。
その真剣さは、オリジナルソングで伝えたい人への気持ちの強さを感じます。

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次に作詞をしてもらいました。
参加者には自由な発想でアイデアを出してもらうため、施設の好きなところで作詞作業をしてもらいました。

立ちながらカウンターで作業する人、ヨギボーに座り作業する人、大きな窓の前で外を眺めながら作業する人、一番自分に合った環境でリラックスしながら作業をすることで、自分の想いと向き合うことに集中できます。

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参加者の作業の進捗をみて、「初芽グループ」「つぼみグループ」「お花グループ」の3グループに分けました。
講師にアドバイスをもらったり、歌詞をグループ内で発表しました。
良いところをフィードバックしたり相談したりしながら歌詞を完成させました。

講師の曲に乗せて、自分で書いた歌詞を歌いオリジナルソングを一人ずつ録音をしました。


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最後に『シンガーソングライター』の寺前 未来さんに今日の統括をしていただきました。

普段思っていても言葉にできない事、ポジティブな「ありがとう」や「好き」を伝える恥ずかしさや、嫌な事があって「疲れたな」と思うことがあっても、音楽を使う事で想いを伝えたり、吐き出すことができます。

今回、想いを「曲」というカタチにした時に心がどう動いたかをを覚えて、自分の気持ちを信じてほしいと願ってます。とメッセージをいただきました。

第2回「身近にあるモノを 映像で撮影して自分 を表現してみよう!」

第2回目の講師は、『株式会社森脇ビデオ企画 』代表取締役の森脇 正文さんが務めました。

映像製作のプロから「監督、撮影、脚本、ナレーション、編集」の方法やテクニックを学び、iPadを使用してコトクリエの紹介動画を作成しました。

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まず初めに、映像製作の目的やポイントについて講師からお話しをして頂きました。
映像製作に取り組む前に「何のために製作をするのか」、「誰に見てほしいのか」、「観た人にどのように感じてほしいか」を考える大切さを学びました。

使用するiPadやアプリの使い方を教わり、撮影や編集等の気を付けるポイントとテクニックを教えてもらいました。


映像制作には「監督、撮影者、脚本家、ナレーター、編集者」が必要不可欠です。今回製作する動画は1分間のショートムービーの為、役割分担は慎重に決めておく必要があります。
自分がしたい役割や、得意だと思う役割をグループで話し合って決めてもらいました。

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次に、参加者にコトクリエの魅力を知ってもらいました。
コトクリエは場所ごとに名前が付けられており、意味が込められています。
大きく分けて「風のゾーン」「太陽のゾーン」「水のゾーン」の3エリアがあります。
そのエリアごとに素敵な場所が多くあります。
グループで魅力的だと感じた場所を3か所に絞り、どの順番で撮影するか決めてもらいました。

参加者が実際に撮影している場所を一部ご紹介。

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教室を抜けて向かったのは”水のゾーン”にある「千洲の間」です。
参加者たちは、「千洲の間」に向かいながら、どのように撮影するか意見を出し合っていました。

水景と四季の移り変わりを楽しむことが出来る景色に目を輝かせながら、この綺麗な景色をどの様に映像に残し、伝えるかを試行錯誤していました。

撮影が終えたら、角度や映り方、カメラを動かすスピード等、みんなで問題ないかチェックをしました。

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次に向かったのは”水のゾーン”にある「丹生庵」でした。
この部屋は東大寺や春日大社、生駒山から若草山まで、広大な景色を一望できるパノラマがあるのが魅力です。

先ほどの部屋とは違い、広い景色を短い時間でどのように撮影しナレーションするか悩んでいました。

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次は撮影した動画を繋げたり、音楽を入れたりする動画編集とナレーションを入れる作業を行います。

伝えたい魅力や感じてほしい事は、この作業によって大きく変わります。
どの順番で映像を流すべきか、どんな音楽が良いか、どのような言葉使いが良いかをグループで意見を出し合い協力し合って1つの映像を製作しました。

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各グループで製作した映像とこだわりポイントを発表しました。
それぞれ違ったカメラワーク、ナレーション、音楽の映像で個性豊かで素敵な映像ができあがっていました。

同じ場所を撮影していても、カメラワークや音楽が変わるだけで印象が大きく異なる事を学びました。

最後に『株式会社森脇ビデオ企画 』代表取締役の森脇 正文さんから、今日の総括がありました。

誰に何を伝えたいかを考えることは映像制作だけでなく、普段の生活の中でもとても大事なことだという事を説明していただきました。
そして、今日製作した映像はどのグループも異なっていましたが、これが個性でり、素敵な事だというメッセージをいただきました。

制作した動画をご紹介!!

参加者が制作した「コトクリエ紹介動画」を公開。
2時間という短い時間にもかかわらず、初めての映像制作とは思えない素敵な動画が出来上がりました。
是非、ご覧ください。

A班

B班

C班

D班

E班

第3回「 ”らくがおバトル” で 自分を表現して みよう!」

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第3回目の講師は、『アトリエ e.f.t. 』代表の吉田田 タカシさんが務めました。

顔のイラストに落書きをして、面白さやアイデアなどを競う「らくがおバトル」を開催しました。
普段なら落書きするなんて絶対ダメ!と言われます。
しかし、 この日だけは特別に思い切り落書きをしてもらいました。

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まず初めに、一人一枚、教科書の一部のような「らくがお用紙」に自由に落書きをしてもらいました。

学校で教科書に落書きをすると怒られますが、今日は特別に描けば描くほど「いいね!」とほめてもらえます。

完成した落書きは、どんなイメージで描いたのかを聞いて、みんなにシェアしました。
「なんじゃこりゃ!?」と驚くような絵は、ただの落書きではなく、アートだという事をお話しいただきました。

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次はグループで大きな絵に落書きをしてもらいます。
ただ単に落書きをするのではなく、1グループで2つキーワードが書いたクジを引いてもらい、そのキーワードをもとに落書きをしてもらいます。



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子どもたちは巨大ならくがお用紙に目を輝かせていました。
直観を信じて描き出すグループと念入りに打合せをしてから描き出すグループの2つにわかれました。

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描き始めるとペンが止まらない子どもたち。

どんなふうに描けば面白いか、何色が良いか、もっと面白くならないか、意見を出し合って”らくがお”を完成させました。

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完成した”らくがお”をホワイトボードに貼り、こだわりポイントや絵の特徴を各グルー代表者1人に発表をしてもらい、みんなに込められた思いをシェアました。

どれも個性豊かな”らくがお”ですが、それぞれに意味があります。
他のグループの発表を聞いて、人それぞれが持っている個性や考え方を知る事、受け入れる事の大切さを学びました。

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次に各グループの”らくがお”でバトルをしました。
AIに画像を分析してもらいます。
「おもしろ、ていねい、ぶっとび、かわいい」4つのポイントを採点してもらい、合計点数の高い”らくがお”が勝ちです。

自分たちが描いた落書きが戦っている映像を観て大盛り上がりでした。

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最後に『アトリエ e.f.t. 』代表の吉田田 タカシさんに総括をしてもらいました。

アートを創ると言えば壁が高く感じますが、落書きもアートの一つです。
学校で学ぶことは何か正解があるものが多いですが、正解を暗記するのではなく、自分たちの考えや技術で新たな物を生み出す事の楽しさを知ってもらいました。
また、そのクリエイティブな発想で人に笑顔や感動をあたえることが出来ることを学びました。

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全3回の講座を休むことなく受講した参加者には、「株式会社エヌ・アイ・プランニング」の椿野編集長より修了証書が授与されました。

椿野編集長から参加者たちにメッセージが送られ、参加者へは参加特典としてジュニア・コトクリエカレッジオリジナルバッチがプレゼントされました。

参加者は、喜びの表情を隠しきれない様子でした!

スマホへのインストールはこちらから

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